Webテストで落ちる理由と次に通るための見直しポイント

Webテストで落ちた原因の見当のつけ方と、次に通るための見直しポイントを紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。

Webテストで落ちたという連絡が来て、『何が悪かったんだろう』と落ち込んでいる方も多いはずです。理由が書かれていないと、次に何を直せばいいかも分かりませんよね。

結論から言うと、Webテストで落ちる理由は企業から知らされませんが、自分で見当をつけることはできます。原因を5つに分けて振り返れば、次の締切までに直す所が見えてきます。

この記事を読むと、落ちた原因の見当のつけ方と、原因ごとの見直しポイント、次の締切までの立て直し方が分かります。

目次

Webテストで落ちる理由は教えてもらえる?

先に結論

Webテストで落ちた理由は、企業からは知らされないのがふつうです。合格の基準も企業ごとに違い、公表されていません。だからこそ、自分で原因の見当をつける振り返りが役に立ちます。

SPIの提供会社は、合格基準は企業によってさまざまで、一律に何点以上という基準はないと説明しています。テストセンターでは、受検結果を本人に開示することもできません。

つまり、落ちた時に分かるのは「次に進めなかった」という結果だけなんです。点数も理由も分からないので、つらいですよね。

落ちたのは「能力が足りない」からとは限らない

ここで1つ知っておいてほしいことがあります。Webテストの結果は、ESや面接と合わせて見られることがあるんです。

SPIの提供会社は、SPIの結果が面接での人物理解の参考資料にも使われていると説明しています。厚生労働省も企業に向けて、適性検査の結果は適性の一面をつかむものにすぎないと示しています。

よく思い込みがちなこと実際のところ
落ちたのは点数が低かったから性格検査やESと合わせて判断されている場合もある
解き切れなかったから落ちた解き切れたかと合否の関係は公表されていない
ほかの人は通ったのに自分だけ落ちた企業が何を重く見ているかは人によって違う
もう自分はWebテストに向いていない形式や時間配分を直すと結果が変わることもある

『自分はダメなんだ』と思う必要はありません。振り返る材料を集めて、直せる所から直していきましょう。

ボーダーの考え方は、Webテストのボーダー(合格ライン)は何割?公表されない理由と考え方で紹介しています。

落ちた原因の見当をつける診断表

原因は5つに分けて考える

落ちた原因は、時間切れ、苦手分野、形式違いの対策、性格検査の答え方、ESの5つに分けて振り返ると、見当をつけやすくなります。当てはまる数が多い所から直しましょう。

ここがこの記事でいちばん大事なところです。

落ちた理由は分からなくても、「受けている時にどうだったか」は自分がいちばんよく知っていますよね。受けた直後の記憶を頼りに、下の表で当てはまるものに印をつけてみてください。

原因の候補こんなことがあったら当てはまる見直す所
時間切れ最後の方は時間が足りず、適当に選んだ問題があった時間配分と解く順番
苦手分野特定の分野(計算・長文・図形など)で手が止まった苦手な問題の型の練習
形式違いの対策練習した問題と、本番の問題の形が違った受ける形式の確かめ方
性格検査の答え方「企業が好きそうな答え」を考えながら答えたふだんの自分で答える段取り
ESの内容ESを急いで書いた、具体的な場面が少なかったESの書き方と、性格検査との整合
Webテストで落ちた原因を、時間切れ・苦手分野・形式違いの対策・性格検査の答え方・ESの5つに分けて見当をつける診断表の図解

印のつけ方のコツ

受けた日のことを思い出す時は、「できなかったこと」を具体的に書き出すのがコツです。例えば、こんなふうにメモしておきましょう。

「計数の後半は、時間がなくて最後の数問を勘で選んだ」
「性格検査で、リーダー型に見えるように答えを選んでいた」

あいまいな「難しかった」より、場面が分かるメモのほうが、直す所がはっきりします。複数社を受けている人は、社名と形式も一緒に書いておくと、共通する弱点が見えてきますよ。

