Webテストで時間が足りない人の時間配分と解く順番のコツ

Webテストで時間が足りない人向けに、時間配分と解く順番のコツを紹介する記事のアイキャッチ

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Webテストを受けてみて、『時間が全然足りない』『最後の方は勘で選んだ』という経験をした方も多いはずです。問題はそこまで難しくないのに、時間だけが足りないと悔しいですよね。

結論から言うと、Webテストで時間が足りないのは、能力よりも「時間の使い方」が決まっていないことが原因の場合がよくあります。形式ごとの時間の感覚をつかみ、見切る基準を決めて練習すれば、最後まで手が届きやすくなります。

この記事を読むと、形式ごとの時間の感覚と、問題を見切る判断の基準、時間を測る練習の進め方が分かります。

目次

Webテストで時間が足りなくなるのはなぜ?

先に結論

Webテストは、短い時間で多くの問題を解く作りになっている形式が多くあります。1問で迷う時間が少し長いだけで、全体では大きな遅れになってしまうんです。

例えば玉手箱Ⅲは、言語・計数・英語がそれぞれ約10分と、日本エス・エイチ・エルが説明しています。短い時間の中で次々に問題が出てくるので、1問にかけられる時間はとても短くなります。

『じっくり考えれば解けるのに』と感じるのは、むしろ自然なことなんです。Webテストは、正確さと一緒に速さも見られていると考えておきましょう。

時間が足りなくなる4つのパターン

時間が足りなくなる理由は、だいたい次の4つに分けられます。自分がどれに当てはまるかを考えてみてください。

パターンよくある様子直し方の方向
1問にこだわる分からない問題で手が止まり、次に進めない見切る基準を決める
計算や読むのが遅い解き方は分かるのに、手を動かすのに時間がかかる時間を測った反復練習
形式に慣れていない問題の形を理解するのに時間がかかる受ける形式の問題で練習する
見直しに時間を使う1問ずつ確かめ直していて、先に進まない見直しは迷った問題だけにする

2つ以上当てはまる人も多いはずです。その場合は、上の行から順に直していくと、少ない練習時間でも変化を感じやすくなります。

いちばん直しやすいのは、1問にこだわるパターンです。次の章から、見切り方と練習の方法を順番に見ていきましょう。

画面の作りで時間の使い方が変わる

SPIのWEBテスティングやテストセンターには、問題ごとの制限時間と、全体の制限時間があると提供会社が説明しています。問題ごとの時間が来ると、自動的に次の問題へ進みます。

また、SPIのパソコン受検では、次の画面に進むと前の画面には戻れません。あとで戻って解き直す、という紙のテストの作戦は使えないんです。

練習では間に合うのに、本番で足りなくなる理由

『問題集では時間内に解けたのに、本番では足りなかった』という声もよく聞きますよね。本番は緊張しているうえ、画面で問題を読み、手元のメモで計算して、また画面で選ぶという往復があります。

SPIの提供会社も、パソコン受検では手元で計算して画面上で答えを選ぶと説明しています。紙の問題集だけで練習していると、この往復の時間が計算に入っていないんです。

練習の時も、問題を画面に表示してメモ用紙で計算するなど、本番に近い形を一度は試しておきましょう。

形式ごとの「時間の感覚」をつかむ

形式ごとに時間の進み方が違う

同じWebテストでも、形式によって時間の区切り方が違います。受ける形式の時間の進み方を先に知っておくと、本番で慌てにくくなります。

ここがこの記事でいちばん大事なところです。

『どの形式も、同じように急いで解けばいいんでしょ?』と思うかもしれませんよね。実は、時間の区切り方が形式ごとに違うので、急ぎ方も変わってきます。

提供会社の公式説明で確かめられる時間と、時間の感覚をまとめました。

形式公式で確かめられる時間時間の進み方時間の感覚
SPI(WEBテスティング・テストセンター)性格と基礎能力で約65分。オンライン会場の能力検査は約35分問題ごとの時間と全体の時間がある。前に戻れない1問ごとに区切られ、迷うと自動で進む
玉手箱Ⅲ言語・計数・英語 各約10分科目ごとに時間が区切られる1問にかけられる時間がとても短い
GAB全体で80〜90分科目ごとに進む長めの文章や図表を読む時間が必要
CAB全体で72〜95分科目ごとに進む法則や暗号を見抜く時間が必要
TG-WEBのi930分検査ごとの時間考える問題が多く、1問が重い
TG-WEBのi9neo15分検査ごとの時間i9より時間が短く、設問が多い
Webテストの形式ごとに、時間の区切り方と1問あたりの時間の感覚の違いを示した図解

