玉手箱の計数対策|四則逆算の解き方と計算を速くする練習

玉手箱の計数(四則逆算)の解き方と、計算を速くする練習を紹介する記事のアイキャッチ

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玉手箱の計数を解いてみたら、思ったより時間が足りなかった。計算は分かるのに手が追いつかない、という方も多いはずです。

結論から言うと、玉手箱の計数(四則逆算)は「□を逆にたどる手順」を体に入れることで速くなります。この記事では、解き方の手順と、計算を速くする練習の進め方が分かります。

目次

玉手箱の計数は何を求められる?

先に結論

玉手箱の計数理解テストは「四則逆算」です。四則演算を組み合わせた等式の中の、□に入る数を求めます。

『計数って、表やグラフの問題じゃないの?』と思った方もいますよね。

提供会社の日本エス・エイチ・エルの公式ページでは、玉手箱Ⅲの計数理解テストは「四則逆算」と書かれています。簡単な四則演算を組み合わせた等式の中の未知数を求めるための、速くて正確な「推理能力」を見る科目です。

項目公式ページの記載
科目名計数理解テスト(四則逆算)
中身簡単な四則演算を組み合わせた等式中の未知数を求める
見ている力迅速で正確な推理能力
時間言語・計数・英語は各約10分

計算そのものは、足し算・引き算・かけ算・割り算です。難しい公式は出てきません。

ただ、時間が短いので、1問ごとに「どうやって解こうかな」と考えていると間に合わないんです。手順を考えずに手が動く状態を作るのが、計数対策の中心になります。

「推理能力」と書かれている理由

公式の説明に「計算力」ではなく「推理能力」とあるのは、少し意外ですよね。

□の入った式は、そのままでは計算できません。答えの側から、どの計算を逆にすれば□が出てくるかを見抜く必要があるんです。

つまり、計算の速さだけでなく、戻す順番を決める判断の速さも見られている、と考えると練習の方向が決まります。

玉手箱全体の科目の組み合わせは、玉手箱のWebテストとは?科目の組み合わせと対策の順番で紹介しています。

四則逆算の解き方の手順

先に結論

四則逆算は、□から遠い計算から順に、反対の計算で戻していきます。足し算は引き算に、かけ算は割り算に変えて、□だけを残すイメージです。

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

『式を見ると、どこから手をつければいいか分からなくなる』という声はよく聞きます。そこで、毎回同じ順番で考えられるよう、手順を5つに分けました。

四則逆算を解く5つの手順
  1. □が含まれていない側を先に計算して、1つの数にまとめる
  2. □の側で、□から一番遠い計算(最後に行う計算)を探す
  3. その計算を反対の計算に変えて、もう片方の数に当てる
  4. □だけが残るまで、2と3をくり返す
  5. 出た数を元の式に入れて、ざっくり合うかを確かめる

反対の計算の対応表

戻す時の計算は、次の表のとおりです。当たり前に見えますが、急いでいると逆に変えてしまうことがあるので、一度確かめておきましょう。

□の側にある計算戻す時の計算気をつけたいこと
□に足している引く符号を変え忘れない
□から引いている足す「数から□を引く」形は別に考える
□にかけている割る小数のかけ算は分数に直すと楽になる
□を割っているかける「数を□で割る」形は別に考える

表の「別に考える」の2つは、□が後ろにある形です。「ある数から□を引く」形なら、□はその数から答えを引いて求めます。

例題で手順を確かめる

編集部が作った練習用の例です。実際の出題を再現したものではありません。

練習用の例1

□ × 4 + 6 = 30 の□を求めます。

右側は30のままなので、□の側の「最後の計算」である+6を戻して、30から6を引いて24。次に×4を戻して、24を4で割ると□は6です。

答えを出したら、6×4+6が30になるかをざっと確かめます。慣れてくると、この確かめは頭の中で一瞬でできるようになりますよ。

四則逆算を、□から遠い計算から反対の計算で戻していく5つの手順の図解

つまずきやすい式の形

手順が分かっていても、式の形によって手が止まることがありますよね。止まりやすい形と、その時の考え方を表にしました。

式の形止まる理由考え方
□が割る数の側にある割る数を求める形に慣れていない割られる数を答えで割れば□が出る
括弧がついているどこから戻すか迷う括弧の外の計算を先に戻し、最後に括弧の中を見る
小数をかけている割り算が面倒に見える小数を分数に直して、かけ算に変える
分数が何度も出てくる通分に時間がかかる分数は分数のままかけ合わせ、最後に約分する
両側に計算がある何を先にするか決まらない□のない側を先に1つの数にまとめる

