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問題集を解いてみたら思ったより難しくて、『本番のWebテストはどのくらいの難易度なんだろう』と不安になっている方も多いはずです。
結論から言うと、Webテストの難易度は「問題そのものの難しさ」と「時間の短さ」の2つに分けて考えると、自分が何に苦戦しているのかが見えてきます。
この記事を読むと、種類ごとの難しさの特徴と、自分の得意不得意から対策の優先順位を決める方法が分かります。
Webテストの難易度は何で決まる?
Webテストを難しく感じる理由は、大きく分けて「問題の中身が難しい」と「1問にかけられる時間が短い」の2つです。どちらで苦戦しているかによって、効く対策が変わります。
『自分は頭が悪いから解けないのかも』と落ち込んでいませんか。
実は、Webテストで多い悩みは、問題が解けないことより、解ける問題なのに時間が足りないことなんです。2つの難しさを分けて見てみましょう。
| 難しさの種類 | どんな時に感じるか | 効く対策 |
|---|---|---|
| 問題そのものの難しさ | 時間をかけても解き方が分からない | 解き方の手順を問題集で覚える |
| 時間の短さ | 時間があれば解けるのに、間に合わない | 時間を測って解く練習を重ねる |
| 形式への慣れ | 初めて見る形で、何を聞かれているか分からない | 練習画面や例題で形に慣れる |
自分はどちらで苦戦している?
例えばこんな場面を思い浮かべてみてください。問題集の1回分を、時間を気にせず解いたら8割くらい正解できた。でも、タイマーをかけて解いたら半分も終わらなかった。
この場合は、問題の中身より時間の短さで苦戦しているパターンです。反対に、時間をかけても正解できない問題が多いなら、問題そのものの解き方から固める必要があります。
まずは同じ1回分を「時間なし」と「時間あり」の2回で解き比べてみると、自分の苦戦の理由が分かりやすくなります。
提供会社はどう説明している?
SHLは、自社の検査について「ちょっとした対策によって得点が大幅に変わるような問題形式ではない」としたうえで、問題形式や制限時間、解き方をよく理解し、練習した上で受検することが望ましいと説明しています。
つまり、裏技で点が跳ね上がるものではないけれど、形式に慣れておくことは大事、ということですね。
SPIの提供会社も、対策本で勉強しても能力得点には影響がないことを実験で確認したと説明しています。これは提供会社の説明で、形式に慣れておくと本番で落ち着いて解けるという面はあります。
同じ問題でも、文系で数学から離れて時間がたっている人と、毎日計算をしている人では感じ方が違います。人の評判の「簡単」「難しい」は、自分にそのまま当てはまるとは限りません。
種類ごとの難しさを2つの軸で比べる
同じWebテストでも、問題の中身で手こずる種類と、時間の短さで手こずる種類があります。種類ごとの難しさの正体を知っておくと、練習のやり方を合わせられます。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
提供会社の公式説明をもとに、種類ごとの難しさを「問題の中身」と「時間の感覚」の2つで表にしました。難しさを点数で順位づけしたものではなく、どこでつまずきやすいかの見取り図です。
| 種類 | 問題の中身の特徴 | 時間の感覚 | つまずきやすい所 |
|---|---|---|---|
| SPI | 言語と非言語の基礎。回答状況に応じて次の問題が出る | 問題ごとと全体の両方に制限時間がある | 時間が来ると自動で次へ進む |
| 玉手箱Ⅲ | 四則逆算、大意把握、英語など、同じ形の問題が続く | 言語・計数・英語が各約10分と短い | 1問にかけられる時間がとても短い |
| GAB | 図表理解と論理。図表の読み取りと計算、主張のある文章 | 全体で80〜90分 | 図表から必要な数字を探す手間 |
| CAB | 四則逆算・法則性・命令表・暗号など独特の科目 | 全体で72〜95分 | 見慣れない形式に慣れるまで |
| TG-WEB i9 | 言語と数理の論理的思考。空間把握を使う問題も | 30分 | 問題の考え方そのもの |