受検の環境が原因のこともある

5つの原因とは別に、受けた環境が影響していることもあります。通信が途切れた、画面の表示が崩れた、静かな場所が取れなかった、といった場合です。

SPIのWEBテスティングは、スマートフォンからの受検ができず、パソコンで受ける必要があります。推奨環境から外れていなかったかも、念のため振り返っておきましょう。受検環境の確かめ方はWebテストの受検環境|パソコン・スマホ・通信で確かめることで紹介しています。

原因ごとの見直しポイント

1回で全部直そうとしない

診断表で当てはまった原因のうち、次の受検までに直せそうなものを1つか2つ選んで集中しましょう。全部を一度に直そうとすると、どれも中途半端になりがちです。

『全部当てはまる気がする…』という方もいますよね。そんな時は、直すのに時間がかからない原因から手をつけると、早く手ごたえが出やすいです。

時間切れだった時

時間切れは、いちばん直しやすい原因の1つです。SPIのWEBテスティングやテストセンターには、問題ごとの制限時間と全体の制限時間があり、問題ごとの時間が来ると自動で次へ進むと提供会社が説明しています。

1問に時間をかけすぎない練習をしておくと、最後まで手が届きやすくなります。練習の時は、1問ごとに「ここまで考えて分からなければ次へ」という上限を決めて解いてみてください。

時間配分と解く順番は、Webテストで時間が足りない人の時間配分と解く順番のコツで詳しく紹介しています。

苦手分野で手が止まった時

苦手分野は、範囲を広げずに「手が止まった問題の型」だけを集中して練習するのが近道です。例えば、計数の割合の問題で止まったなら、割合の問題だけを毎日少しずつ解きます。

苦手な型の練習は時間がかかるので、次の受検日までの日数を見て、どこまでやるか決めておきましょう。

練習の時は、解けなかった問題に印をつけて、翌日にもう一度だけ解き直すのがおすすめです。2回目も解けなかった問題は、解説を読んでから3日後にまた解く、という形で回すと、同じ型で止まりにくくなります。

『問題集を最初から最後まで全部やらないと』と考えなくて大丈夫です。手が止まった型だけを拾って繰り返すほうが、短い時間でも効果を感じやすいですよ。

形式を取り違えて対策していた時

練習していたのがSPIなのに、本番は玉手箱だった、というケースです。形式が違うと、問題の形も時間の感覚もまったく変わります。

次からは、受検案内のメールの文面、受検URL、受検画面の最初の説明で形式を確かめてから練習を始めましょう。

例えば、受検案内に科目名として「計数」「言語」「英語」が並んでいれば、SPIとは別の形式の可能性があります。案内に形式の名前が書かれていない時は、受検画面の最初の説明ページで、科目の名前や答え方を見てから判断してみてください。見分け方はWebテストの種類一覧|SPI・玉手箱・TG-WEBなどの違いと見分け方で紹介しています。

性格検査の答え方が気になる時

性格検査は、企業が自社との相性を見る材料の1つです。SPIの提供会社は、自分を良く見せようとする傾向(作為的な回答)を見つけるロジックがあると説明しています。

次の受検では、「理想の自分」ではなく「ふだんの自分」で答えると決めておきましょう。

性格検査は、企業ごとに「合う人」が違います。ある企業で合わなかったとしても、それはあなたの性格が悪いという意味ではないんです。

別の企業では、むしろ合うと受け取られることもあります。答え方の考え方はWebテストの性格診断(性格検査)とは?答え方の考え方と注意点で紹介しています。

ESが原因かもしれない時

ESとWebテストを同時に出す企業では、どちらで落ちたのか分からないこともあります。ESを急いで書いた自覚があるなら、具体的な場面を入れて書き直しておくと安心です。

例えば「サークルで努力しました」だけでは、何をしたのかが伝わりにくいですよね。「練習の出欠を記録する表を作り、休みがちな部員に声をかけた」のように、自分の行動が見える一文を足してみてください。

ESと性格検査で話がずれていないかも、合わせて確かめておきましょう。ESとWebテストの関係はESとWebテストの関係|同時に出す時の準備と性格検査との整合で紹介しています。

よくある失敗

落ちた理由を1つに決めつけて、関係のない所ばかり直してしまうケースです。例えば、時間切れが原因だったのに、知識の暗記ばかり増やしてしまうと、次も同じ所でつまずきやすくなります。

