当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。
受検案内に「TAP」と書かれていて、SPIや玉手箱とは違う名前に戸惑っている。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、TAPのWebテストは、心理検査の出版社が作っている適性検査で、能力問題と性格検査を組み合わせて受けます。
この記事を読むと、TAPがどんな検査で、問題集が少ない中で何から準備すればいいかが分かります。
TAPのWebテストとは?どこが作っている検査?
TAPは、株式会社日本文化科学社が提供している適性検査です。新卒と中途の両方で使われ、Webでもマークシートでも受けられます。
『TAPって、聞いたことがないけど大丈夫?』と不安になりますよね。
日本文化科学社は、心理検査を専門とする出版社として1948年に創業した会社です。TAPはその会社が企業の採用向けに用意している検査なんです。
対象は、大学・短大・専門学校・高校を卒業見込みの新卒と、中途採用です。就活生だけでなく、転職する社会人が受けることもあります。
| 項目 | 公式の説明 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社日本文化科学社 |
| 対象 | 新卒(大学、短大・専門学校、高校卒業見込者)と中途 |
| 受検形態 | Web受検(パソコン・タブレット・スマートフォン)とマークシート受検 |
| 能力問題の形 | 5つの選択肢から選ぶ多肢選択型 |
| テストセンター | 2021年1月から本人確認のできるテストセンター受検の導入を開始 |
詳しい商品の説明は、TAPの公式サイトに載っています。
SPIや玉手箱との関係
TAPは、SPIや玉手箱とは別の会社が作っている、まったく別の検査です。名前が似た検査の一部というわけではありません。
就活で出会うWebテストの全体像は、Webテストの種類一覧で見比べられます。まずは「TAPという独立した検査がある」と覚えておけば大丈夫です。
TAPには、どんな種類と出題がある?
TAPには、能力と性格をまとめて見る総合タイプのほか、性格だけのタイプや短縮タイプがあります。どのタイプを受けるかは、企業が決めます。
『どんな問題が出るのか、全然イメージできない』という声はよく聞きます。
公式に説明されているタイプと時間を、表にまとめました。
| タイプ | 中身 | 時間 |
|---|---|---|
| 総合タイプ | 能力問題(言語・数理・論理)と性格検査 | 60分 |
| 性格タイプ | 性格検査 | 15分 |
| 短縮タイプ | 公式に短縮版として用意されたもの | 30分 |
| オプション(英語) | 英語 | 20分 |
| オプション(事務適性) | 事務の適性 | 20分 |
| オプション(情報処理) | 情報処理 | 6分 |
ほかに企業ごとのオリジナルのオプションもあります。受けるタイプやオプションは、受検案内や最初の画面の説明で確かめてみてください。

例えば、案内に「60分」と書かれていれば総合タイプ、「15分」なら性格タイプの可能性が考えられます。ただ、オプションが付くと時間は変わるので、時間だけで決めつけないようにしておきましょう。
能力問題は言語・数理・論理の3つ
総合タイプの能力問題は、言語・数理・論理の3つで作られています。言葉、数、筋道を立てて考える力をまとめて見る形です。
一つひとつの問題の数や制限時間の細かい配分は、公式ページには書かれていません。1問にかけられる時間は長くないと考えて、テンポよく解く練習をしておくと安心です。
能力問題はマーク式?入力式?
TAPの能力検査は、5つの選択肢から選ぶ多肢選択型だと公式に説明されています。数字を自分で打ち込む形ではなく、選ぶ形です。
さらに提供会社は、でたらめに選んでまぐれで当たった分を、統計的に修正した得点を出していると説明しています。
まぐれ当たりを修正する仕組みがある以上、分からない問題を全部適当に埋めても、得点が伸びるとは限りません。解ける問題を落とさないことに力を使うほうが、気持ちも落ち着きます。
問題集が少ないTAPは、どう準備する?