止まった問題は、この表のどの形だったかを記録しておくと便利です。同じ形ばかりで止まっているなら、その形だけを集中して練習すれば伸びが早くなります。

『全部の形を均等に練習しないとダメかな』と思うかもしれません。実は、苦手な形は人によって2つか3つに偏っていることが多いんです。

計算を速くする練習の段階

先に結論

計算の速さは、いきなり時間を計っても伸びにくいものです。「正確に解く、手順を省く、時間を計る、初見で解く」の4段階で進めると、無理なく速くなります。

『とにかく問題をたくさん解けば速くなるのでは?』と思いますよね。

ただ、手順があいまいなまま量だけ増やすと、間違え方まで定着してしまうことも。段階ごとに「できた」と言える状態を決めて進めてみてください。

段階やること次に進める状態
1. 正確に解く時間を気にせず、手順を紙に書いて解く手順どおりに解けば、ほぼ間違えない
2. 手順を省く戻す順番を頭の中で決め、途中式を減らす簡単な式なら、メモなしで答えが出る
3. 時間を計る10問ずつ区切って時間を計り、記録する前回より速く、正確さも落ちていない
4. 初見で解く解いたことのない問題を本番に近い時間で解く初めての問題でも、手が止まる時間が短い

この段階表は、編集部が練習の進め方として組んだものです。どの段階にどれだけ日数をかけるかは、人によって違います。

計算を速くする練習を、正確に解く・手順を省く・時間を計る・初見で解くの4段階で進める図解

段階2では「概算」を身につける

同じ会社のCABの四則逆算について、公式ページは「おおよその答えを速く正確に求める能力」を測ると説明しています。

玉手箱でも、選択肢から選ぶ時に、だいたいの大きさが分かると速くなります。例えば答えが100前後と見えていれば、選択肢のうち桁が違うものはすぐ外せるんです。

段階3で記録をつける

四則逆算の練習で、手順を紙に書きながら時間を計って解いている手元の写真

時間を計る段階では、日付と解いた問題数、かかった時間、間違えた数をメモしておきましょう。

「今日は10問で前回より少し速かった」
「でも割り算の戻しで2問間違えた」

こんなふうに書いておくと、速さと正確さのどちらを優先して練習するかが見えてきます。

練習のたびに確かめること
  • 間違えた問題の、どの手順で止まったかを書き出した
  • 小数と分数の変換で迷った問題に印をつけた
  • 戻す順番を逆にしたミスがないかを確かめた
  • 前回の記録と比べて、速さと正確さの両方を見た

1日の練習の組み立て方

練習の時間が取れる日と取れない日がありますよね。短い日でも続けられるよう、1回分の流れを決めておくと楽になります。

1回分の練習の流れ
  1. 前回間違えた問題だけを、手順を言いながら解き直す
  2. 今の段階に合った問題を10問解く
  3. かかった時間と間違えた数を記録する
  4. 止まった式の形に印をつける
  5. 次回に解き直す問題を決めて終える

例えば、1回20分を週5日続けると、1週間で100分になります。これは計算の形の例で、何分やれば足りるという目安ではありません。

大切なのは、毎回の記録が残ることです。記録があると、本番が近づいた時に何を見直せばいいかがすぐ分かります。

例えばこんな場面

文系で、数学の授業から3年ほど離れている場合を考えてみます。分数の割り算や小数の計算で、一瞬手が止まる方も多いはずです。

この場合は、段階1に少し長めに時間を使うのがおすすめです。小学校で習う分数・小数の計算を、四則逆算の練習の前に一度見直しておくと、そのあとの伸びがぐっと変わります。

「分数の割り算って、ひっくり返してかけるんだっけ」
「そう、そこを思い出してから四則逆算に入ろう」

こうした確認を最初に済ませておくと、手順の練習に集中できますよ。数学が苦手な方向けの立て直し方は、数学が苦手な文系のWebテスト対策|非言語・計数の立て直し方も参考にしてみてください。

小数・分数・パーセントに慣れておく

四則逆算では、小数や分数が混じる式もあります。0.25は4分の1、0.5は2分の1のように、よく出る数を分数で言える状態にしておくと戻しが速くなります。

パーセントの形も同じです。25%は0.25、つまり4分の1と、同じ数を3つの書き方で言えるようにしておきましょう。

GABの図表理解とは何が違う?