SPIは「1問ずつ区切られる」

SPIでは、問題ごとの制限時間が来ると自動で次に進みます。全体の制限時間内に出題される問題数も、人によって違うと提供会社は説明しています。

つまり、1問で迷い続けても、その問題に時間を使い切るだけで得にはなりにくいんです。分からない問題は、見当をつけて選んで次に進むほうが、全体として多くの問題に向き合えます。

非言語の問題の型ごとの解き方は、SPIの非言語分野の対策|苦手な人が先に固める単元で紹介しています。

玉手箱は「科目ごとに短距離走」

玉手箱Ⅲは、言語・計数・英語がそれぞれ約10分と短く区切られています。1問にかけられる時間が短いので、考え込む前に手を動かす練習が大切です。

計数の四則逆算は、等式の中の分からない数を求める問題です。例えば、編集部が作った練習用の例で考えてみましょう。

練習用の例(実際の出題ではありません)考え方
□ × 4 + 6 = 30 の□に入る数は?30から6を引いて24、24を4で割って6

このように、式を「後ろからほどく」順番に慣れておくと、1問にかかる時間が短くなります。計数の練習方法は玉手箱の計数対策|四則逆算の解き方と計算を速くする練習で詳しく紹介しています。

GABとCABは「読む時間」と「見抜く時間」を残す

GABの言語は、400字から800字程度の主張をもった文章を読み、書き手のロジックをどこまで正しく理解しているかを見る形式です。計数は図表を理解し、計算を正確に速く行う力を見ると日本エス・エイチ・エルが説明しています。

文章や図表を読む時間がかかるので、設問を先に見てから、必要な所を探すように読むと時間を節約しやすくなります。CABは法則性や暗号など、ルールを見抜く問題が中心です。見抜くまでの時間がかかりやすいので、見切りの基準がより大事になります。

TG-WEBは「i9かi9neoか」で時間の使い方が変わる

ヒューマネージは、i9neoについて、i9に比べて検査時間が短く、設問が多いと説明しています。同じTG-WEBでも、i9は1問をじっくり考える時間が要り、i9neoは数をこなす速さが要るわけです。

受検案内や最初の画面で、どちらの検査かを確かめてから練習の方向を決めてみてください。

「飛ばす・見切る」判断の基準を決めておく

迷った時の動き方を、受ける前に決める

時間が足りない人ほど、「この問題はどこまで粘るか」を本番で決めようとしがちです。見切る基準を前もって決めておくと、迷う時間そのものが減ります。

『飛ばすのはもったいない』と感じる方も多いですよね。でも、1問で粘った時間があれば、ほかの解ける問題に手が届いたかもしれないんです。

見切りの判断表

迷った時にどう動くかを、表にしてみました。練習の時からこの基準で動いてみてください。

迷った時の様子動き方
問題文を読んでも、何を聞かれているか分からない見当をつけて選び、次に進む
解き方は分かるが、計算が長くなりそう選択肢から近いものを絞れないか見てから決める
2つの選択肢で迷っている先に浮かんだほうを選んで進む
計算の途中で間違いに気づいた一度だけやり直し、それでも合わなければ進む
前の問題が気になって集中できない今の問題に意識を戻し、終わってから振り返る
Webテストで問題に迷った時に、見切って次に進むか粘るかを判断する基準の図解

「適当に埋める」のはありなのか

時間がなくなった時に、残りの問題を適当に選んでいいのか迷いますよね。採点の仕組みは形式ごとに違い、多くは公表されていません。

TAPを提供する日本文化科学社は、でたらめに選んだ時のまぐれ当たりを統計的に修正した得点を出すと説明しています。このように、適当に選んでも得にならない仕組みの形式もあるんです。