TAP専用の問題集は、SPIや玉手箱に比べると見つけにくいのが正直なところです。そこで「TAPの形式に慣れる練習」と「言語・数理・論理の基礎」を分けて準備すると、迷いにくくなります。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
『専用の問題集が少ないなら、何をすればいいの?』と困ってしまいますよね。
実は、TAPで見る言語・数理・論理の力は、ほかの適性検査の基礎とも重なる部分があります。専用の教材が見つからなくても、基礎の練習は今日から始められるんです。
| 準備の種類 | やること | 終わったと言える状態 |
|---|---|---|
| 形式に慣れる | TAPの形式を扱った教材があれば1回分解く。なければ受検案内の説明を読む | 選択肢から選ぶ形と時間の流れが分かる |
| 言語の基礎 | 言葉の意味や文の要旨をつかむ問題を解く | 迷った理由を一言で言える |
| 数理の基礎 | 割合や速さなど、計算の型を手で解く | 同じ型を時間内に解ける |
| 論理の基礎 | 条件を書き出して答えを絞る問題を解く | 図や表に条件を書き出せる |
| 性格検査 | 普段の自分に近いものをテンポよく選ぶ | 迷って止まらずに最後まで進める |

1冊を何周もして答えを覚えてしまったら
『TAPの問題集を何周もしたら、答えを覚えてしまって練習にならない』という悩みもあります。手持ちの教材が少ないと起こりやすいことなんです。
その時は、答えを当てる練習から、解き方を説明する練習に切り替えてみてください。
例えば、解く前に自分にこう聞いてみるだけでも、覚えた答えに頼らない練習になります。
「この問題、何を求めればいい?」
「先に条件を2つ書き出してから選ぼう」
もう一つは、言語・数理・論理の基礎を、ほかの形式の問題集で補う方法です。SPIの非言語の練習は、数の処理に慣れる意味で役立ちます。SPIの勉強の進め方はSPIのWebテストの対策で紹介しています。
- 受けるのが総合タイプか、性格タイプか、短縮タイプか
- 英語などのオプションが付いているか
- Web受検かマークシート受検か、テストセンター受検か
- 受検期限がいつまでか
- 使うパソコンやスマートフォンで受検画面が開けるか
1週間で準備する場合の例
受検案内が届いてから1週間ある場合は、こんな割り振りが考えられます。あくまで計算の例なので、自分の予定に合わせて変えてみてください。
| 日 | やること |
|---|---|
| 1日目 | 受検案内を読み、タイプ・オプション・期限を確かめる |
| 2〜3日目 | 数理の計算の型を、時間を気にせず解く |
| 4日目 | 言語の問題で、文の要旨をつかむ練習をする |
| 5日目 | 論理の問題で、条件を紙に書き出す練習をする |
| 6日目 | 間違えた問題だけを解き直す |
| 7日目 | 受検画面が開けるか確かめ、早めに受ける |
難しさはどう考えればいい?
