当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。
「Webテストは使い回しができるらしい」と聞いて、どのテストなら使えるのか、使っても大丈夫なのかが気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、提供会社の公式な説明で確かめられる使い回しの仕組みは、SPIのテストセンターの「前回結果送信」です。過去1年以内にテストセンターで受けた結果を、別の企業に送ることができます。
この記事を読むと、前回結果送信のルールと、送るか受け直すかを決める時の考え方が分かります。
Webテストの「使い回し」とは?
就活で言う「Webテストの使い回し」は、一度受けた結果を、別の企業の選考にも使うことです。公式の仕組みとして確かめられるのは、SPIのテストセンターで受けた結果を送る「前回結果送信」です。
『一度受けたテストを、何社にも使えたら楽なのに』と思いますよね。実はSPIのテストセンターには、そのための公式の仕組みがあるんです。
提供会社の就職準備応援サイトでは、前回結果送信を「過去1年以内に受検したSPIの結果を別の企業に再送信できる機能」と説明しています。もう一度会場に足を運ぶ必要がないので、受検者にとって便利な機能だとされています。
面接が始まる前の時期には、受検者の半数近くが前回結果送信を使っているとも説明されています。特別なことではなく、多くの就活生が使っている仕組みなんです。
使い回しができるのはどのテスト?
この記事で公式の説明を確かめられたのは、SPIのテストセンターの前回結果送信です。
| 受け方 | 結果を別の企業に送る仕組み |
|---|---|
| SPIのテストセンター(リアル会場・オンライン会場) | 前回結果送信がある |
| SPIのWEBテスティング | 受検を終えた時点で、その企業に結果が送られる |
| 他の提供会社のテスト | 受検案内や提供会社の説明で確かめる |
WEBテスティングは、受検を終えた時点でその企業に結果が送られる仕組みです。別の企業へ送り直す仕組みは、公式の案内では示されていません。
テストセンターそのものの予約や当日の流れは、SPIのテストセンターとは?予約から当日の流れ・オンライン会場で紹介しています。
「Webテストは使い回しできない」と言われるのはなぜ?
一方で、『Webテストは使い回しができない』という声もよく聞きますよね。
これは、自宅で受けるWebテストの多くが、その企業の受検案内から受けて、その企業に結果が届く形だからです。SPIのWEBテスティングも、受け終えた時点でその企業に結果が送られます。
つまり、使い回しができるかどうかは「どの形式で受けたか」で決まるんです。テストセンターで受けた結果だけが、別の企業にも送れる、と覚えておくと分かりやすいです。
使い回しは、自分が受けた結果を自分の選考に使う仕組みです。他の人に受けてもらった結果を使う替え玉受検や、回答を共有することは規約違反で、してはいけない行為です。
前回結果送信の仕組み
前回結果送信で送れるのは、最後に受けた最新の結果だけです。何回か受けた中から、手応えが良かった回を選ぶことはできません。
前回結果送信には、いくつか決まりがあります。提供会社のテストセンターFAQと就職準備応援サイトの説明を、表にまとめました。
| 決まり | 内容 |
|---|---|
| 送れる結果 | 過去1年以内にテストセンター(オンライン会場を含む)で受けた結果 |
| 選べる回 | 最新の結果だけ(それより前の結果は選べない) |
| 送り方 | 検査ごとに選べる(性格だけ、能力だけ、英語だけなど) |
| 有効期限 | 各検査とも、最後に受けてから1年間 |
| 企業への通知 | 新しく受けたか、前回の結果を送ったかは企業に通知されない |
| 取り消し | 一度送信の手続きを終えたら取り消せない |
| 自分の得点 | 受検者は自分の得点を知ることができない |

検査ごとに組み合わせられる
前回結果送信は、検査ごとに送るかどうかを選べます。例えば、性格検査は前回の結果を送り、能力検査は新しく受け直す、という組み合わせもできます。
送れる検査は、性格検査・能力検査・構造的把握力検査・英語能力検査です。前に受けた時に英語を受けていなかった場合は、英語だけ新しく受けることになります。
送るタイミングの決まり
会場で受けたあと、すぐに前回結果送信をすることもできます。ただし、リアル会場のパソコンでは送信の操作はできません。
また、テストセンターで欠席が2回になると、予約と前回結果送信ができなくなると案内されています。行けなくなった予約は、欠席にせず早めに取り消しておきましょう。
1度の受検依頼に対して受けられるのは1回だけです。同じ企業の依頼で、もう一度受け直すことはできません。
送る前に確かめること
一度送ると取り消せないので、送信の前に次の点を確かめておきましょう。
- 前回テストセンターで受けた日から1年以内か
- 送る企業が求めている検査(英語・構造的把握力の有無)を確かめたか
- 性格と能力のどちらを送り、どちらを受け直すか決めたか
- 送る企業名を間違えていないか
- 受け直す場合、締切までに予約が取れるか
送るか受け直すかの判断表
自分の得点は分からないので、手応えだけで判断すると迷い続けてしまいます。前に受けた時からどれだけ練習したか、締切まで余裕があるか、で決めるほうが迷いにくくなります。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
『前回の結果を送るべきか、受け直すべきか』は、多くの方が迷う所ですよね。そこで、状況ごとの考え方を表にしました。
どれを選んでも、それが正解とは限らないので、自分で決めるための目安として使ってください。
| 自分の状況 | 考えられる選び方 | 理由 |
|---|---|---|
| 前に受けてから、ほとんど練習していない | 前回の結果を送る | 受け直しても、大きく変わるとは限らない |
| 前に受けてから、苦手分野を集中して練習した | 締切に余裕があれば受け直す | 練習の成果を反映できる可能性がある |
| 締切が近く、会場の予約が取りにくい | 前回の結果を送る | 締切を過ぎるほうが困る |
| 志望度がとても高い企業 | 練習を積んでから受け直すことも考える | 最新の結果がこの先の送信にも使われる |
| 前回は英語を受けていない | 英語だけ新しく受け、他は送ることも考える | 検査ごとに組み合わせられる |