次の締切までの立て直し計画

日数に合わせて「やること」を絞る

次の受検までの日数によって、立て直しでやれることは変わります。日数が少ないほど、形式の確認と時間配分に絞るほうが点につながりやすいです。

『次の締切まで時間がない』という方も多いはずです。使える日数ごとに、何から手をつけるかを表にしてみました。

次の受検までの日数やること後回しにしていいこと
2〜3日形式を確かめる、時間配分の上限を決める、受検環境を整える新しい問題集を始めること
1週間ほど上に加えて、手が止まった問題の型を集中して練習する全範囲の復習
2週間以上上に加えて、苦手分野の基礎の復習と、時間を測った通し練習本番直前の詰め込み

もちろん、授業やアルバイトで使える時間は人によって違います。1日の空き時間を書き出してから、表のどの行に当てはまるかを考えてみてください。

次の受検までの日数ごとに、Webテストの立て直しでやることを絞る計画の図解

複数社を受けている時の並べ方

複数社のWebテストを抱えている時は、締切の早い順だけでなく、形式ごとにまとめて受けるのも1つの方法です。同じ形式を続けて受けると、時間の感覚を保ったまま臨めます。

ただ、期限を過ぎてしまっては元も子もありません。まず締切の日時を一覧にして、その中で同じ形式をなるべく近くに並べる、という順番で考えてみてください。

立て直しの手順

立て直しは、次の5つの手順で進めると迷いにくくなります。

次の受検までの立て直し
  1. 落ちた企業の形式と、受けた時のメモを見返す
  2. 診断表で、当てはまった原因に印をつける
  3. 次に受ける企業の形式を、受検案内で確かめる
  4. 日数の表を見て、やることを1つか2つに絞る
  5. 受検の前日に、時間配分と受検環境を最終確認する

例えばこんな場面

ES締切とWebテストの締切が同じ週に重なり、Webテストの練習が十分にできないまま受けた場合を考えてみます。

「今週はESを3社出して、Webテストも2社ある」
「なら、Webテストは形式の確認と時間配分だけ先に決めておこう」

こんな時は、全部を完璧にしようとせず、直しやすい所だけ押さえて受けるのが現実的です。次の週に、苦手な問題の型の練習に戻ればいいんです。

勉強の進め方そのものを見直したい時は、Webテストの勉強法|対策の順番と1冊を仕上げる進め方を読んでみてください。

次の受検の前に確かめること
  • 受ける形式を受検案内と最初の画面で確かめた
  • 1問にかける時間の上限を決めた
  • 手が止まった問題の型を練習した
  • 性格検査はふだんの自分で答えると決めた
  • 静かな場所とパソコン、通信を用意した

落ち続けてつらい時は、ひとりで抱えない

相談先を使うのも立て直しの1つ

何社も続けて落ちると、気持ちが沈んで準備にも手がつかなくなりますよね。そんな時は、誰かに状況を話してみるのも立て直しの方法です。

Webテストで何度も落ちると、『自分だけが取り残されている』と感じることもあります。でも、Webテストで苦労している就活生は少なくありません。

ひとりで振り返るのが苦しい時は、大学のキャリアセンターや就活エージェントに相談する方法があります。選考の進め方やESの見直しを、第三者の目で一緒に考えてもらえます。

相談先相談しやすいこと
大学のキャリアセンターESの添削、選考の進め方、学内の情報
就活エージェント選考の進め方、受ける企業の選び方
選考体験記のある就活サイト志望企業の選考の流れや形式の情報
友人や先輩気持ちの整理、受け方の工夫

志望企業の選考でどの形式が出たかを調べたい時は、選考体験記でWebテストの形式を調べる方法|ワンキャリアの使い方が参考になります。年度や職種をそろえて読むのがコツです。

ひとりで調べるか、相談先を使うか

ひとりで調べて進めるのが合っている人もいれば、誰かと話しながら進めたほうが動ける人もいます。どちらが正しいということはありません。

『相談するほどのことかな』と迷う時は、まず1回だけ話してみる、くらいの気持ちで大丈夫です。就活エージェントの使い方は新卒の就活エージェントでWebテスト対策はできる?使い方と選び方で紹介しています。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

何社も落ちて気持ちが折れそうな時の進め方は、Webテストで落ち続ける時の立て直し方|一人で抱えない就活の進め方でも紹介しています。

Webテストで落ちた時によくある相談

「解き切れない」「操作のミス」「頑張っても通らない」

Webテストで落ちた時の相談で多いのは、解き切れないと落ちるのか、受けている時の操作が原因か、毎日勉強しても通過できない、というものです。

解き切れないと落ちる?解く順番は変えていい?