| TG-WEB i9neo | 言葉の意味や表の読み取り、計算の穴埋め | 15分で、i9より設問が多い | 短い時間で多くの設問を進めること |

SPIは「基礎を速く正確に」
SPIの能力検査は、言葉の意味や話の要旨をつかむ言語分野と、数的な処理や論理的思考を見る非言語分野です。1問ずつの中身は基礎的でも、問題ごとに制限時間があるので、迷っているうちに次へ進んでしまうことも。
SPIは回答状況に応じて問題が出る仕組みで、出る問題数は人によって違います。提供会社は、長文が出たから合格ラインに達している、というものではないとも説明しています。
SPIの科目と対策は、SPIのWebテストの科目と対策で紹介しています。
玉手箱は「時間の短さ」が難しさの中心
玉手箱Ⅲの計数の四則逆算は、四則演算を組み合わせた等式の中の分からない数を求める問題です。1問ずつは計算ができれば解けますが、言語・計数・英語がそれぞれ約10分と短いので、スピードが勝負になります。
言語の大意把握は1000文字程度のエッセイを読んで筆者の趣旨を判断する問題で、読む速さが問われます。玉手箱の対策は玉手箱のWebテストの科目と対策の順番でくわしく紹介しています。
GABとCABは「形式に慣れるまで」が難しい
GABの論理は、400字から800字程度の主張のある文章を読み、選択肢が「文脈の論理から明らかに正しい」「明らかに間違っている」「本文だけでは論理的に導けない」のどれに当たるかを判断します。この3択の区別に慣れるまでは、迷いやすいところです。
CABは暗号や命令表といった独特の科目があり、初めて見ると何を聞かれているか分からないこともあります。ITやプログラミングの知識は問わないとされているので、形式に慣れれば解けるようになる種類です。
TG-WEBは「i9」と「i9neo」で難しさの質が違う
TG-WEBのi9は、言語と数理の論理的思考を見る判断推理力の検査で、基準は4年制大学卒業レベルと説明されています。IRT(項目反応理論)に基づいてランダムに出題されます。
i9neoは基礎能力の検査で、i9に比べて検査時間が短く、設問数が多いとされています。同じTG-WEBでも、考える問題が中心か、速さが中心かで対策が変わります。くわしくはTG-WEBのi9とi9neoの違いで紹介しています。
TAPは「まぐれ当たり」を修正した得点
日本文化科学社のTAPの能力検査は、5つの選択肢から選ぶ形式です。提供会社は、でたらめに選んだまぐれ当たりを統計的に修正した得点を出していると説明しています。
当てずっぽうで選んでも点が伸びにくい作りなので、分かる問題を丁寧に解くことが大切になります。
テストセンターと自宅受検で難しさは変わる?
同じSPIでも、テストセンターと自宅で受けるWEBテスティングでは、使える道具や環境が違います。問題の中身より、受ける条件の違いで難しく感じることがあります。
『テストセンターのほうが難しいって本当?』という疑問はよく見かけます。
難しさを比べた公式の情報はありません。ただ、受ける条件は確かに違います。表で比べてみてください。
| 比べる点 | テストセンター | 自宅で受けるWEBテスティング |
|---|---|---|
| 受ける場所 | 専用会場、または監督付きのオンライン会場 | 自宅や学校のパソコン |
| 計算機 | 検査中は使えない | 公式の情報で確認できないので案内で確かめる |
| 筆記用具とメモ用紙 | リアル会場は会場が用意、オンライン会場は条件を満たした物を自分で用意 | 自分で用意する |
| 受けられる検査 | 性格・能力に加え、英語・構造的把握力にも対応 | 性格検査と能力検査(言語・非言語) |
計算機が使えないと、計算の速さが問われる
SPIのテストセンターでは、検査中に計算機を使えません。ふだん電卓に頼って練習していると、本番で筆算に時間がかかってしまうことも。
テストセンターで受ける予定があるなら、普段の練習から筆算で解く習慣をつけておきましょう。電卓の扱いはWebテストで電卓は使える?でまとめています。

監視型は「見られている緊張」も難しさになる
監視型のWebテストでは、カメラの前で受けることになります。SPIのオンライン会場では、問題を声に出して読むことや、カメラのフレームから外れることが禁止されています。