だからこそ、最後に適当に埋めることを作戦にするより、最後の問題まで「考えて選べる」時間を残すほうが大切です。見切る基準を決めておくのは、そのための準備なんです。

よくある失敗

「最初の数問は確実に正解したい」と、序盤で時間をかけすぎるケースです。序盤で時間を使いすぎると、後半の解けたはずの問題に手が届かなくなります。

解く順番は変えられる?形式ごとの考え方

順番を選べるかは形式しだい

解く順番を自分で選べるかどうかは、形式によって違います。SPIのように前に戻れない形式では、順番を入れ替える作戦は使えません。

『得意な問題から先に解きたい』と考える方も多いはずです。ただ、それができるかどうかは、受ける形式の画面の作りで決まります。

形式の作り順番の考え方
次の画面に進むと前に戻れない(SPIのパソコン受検など)出てきた順に解く。迷ったら見切って進む
科目ごとに時間が区切られている(玉手箱Ⅲなど)科目の中では出てきた順に。科目の切り替えで気持ちを切り替える
画面の説明で、戻れるかどうかが案内される形式受検画面の説明を読み、戻れるなら分からない問題を後回しにする

戻れるかどうかが分からない時は、受検画面の最初の説明や例題をよく読んでみてください。日本エス・エイチ・エルは、すべての検査で本題の前に例題が用意されていると説明しています。

例えばこんな場面

科目の順番を選べない形式で、苦手な非言語が先に出てきた場合を考えてみます。

「非言語が先か。焦るけど、見切りの基準どおりに進めよう」
「言語に入ったら、気持ちを切り替えて1問目から集中しよう」

このように、順番を変えられない時は、科目の切り替わりで気持ちをリセットするのがコツです。

電卓を使えるかどうかも、時間の使い方に関わります。形式ごとのルールはWebテストで電卓は使える?形式別のルールと計算の練習法で紹介しています。

時間を測る練習は段階を踏んで進める

いきなり本番と同じ時間で解かない

時間を測る練習は、1問ずつ測る段階から始めて、少しずつ本番に近づけると続けやすくなります。最初から本番と同じ長さで解くと、できない自分にがっかりして続かないこともあります。

『時間を測って解くと、焦って余計に解けない』という方もいますよね。だからこそ、段階を分けて少しずつ慣れていくのがおすすめです。

時間を測る練習の段階表

練習を4つの段階に分けてみました。今の自分がどの段階かを確かめて、そこから始めてみてください。

段階やること次に進む目安
1 解き方を覚える時間を気にせず、問題の型ごとの解き方を覚える解説を見なくても解き方が浮かぶ
2 1問ずつ測る1問ごとに時間を測り、ノートに書いておくかかる時間が少しずつ短くなってきた
3 まとめて測る何問かまとめて、時間を区切って解く区切った時間の中で最後まで手が届く
4 本番と同じ形で受ける形式の時間に合わせて、通しで解く見切りの基準どおりに動ける

1日に練習できる時間は、人によって違います。例えば「平日は1日20分を段階2、週末は段階3を1回」のように、自分の予定に合わせて組み合わせてみてください。

時間を測る練習の進め方
  1. 受ける形式の問題集を1冊決める
  2. 段階1で、問題の型ごとの解き方を覚える
  3. 段階2で、1問ずつかかった時間をノートに書く
  4. 段階3で、何問かまとめて時間を区切って解く
  5. 段階4で、本番と同じ時間で通しで解き、見切りの基準を試す

前日と当日の時間の使い方

本番の前日は、新しい問題に手を広げるより、段階2か3の練習で時間の感覚を思い出しておくのがおすすめです。当日は、受ける前に5分ほど、見切りの基準を見返しておきましょう。

「迷ったら選んで次へ」
「やり直しは1回まで」

こんなふうに、基準を短い言葉にしてメモに書いておくと、本番でも思い出しやすくなります。

練習で見直すのは「時間がかかった問題」

練習のあとは、間違えた問題だけでなく、時間がかかった問題も見直しましょう。正解していても時間がかかった問題は、本番では見切ることになるかもしれない問題です。

「この問題は正解したけど、時間が倍かかった」
「なら、解き方をもう少し短くできないか見てみよう」

こうした見直しを続けると、同じ型の問題を速く解けるようになっていきます。当日の準備も含めたコツはWebテストのコツ|点を落とさない解き方と当日の準備で紹介しています。