『TAPって難しいの?』と気になる方もいますよね。
難しく感じるかどうかは、慣れた形式かどうかで変わります。初めて見る形式は、それだけで時間が足りなく感じやすいものです。形式ごとの難しさの考え方は、Webテストの難易度でまとめています。
TAPの受け方と、受検前の準備
TAPは企業ごとにタイプや受け方が違うため、自分の受検の条件は、受検案内と受検画面の説明で確かめるのがいちばん確実です。
TAPのWeb受検は、パソコン・タブレット・スマートフォンで受けられると公式に説明されています。ただ、企業がどの機器を想定しているかは、案内によって違うことも。
画面が小さいと、文章や選択肢を読むのに時間がかかりがちです。選べるなら、パソコンで落ち着いて受けられる場所を用意しておくと安心ですよ。
- 受検案内を読み、タイプと期限を確かめる
- 使う機器と通信環境で、受検画面が開けるか確かめる
- 言語・数理・論理の基礎を、1日1つずつ練習する
- 当日は静かな場所で、メモ用紙と筆記用具を用意する
- 最初の画面の説明を最後まで読んでから始める
電卓が使えるかどうかは、公式ページでは確かめられませんでした。使えるかどうかは、受検案内や受検画面の説明で確かめてみてください。
期限ぎりぎりに受け始めて、通信や機器のトラブルで落ち着いて受けられないケースです。期限の数日前には一度、受検画面が開けるかだけでも確かめておきましょう。
転職や第二新卒でTAPを受ける場合
TAPは中途採用にも使われる検査です。社会人になってからしばらく問題を解いていない場合、最初は計算に時間がかかることもあります。
『仕事が忙しくて、まとまった勉強時間が取れない』という方は、1日15分だけ数理の型を解く、のように小さく始めてみてください。転職でのWebテストの準備は、第二新卒・既卒の転職でWebテストは出る?で紹介しています。
ひとりで準備するか、相談先を使うか
TAPのように情報が少ない形式だと、ひとりで調べるのに時間がかかりますよね。
志望企業の選考の進め方まで含めて相談したい時は、大学のキャリアセンターや就活エージェントを使うのも1つの方法です。もちろん、受検案内と基礎の練習でひとりで進めるのも十分に正当な選び方です。
Webテストドットコム
Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか
Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。
無料就活支援サービスの使い方を見るWebテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。
TAPのWebテストでよくある相談
TAPの相談で多いのは、受け方の細かいルールと、監視の有無についてです。公式で確かめられることと、案内で確かめることを分けて答えます。
就活生や転職する方からよく寄せられる相談を、内容をまとめた形で紹介します。
能力問題と性格検査の間に、時間を空けられる?
『玉手箱みたいに、能力と性格を別の日に受けられる?』という相談です。
続けて受けるのか、途中で区切れるのかは、公式ページでは確かめられませんでした。受検画面の説明に書かれていることが多いので、始める前に最後まで読んでみてください。
区切れるか分からない時は、総合タイプの60分を通して受けられる時間を確保しておくと安心です。
TAPのWebテストに監視カメラはある?
『TAPのWebテストって、カメラで監視されるの?』という相談もあります。
TAPの監視の仕組みについては、公式ページで確かめられる説明が見つかりませんでした。カメラを使う場合は、受検案内に機器の準備として書かれていることが多いので、案内を確かめてみてください。
監視型のWebテスト全般の仕組みは、監視型Webテストとはで紹介しています。
対策の時間がほとんどない
『明日がTAPなのに、勉強する時間がない』という相談です。焦りますよね。
その場合は、新しいことを覚えるより、受検案内と最初の画面の説明をしっかり読むことに時間を使ってみてください。選択肢から選ぶ形だと分かっているだけでも、本番で慌てにくくなります。
よくある質問
TAPのWebテストとは何ですか?
株式会社日本文化科学社が提供している適性検査です。総合タイプでは、言語・数理・論理の能力問題と性格検査を受けます。
TAPはスマートフォンでも受けられますか?
公式には、Web受検はパソコン・タブレット・スマートフォンで受けられると説明されています。ただ、企業の案内で機器が指定されていることもあるので、受検案内を確かめてみてください。
TAPの能力問題は記述式ですか?
5つの選択肢から選ぶ多肢選択型だと公式に説明されています。まぐれ当たりを統計的に修正した得点が出る仕組みもあります。
TAPの対策は何から始めればいいですか?
まず受検案内で、受けるタイプとオプションを確かめてください。そのうえで、言語・数理・論理の基礎を1つずつ練習していくと進めやすくなります。
まとめ
- TAPは日本文化科学社が提供する、新卒・中途向けの適性検査
- 総合タイプは、言語・数理・論理の能力問題と性格検査で60分
- 能力問題は5択で、まぐれ当たりを修正した得点が出る
- 専用の問題集が少ない時は、形式に慣れる練習と基礎を分けて準備する
- タイプや受け方の細かいルールは、受検案内と最初の画面で確かめる
まずは受検案内を開いて、受けるタイプと期限を確かめるところから始めてみましょう。





コメント