ふだん問題を小声で読みながら解く癖がある人は、本番で戸惑うことも。練習の時から、声を出さずに解く形に慣れておくと安心です。
自分の得意不得意から対策の優先順位を決める
「問題が分からない」のか「時間が足りない」のかで、やるべき練習が違います。自分の状態を判定表で確かめてから、優先する練習を決めましょう。
『結局、何から手をつければいいの?』という方のために、自分の状態から優先順位を決める判定表を作りました。
| 今の自分の状態 | 難しさの正体 | 優先する練習 |
|---|---|---|
| 時間をかけても解き方が分からない | 問題そのもの | 問題集の解説を読み、同じ型を3問続けて解く |
| 時間があれば解けるが、間に合わない | 時間の短さ | 1回分ずつタイマーで測り、解く順番を決める |
| 初めて見る形式で手が止まる | 形式への慣れ | 練習画面や例題で形を確かめ、型ごとに数問ずつ解く |
| 計算の途中でミスが多い | 計算の正確さ | 筆算を丁寧に書き、検算の手順を決める |
| 長文を読むのに時間がかかる | 読む速さ | 設問を先に見てから本文を読む練習をする |

練習ノートに「難しさの正体」を書いておく
解き終わった後に、間違えた問題ごとに「なぜ間違えたか」を一言でメモしておくと、自分の難しさの正体がはっきりしてきます。例えばこんな書き方です。
| 間違えた問題の型 | 理由のメモ | 次にやること |
|---|---|---|
| 割合の計算 | 式は分かったが時間切れ | 同じ型をタイマーで3問 |
| 長文の趣旨 | 選択肢の違いが分からない | 解説を読み、根拠の場所に線を引く |
| 図表の読み取り | 見る列を間違えた | 問題文の条件に先に丸をつける |
同じ理由が何度も出てくるなら、そこが優先して練習する場所です。
苦手な科目を後回しにしない
得意な科目の練習は楽しいので、ついそればかりやってしまいますよね。
ただ、苦手な科目こそ点が伸びる余地が大きいものです。1日の練習の最初に苦手な科目を少しだけ解くようにすると、後回しにしにくくなります。
受ける種類が分かったら、その種類を優先する
受検案内が届いて種類が分かったら、ほかの種類の練習はいったん止めて、その種類に集中してみてください。
種類ごとの見分け方は、Webテストの種類一覧と見分け方で紹介しています。
- 受ける予定の種類を確かめる
- その種類の問題集を時間を測らずに1回分解く
- 判定表で、自分の難しさの正体を確かめる
- 正体に合わせた練習を1週間続ける
- もう一度時間を測って解き、変化を見る
よくある相談
難易度についての相談は、種類の難しさの順番、模擬テストとの違い、テストセンターとの違い、時間の厳しさの4つが多いです。
就活生からよく寄せられる相談を、内容をまとめた形で紹介します。
難しさの順番はSPI、玉手箱、GAB、TG-WEBで合ってる?
『ネットで見た難しさの順番は正しいのか』という相談です。順番が分かれば安心できそうですよね。
ただ、種類ごとの難しさを比べた公式の情報はありません。難しさの正体が種類ごとに違うので、人によって感じ方も変わります。順番を覚えるより、自分が受ける種類で何に苦戦するかを確かめるほうが役に立ちます。
マイナビの模擬テストは、本番と比べてどのくらいの難易度?
『マイナビの全国一斉WEB模擬テストの結果が悪かった。本番もこのくらい難しいのか』という相談もよく見かけます。
マイナビの全国一斉WEB模擬テストは、言語系・非言語系・一般常識・時事問題の4ジャンルを各10問、計40問で、全国順位や偏差値が分かる仕組みです。本番の適性検査とは作りが違うので、難しさをそのまま比べることはできません。自分の苦手な分野を知る手がかりとして使うのがおすすめです。
本番で緊張して、いつもの力が出なかった
『本番で手が震えて、マウスもうまく使えなかった』という相談もあります。練習ではできていた分、悔しいですよね。
本番の緊張も、Webテストの難しさの一つです。練習の時から、本番と同じパソコン、同じ時間帯、同じ机で、タイマーをかけて解いてみてください。環境を本番に近づけるほど、当日の緊張はやわらぎやすくなります。
自宅で受けるWebテストとテストセンターで難易度は違う?