先に結論

同じ日本エス・エイチ・エルのテストでも、GABの計数は「図表理解」です。表やグラフを読んで計算する形式なので、四則逆算の練習とは別の準備がいります。

『玉手箱とGABの計数は、同じ練習でいいの?』と迷いますよね。

公式ページの説明を並べると、求められる力がはっきり違います。

比べる点玉手箱の計数(四則逆算)GABの計数(図表理解)
公式の説明四則演算を組み合わせた等式の未知数を求める図表を理解し、四則演算や百分率の計算を速く正確に行う
材料□の入った式業務で目にするような図表
時間の使い方1問を短い時間で次々に解く図表を読み取る時間も必要
練習の中心戻す手順と概算図表から必要な数を探す手順と百分率
共通して役立つ練習
  • 四則演算を速く正確に行う
  • 小数・分数・百分率の変換に慣れる
  • 選択肢を概算で絞る
別に準備がいる所
  • GABは図表から必要な数を探す
  • GABは作業手順を自分で組み立てる
  • 玉手箱は□を逆にたどる手順

受検案内が「GAB」の場合は、GABのWebテストとは?玉手箱との違いと対策で準備を分けてみてください。

玉手箱とGABの両方の案内が来た時

就活が進むと、同じ時期に玉手箱とGABの両方を受けることもありますよね。『どっちから練習すればいいの?』と迷う場面です。

この場合は、締切が早い方から形式の練習を始め、計算の基礎の練習は両方に共通で進めるのがおすすめです。百分率や小数の変換は、どちらの形式でも役に立ちます。

練習の種類玉手箱向けGAB向け両方に効く
□を逆にたどる手順使う使わないいいえ
図表から数を探す手順使わない使ういいえ
百分率・小数・分数の変換使う使うはい
概算で選択肢を絞る使う使うはい

両方に効く練習を毎日の土台にして、形式ごとの練習は締切の近い方から入れていくと、無駄がありません。

電卓と時間の考え方

先に結論

玉手箱で電卓が使えるかどうかは、提供会社の公開ページでは確かめられませんでした。受検案内と受検画面の説明に書かれたルールに従いましょう。

『電卓が使えるなら、計算練習はいらないのでは?』と思う方もいるはずです。

ただ、電卓の可否は案内と画面の説明で確かめるしかありません。どちらの場合でも困らないよう、手計算の練習はしておくのが安心です。

よくある失敗

電卓が使える前提で練習して、本番の説明で使えないと分かり、慌ててしまうケースです。電卓を使う練習と、手計算の練習を両方しておくと、当日のルールに合わせて切り替えられます。

電卓のルールの調べ方はWebテストで電卓は使える?形式別のルールと計算の練習法で紹介しています。

時間が足りない時は、止まる問題を見切る

計数は1科目が約10分と短いので、1問で長く止まると後ろの問題に届きません。練習の段階で「この形は時間がかかる」と気づいたら、本番では後回しにするか見切るかを決めておきましょう。

時間配分の考え方はWebテストで時間が足りない人の時間配分と解く順番のコツでくわしく紹介しています。

受検当日の手元の準備

計数は手元の準備で時間が変わります。始める前に、次のものをそろえておきましょう。

計数を受ける前の手元
  • 計算用のメモ用紙を多めに用意した
  • 書きやすい筆記用具を2本置いた
  • 電卓のルールを受検画面の説明で確かめた
  • 時計か画面の残り時間の表示を確かめた
  • 机の上を、メモが広げられる広さに片づけた

メモ用紙が足りなくなって探す時間は、短い試験ではもったいないですよね。机の上を整えるだけでも、落ち着いて始められます。

ひとりで練習するか、相談先を使うか

計算の練習はひとりでも進められます。ただ、『志望企業がどの形式を使うのか分からない』『練習の計画を誰かと確かめたい』という時は、相談先を知っておくと安心です。

選考体験記で形式を確かめたり、就活の相談先で選考の進め方を一緒に考えたりする方法もありますよ。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