受け直すと「最新の結果」が入れ替わる
受け直した場合、送れる結果はその新しい回の結果になります。前の回のほうが良かったとしても、前の回には戻れません。
『受け直したら、前より悪くなるかも』と不安になるのは自然なことです。だからこそ、受け直すかどうかは、練習を積んだ実感がある時に決めるのがおすすめです。
例えばこんな場面
夏のインターンの選考でテストセンターを受けて、その後ほとんど練習していないまま、秋に別の企業の案内が届いた場合を考えてみます。
「受け直したほうがいいのかな」
「でも、その後ほとんど練習していないから、送っても同じかも」
こんな時は、前回の結果を送って、浮いた時間をESや面接の準備に回すという選び方もあります。
反対に、インターンの後に非言語を集中して練習してきたなら、締切に余裕のある企業で受け直してみるのも1つの方法です。
複数の企業の締切が同じ週に重なった時も、前回結果送信は助けになります。1社は前回の結果を送り、志望度の高い1社だけ練習してから受け直す、という使い分けもできます。
結果が分からない中でどう考える?
テストセンターの結果は、本人が見ることはできません。合否は、受検した企業に問い合わせることになります。
結果の分かり方や合否の連絡の考え方はWebテストの結果は分かる?点数・合否の連絡と問い合わせの考え方で、合格ラインの考え方はWebテストのボーダー(合格ライン)は何割?公表されない理由と考え方で紹介しています。
一人で判断していて迷いが続く時は、選考の進め方ごと誰かに相談するのも1つの方法です。大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、相談先はいくつかあります。
Webテストドットコム
Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか
Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。
無料就活支援サービスの使い方を見るWebテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。
Webテストの使い回しでよくある相談
使い回しについての相談で多いのは、何回か受けて良い回を選べるか、どのテストが対象か、インターンで受けた結果を本選考に使えるか、の3つです。
何回も受けて、一番手応えのいい結果を使える?
テストセンターで何回も受けて、一番手応えの良かった結果を使い回せるか、という相談です。
前回結果送信で送れるのは、最新の結果だけです。それより前の結果を選ぶことはできません。
また、受検者は自分の得点を知ることができないので、どの回が良かったかを確かめる方法もありません。何回も受けるより、練習してから受ける1回を大事にするほうが現実的です。
受け直すたびに最新の結果が入れ替わるので、「とりあえずもう1回」は避けて、練習の区切りがついた時に受けるようにしてみてください。
使い回しができるのは、どのテスト?
Webテストの使い回しができると聞いたが、どのテストが当てはまるのか、という相談です。
提供会社の公式な説明で確かめられるのは、SPIのテストセンターの前回結果送信です。SPIでも、自宅で受けるWEBテスティングは、受け終えた時点でその企業に結果が送られる仕組みです。
他の提供会社のテストについては、受検案内や提供会社の説明で確かめてみてください。自分の受けるテストがどの形式かは、SPIのWebテストとは?科目・受検方式・対策の進め方やWebテストの種類一覧|SPI・玉手箱・TG-WEBなどの違いと見分け方も参考になります。
インターンで受けた結果を、同じ企業の本選考で使い回したら危険?
インターンの選考で受けたWebテストの結果を、同じ企業の本選考で使い回すのは危険か、という相談です。
テストセンターの前回結果送信は、提供会社が用意している公式の仕組みです。使ったかどうかは企業に通知されないと案内されています。
ただ、本選考でWebテストを改めて受けるかどうか、どの形式で受けるかは企業が決めることです。本選考の受検案内をよく読み、テストセンターでの受検を求められているかを確かめてみてください。
よくある質問
Webテストの結果は使い回しできますか?
SPIのテストセンターで受けた結果は、過去1年以内のものなら前回結果送信で別の企業に送れます。他の形式は受検案内や提供会社の説明で確かめてください。
前回の結果を送ったことは企業に伝わりますか?
新しく受けたか、前回の結果を送ったかは企業に通知しないと、提供会社は案内しています。
前回結果送信は取り消せますか?
一度送信の手続きを終えると取り消せません。送る前に、送る企業と検査の組み合わせをよく確かめましょう。
WEBテスティングの結果は、別の企業に送れますか?
WEBテスティングは、受検を終えた時点でその企業に結果が送られる仕組みです。別の企業へ送り直す仕組みは、公式の案内では示されていません。
テストセンターの結果の有効期限はいつまでですか?
各検査とも、最後に受けてから1年間です。検査ごとに期限が決まるので、性格と能力で受けた時期が違えば期限も違います。
まとめ
- 公式の仕組みとして確かめられる使い回しは、SPIのテストセンターの前回結果送信
- 送れるのは過去1年以内の最新の結果だけで、良かった回を選ぶことはできない
- 検査ごとに送るかどうかを選べ、企業には送ったかどうかは通知されない
- 一度送ると取り消せず、欠席が2回になると前回結果送信ができなくなる
- 送るか受け直すかは、手応えより「その後の練習」と「締切の余裕」で決める
まずは前回テストセンターを受けた日を確かめて、1年以内かどうかを見てみましょう。うまく使えば、受検の負担をぐっと減らせます!





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