『電卓が使えないテストセンターのほうが難しいのでは』という相談です。
難しさを比べた公式の情報はありませんが、SPIのテストセンターでは計算機が使えないという条件の違いはあります。テストセンターで受ける予定がある時は、筆算で解く練習を多めにしておきましょう。
玉手箱は問題は難しくないのに、時間が厳しすぎる
『1問ずつは解けるのに、時間内に終わらない』という相談です。玉手箱についてよく見かける悩みです。
まさに「時間の短さ」が難しさの正体のパターンです。解き方の手順を体で覚えるまで同じ型を繰り返し、迷った問題は深追いしない練習をしてみてください。時間配分のコツはWebテストで時間が足りない人の時間配分で紹介しています。
難しいと感じた時に、どこまで目指せばいい?
SPIの提供会社は、合格の基準は企業によってさまざまで、一律に何点以上という基準はないと説明しています。満点を目指すより、受ける種類で落とさない問題を増やすことを目標にしましょう。
『何割取れば通るのか知りたい』という気持ち、よく分かります。
ただ、合格ラインは公表されていないことが多く、企業によっても違います。ボーダーの考え方は、Webテストのボーダーは何割?で紹介しています。
厚生労働省も企業に対して、適性検査の結果は応募者の適性の一面を把握するものに過ぎないとして、結果をうのみにしないよう求めています。Webテストは選考の一部なので、難しい問題があっても気持ちを切り替えて次に進みましょう。
難しい問題に時間をかけすぎて、後ろにある解ける問題まで手が回らないケースです。1問にこだわらず、分かる問題を確実に取りにいく意識を持っておきましょう。
難しさとの付き合い方をひとりで考えるか、相談先と一緒に考えるかは人それぞれです。Webテストの準備とESや面接の準備のバランスに迷った時は、就活の相談先を頼るのも一つの方法です。
Webテストドットコム
Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか
Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。
無料就活支援サービスの使い方を見るWebテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。
よくある質問
Webテストの難易度は高校レベルですか?
種類によって違います。SPIの英語能力検査は高校卒業レベルの知識を想定していると説明されており、TG-WEBのi9は4年制大学卒業レベルが基準とされています。難しさは問題の中身だけでなく、時間の短さでも変わります。
いちばん難しいWebテストはどれですか?
種類ごとの難しさを比べた公式の情報はありません。難しさの正体が種類ごとに違うので、自分が受ける種類で何に苦戦するかを確かめるのが近道です。
Webテストの難易度は受ける人によって変わりますか?
SPIは回答状況に応じて次の問題が出る仕組みで、出る問題数も人によって違うと説明されています。TG-WEBのi9もIRTに基づいてランダムに出題されます。
数学が苦手でも、Webテストの難しさに対応できますか?
苦手な方でも、問題の型ごとに解き方の手順を一つずつ覚えていけば、少しずつ手が動くようになります。最初は時間を気にせず、解説を読みながら同じ型を続けて解くのがおすすめです。立て直し方は数学が苦手な文系のWebテスト対策で紹介しています。
難しくて解けない問題は飛ばしてもいいですか?
種類によって戻れるかどうかが違います。SPIは次の画面に進むと前の画面に戻れないので、迷った時の判断の基準を練習の段階で決めておきましょう。
まとめ
- Webテストの難易度は「問題そのもの」と「時間の短さ」に分けて考える
- 種類ごとに難しさの正体が違い、玉手箱は時間、TG-WEBのi9は考え方が中心
- テストセンターと自宅では、計算機や環境の条件が違う
- 判定表で自分の苦戦の理由を確かめ、優先する練習を決める
- 合格の基準は企業によって違うので、落とさない問題を増やすことを目標にする





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