当日の時間配分の前に確かめること
  • 受ける形式と、科目ごとの時間を受検案内で確かめた
  • 前の画面に戻れる形式かどうかを、受検画面の説明で確かめる
  • 見切りの基準を決めている
  • 計算用のメモ用紙と筆記用具を用意した
  • 時計が見える位置を確かめた

時間配分の練習を一人で続けるのが不安な時や、選考全体のスケジュールを誰かと一緒に考えたい時もありますよね。ひとりで進めるか、大学のキャリアセンターや就活エージェントに相談するか、自分に合う方法を選んでみてください。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

時間が足りない時によくある相談

多いのは「適当に選んだ分」と「早く終わりすぎた時」

時間についての相談で多いのは、最後に適当に選んだ問題の扱い、早く解き終わった時の心配、時間が足りない時に全部埋めるべきか、というものです。

最後に適当に選んだ問題は、無効になる?

時間がなくて最後の方を適当に選んだ場合、たまたま正解していても無効になるのか、という相談です。

採点の仕組みは形式ごとに違い、多くは公表されていません。TAPのように、まぐれ当たりを統計的に修正した得点を出す形式もあると提供会社が説明しています。

いずれにしても、受け終わったあとに自分でできることはありません。次の受検では、最後まで考えて選べる時間を残すことを目標にしてみてください。

制限時間よりかなり早く解き終わったら、疑われる?

制限時間がある問題を、時間をかなり残して解き終わったら、カンニングを疑われるのか、という相談です。

速く解き終わったこと自体が、不正の証拠になるわけではありません。ふだんどおりに解いた結果なら、心配しすぎなくて大丈夫です。

時間が余った時は、迷った問題を見直せる形式なら見直しに使いましょう。前に戻れない形式なら、そのまま終えて問題ありません。

時間が足りない時、テキトーでも全部埋めるべき?

SPIや玉手箱で時間が足りない時、適当でもいいから全部の問題に答えを入れるべきか、という相談です。

ここまで見てきたように、採点の仕組みは形式ごとに違い、すべてに当てはまる答えはありません。見切りの基準を使って、できるだけ多くの問題を「考えて選ぶ」ほうが、どの形式でも無理のない作戦です。

時間が足りなくて落ちたかもしれないと感じた時は、Webテストで落ちる理由と次に通るための見直しポイントで振り返り方を紹介しています。

よくある質問

Webテストで最後まで解き切れないと落ちますか?

解き切れたかどうかと合否の関係は、企業も提供会社も公表していません。SPIのように、全体の制限時間内に出題される問題数が人によって違う形式もあります。解き切ることより、見切りの基準を決めて多くの問題に向き合うことを目標にしましょう。

玉手箱は何分のテストですか?

日本エス・エイチ・エルの説明では、玉手箱Ⅲの言語・計数・英語はそれぞれ約10分です。短い時間で次々に問題が出るので、1問にかけられる時間はとても短くなります。

SPIで前の問題に戻ることはできますか?

SPIのパソコン受検では、次の画面に進むと前の画面には戻れないと提供会社が説明しています。迷った問題は、見当をつけて選んでから次に進みましょう。

非言語と言語、どちらを先に解くのがいいですか?

順番を自分で選べるかは形式によって違います。SPIのように画面が順に進む形式では、出てきた順に解くことになります。選べる形式なら、得意なほうから始めて気持ちを落ち着けるのも1つの方法です。

時間を測る練習は、いつから始めればいいですか?

問題の型ごとの解き方を覚えたら、1問ずつ時間を測る練習から始めるのがおすすめです。いきなり本番と同じ時間で解くより、段階を踏むほうが続けやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • Webテストは短い時間で多くの問題を解く作りで、1問の迷いが全体の遅れになる
  • 形式ごとに時間の区切り方が違うので、受ける形式の時間の感覚を先につかむ
  • 迷った時の見切りの基準を、受ける前に決めておく
  • 解く順番を選べるかは形式しだいで、SPIのパソコン受検は前に戻れない
  • 時間を測る練習は、1問ずつから本番と同じ形まで段階を踏んで進める
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Webテストドットコム 編集部

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