Webテストを最後まで解き切れなかったら落ちるのか、非言語から先に解いてもいいのか、という相談です。

解き切れたかどうかと合否の関係は、企業も提供会社も公表していません。SPIでは全体の制限時間内に出題される問題数が人によって違うと提供会社が説明しているので、「最後までいけなかった」こと自体を気にしすぎなくて大丈夫です。

解く順番を選べるかどうかは、形式によって違います。SPIのパソコン受検は次の画面に進むと前に戻れないので、順番を入れ替えることはできません。受検画面の説明を読んで、どう進む形式かを確かめてみてください。

別のタブを開いたまま受けて落ちた。不正と思われた?

受検画面のほかに、受検案内のメールのタブなどを開いたまま受けてしまい、落ちたのはそのせいか、という相談です。

落ちた理由は知らされないので、タブが原因だったかは分かりません。不正をしていないなら、自分を責めすぎないでくださいね。

ただ、監視型のテストでは、パソコン上でほかのアプリを起動していないかを確かめるものもあります。次からは、受検画面以外のタブやアプリを閉じてから始めておくと安心です。

数学が苦手で、毎日勉強しても通過できない

昔から数学が苦手で、毎日勉強しているのにWebテストを通過できない、という相談です。

毎日続けているのは、とても大きな力です。ただ、練習の中身が受ける形式とずれていたり、時間を測っていなかったりすると、頑張りが点に結びつきにくいこともあります。

診断表で、時間切れと形式違いの対策に当てはまらないかを先に確かめてみてください。数学が苦手な人の進め方は数学が苦手な文系のWebテスト対策|非言語・計数の立て直し方で紹介しています。

補足

苦しい時ほど、替え玉や代行の誘いが目に入ることがあるかもしれません。でも、これは規約違反で、2022年11月には代行した人が逮捕され、依頼した学生も書類送検されたと報じられています(北海道新聞 2022年11月25日)。正しい準備で次に進みましょう。

よくある質問

Webテストで落ちた理由を企業に聞いてもいいですか?

聞くこと自体はできますが、多くの企業は選考の理由を公表していないので、答えてもらえないことがほとんどです。この記事の診断表で、自分で見当をつけるほうが次の準備につながります。

一度落ちた企業のWebテストは、もう受けられませんか?

企業によって違います。SPIのテストセンターは、1度の受検依頼に対して受検できるのは1回のみと提供会社が説明しています。再応募の可否は、各社の採用ページで確かめてみてください。

インターンのWebテストで落ちると、本選考にも影響しますか?

インターンの結果を本選考でどう扱うかは、企業によって違い、公表されていないことが多いです。本選考の受検案内が届いたら、あらためて形式を確かめて準備しましょう。

何社も続けて落ちています。どうすればいいですか?

まず診断表で、複数社に共通する原因がないかを確かめてみてください。ひとりで抱えるのがつらい時は、大学のキャリアセンターや就活エージェントに相談するのも1つの方法です。

まとめ

この記事の要点
  • Webテストで落ちた理由は知らされず、合格基準も企業ごとに違う
  • 原因は、時間切れ・苦手分野・形式違いの対策・性格検査・ESの5つに分けて見当をつける
  • 直しやすい原因から1つか2つに絞って見直す
  • 次の締切までの日数で、やることを絞って立て直す
  • ひとりで抱えず、キャリアセンターや就活エージェントに相談するのも方法の1つ
Webテストドットコム

Webテストドットコム 編集部

SPI・玉手箱・TG-WEBなど就活で使われるWebテストの種類と仕組み、受検方式ごとの準備、時間内に解くための勉強法、選考の進め方までを、はじめてWebテストを受ける就活生の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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