玉手箱の計数でよくある相談

悩みは「計算のルール」と「どこまで取れればいいか」

計数の相談で多いのは、計算のルールを忘れてしまった、どれだけ解ければ通るのか、SPIの対策しかしていなかった、の3つです。

イコールの反対側に移す時のルールを忘れた

久しぶりに算数を勉強していて、イコールの反対側に数を移す時のルールが分からなくなった、という相談です。

社会人になってから転職試験で受ける方にもよくある悩みですよね。考え方はシンプルで、足し算は引き算に、かけ算は割り算に変えて反対側へ移します。

ここで、もう1つ練習用の例を見てみましょう。編集部が作った例で、実際の出題ではありません。

練習用の例2

3 ÷ 5 = 1/5 × □ ÷ 2 の□を求めます。

右側は「□を5で割り、さらに2で割る」、つまり□を10で割った形です。左側の5分の3に10をかけて、□は6になります。

確かめると、5分の1に6をかけて2で割れば10分の6、つまり5分の3です。分数のまま考えると、移す時の迷いが減りますよ。

半分も解けなかった。もう落ちたと思っていい?

計数で時間が足りず、半分くらいしか解けなかった、ボーダーはどのくらいか、という相談です。

『もう落ち確だよね』と思ってしまう気持ちは自然です。ただ、通過の基準は企業ごとに違い、点数の基準を公表していないことがほとんどです。

結果を待つ間は、次の選考に向けて、手順で止まった問題の形を書き出しておきましょう。合否の考え方はWebテストのボーダー(合格ライン)は何割?公表されない理由と考え方で紹介しています。

SPIしか対策していなくて、玉手箱の計数で崩れた

SPIの対策だけをしていたら、早期選考で玉手箱が出て、計数で大きく崩れてしまった、という相談です。

SPIの非言語と玉手箱の四則逆算は、形式が違います。SPIで身につけた計算力は土台になりますが、□を逆にたどる練習は別にやっておく必要があるんです。

次の選考までに、この記事の手順表と練習の段階を1から試してみてください。

崩れたのは準備の向きが違っただけで、計算の力が足りないとは限りません。形式に慣れるだけで、手の止まり方はかなり変わりますよ。

よくある質問

玉手箱の計数はどんな問題ですか?

公式ページでは「計数理解テスト(四則逆算)」とされ、四則演算を組み合わせた等式の中の未知数を求める問題です。□に入る数を、計算を逆にたどって求めます。

玉手箱の計数で電卓は使えますか?

提供会社の公開ページでは、電卓の可否は確かめられませんでした。受検案内と受検画面の説明に書かれたルールに従い、手計算の練習もしておくと安心です。

四則逆算を速く解くコツはありますか?

□から遠い計算から反対の計算で戻す、という手順を毎回同じ順番で行うことです。手順が固まったら、概算で選択肢を絞る練習を加えると速くなります。

GABの計数の練習で、玉手箱の計数も対策できますか?

計算の速さや百分率の変換は共通して役立ちます。ただ、GABは図表理解、玉手箱は四則逆算と形式が違うので、□を逆にたどる練習は別にしておきましょう。

計数の練習はどのくらいの期間が必要ですか?

計算への慣れ方は人によって違うので、一律の目安はありません。正確に解く、手順を省く、時間を計る、初見で解くの4段階のうち、今どこにいるかで残りの練習を決めてみてください。

計数が苦手で、ほかの科目に時間を回したい時は?

案内で科目が分かっているなら、全科目の形式に一度触れたうえで、苦手な計数に少し多めに時間を回すのがおすすめです。どれか1科目を捨てるより、全科目で最低限の手順を持っておく方が本番で慌てません。

まとめ

この記事の要点
  • 玉手箱の計数は「四則逆算」で、□に入る数を求める
  • □から遠い計算から、反対の計算で戻すのが基本の手順
  • 練習は正確に解く、手順を省く、時間を計る、初見で解くの4段階で
  • GABの計数は図表理解で、玉手箱とは別の準備がいる
  • 電卓の可否は受検案内と受検画面の説明で確かめる

まずは手順表を見ながら、時間を気にせずに10問だけ解いてみましょう。手順どおりに解ける感覚が、速さの土台になります!

Webテストドットコム

Webテストドットコム 編集部

SPI・玉手箱・TG-WEBなど就活で使われるWebテストの種類と仕組み、受検方式ごとの準備、時間内に解くための勉強法、選考の進め方までを、はじめてWebテストを受ける就活生の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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