当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。
マイナビのWebテストを受けてみたものの、これが本番のSPIと同じなのか分からない。偏差値や全国順位が出たけれど、どう受け止めればいいか迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、マイナビのWebテストは、本番に向けた練習と自己分析に使える無料の道具で、企業の選考で受けるWebテストそのものではありません。
この記事を読むと、マイナビで使える診断と模擬テストの違い、それぞれの上手な使い方、本番とのずれを防ぐ方法が分かります。
マイナビのWebテストとは?使えるのは2種類
マイナビで使えるのは、自己分析のための「適性診断MATCH plus」と、練習のための「適性検査対策WEBテスト」の2つです。目的がまったく違うので、分けて使うのがコツです。
『マイナビのWebテストって、どれのこと?』と迷いますよね。
マイナビ2028の案内を見ると、適性に関わるサービスは大きく2つあります。1つは自分を知るための診断、もう1つは問題を解く練習です。
| サービス | 中身 | 主な使い道 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 適性診断MATCH plus | パーソナリティの傾向、強みと弱み、キャリアに対する意識タイプなど | 自己分析 | 無料 |
| 適性検査対策WEBテスト(実力アップ講座) | 1回10問の問題 | すきま時間の練習 | 会員登録で無料 |
| 適性検査対策WEBテスト(全国一斉WEB模擬テスト) | 言語系・非言語系・一般常識・時事問題の4ジャンル、各10問で計40問 | 力試しと苦手探し | 会員登録で無料 |
それぞれの公式の案内は、適性診断MATCH plusと適性検査対策WEBテストのページで確かめられます。
企業の選考のWebテストとは別もの
マイナビのWebテストは、就職サイトが学生向けに用意している練習と診断の道具です。企業の選考で受けるSPIや玉手箱とは、作っている所も目的も違います。
選考で受けるWebテストの全体像は、Webテストとは?で紹介しています。まずは「練習と診断の道具」として位置づけておきましょう。
本番形式の練習になる?自己分析に使える?
就職サイトや就活サービスの診断・テストは、本番形式の練習になるものと、自己分析に使えるものに分かれます。目的に合わない使い方をすると、時間のわりに得るものが少なくなってしまいます。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
『いろんなサイトのテストを受けているけど、効いている気がしない』という声はよく聞きます。原因の多くは、道具の目的と自分の使い方がずれていることなんです。
就職サイトや就活サービスで公式に確かめられたものを、2つの物差しで分けてみました。
| 道具 | 本番形式の練習になるか | 自己分析に使えるか | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| マイナビ 実力アップ講座 | 問題に慣れる練習になる | 向かない | すきま時間に10問ずつ |
| マイナビ 全国一斉WEB模擬テスト | 力試しになるが本番の形式とは別 | 苦手分野を知る材料になる | 開催のたびに受けて変化を見る |
| マイナビ MATCH plus | 向かない | 向いている | 強みと弱みの言葉探し |
| リクナビ 言語・非言語Webテスト | 言語と非言語の練習になる | 向かない | パソコンで時間を測って解く |
| リクナビ性格検査 | 向かない | 向いている | 性格の傾向を知る |
| Lognavi 適性検査 | 向かない | 傾向を知る材料になる | 企業探しの幅を広げる |
| SPI本番の説明画面・練習画面 | 本番の画面に慣れられる | 向かない | 受検直前に形を確かめる |

どの道具も、本番そのものの再現ではない
表の中で、本番の画面にいちばん近いのは、SPIの本番が始まる前の説明画面と練習画面です。提供会社の学生向けサイトでは、言語と非言語の練習問題が1題ずつ出ると説明されています。
ほかの道具は、どれも本番とは別に作られた練習や診断です。リクナビの就活準備ガイドでも、SPIには公式の模擬試験はないと書かれています。
リクナビで使えるものはリクナビのWebテストで、LognaviについてはLognaviでの練習で紹介しています。
目的別の組み合わせの例
例えば、文系で数学から離れて3年たっている場合は、こんな組み合わせが考えられます。
| 目的 | 使う道具 | ペースの例 |
|---|---|---|
| 非言語の感覚を取り戻す | 実力アップ講座と問題集 | 平日に10問ずつ |
| 今の位置を知る | 全国一斉WEB模擬テスト | 開催のたびに1回 |
| 本番の時間に慣れる | 受ける形式の問題集をパソコンの横で解く | 週末に1回分 |
| ESの言葉を探す | MATCH plus | 最初に1回、時間をおいてもう1回 |
1つの道具に全部を任せず、目的ごとに役割を分けると、ムダなく続けられますよ。
逆に、ESの締切が近くて自己分析を急ぎたい時期は、MATCH plusを先に受けるのも1つの方法です。今の自分にとって何がいちばん急ぎなのかで、使う順番を入れ替えてみてください。
適性検査対策WEBテストの使い方
適性検査対策WEBテストには、1回10問の実力アップ講座と、全国順位や偏差値が分かる全国一斉WEB模擬テストがあります。前者で毎日少しずつ慣らし、後者で伸びを確かめる、と役割を分けると使いやすくなります。
『たくさん問題を解きたいから、マイナビの問題をひたすら解いている』という方もいますよね。
実力アップ講座は1回10問なので、すきま時間に解くのにちょうどいい量です。ただ、解いた数より、間違えた問題の理由をつかむことに力を使ってみてください。
実力アップ講座を続けるコツ
10問ずつの練習は手軽な分、なんとなく解いて終わりになりがちです。続けるうちに力がつく使い方にするため、次の点を意識してみてください。
- 解く前に、1問にかける時間の目安を自分で決める
- 間違えた問題は、理由を「知らない」「時間切れ」「計算ミス」で分ける
- 同じ型を3回続けて間違えたら、問題集のその単元に戻る
- 10問を解いたあと、1分だけ振り返りのメモを書く
例えば、通学の電車で10問、帰りの電車で間違えた問題の解説を読む。こんな分け方なら、まとまった時間が取れない日でも続けられますよ。
全国一斉WEB模擬テストは年10回
全国一斉WEB模擬テストは、年10回行われると案内されています。言語系・非言語系・一般常識・時事問題の4ジャンルで、各10問、計40問です。
全国順位や偏差値が分かるので、ほかの受検者と比べた自分の位置の目安になります。ただ、企業の選考で受けるSPIや玉手箱とは、出る分野も形式も違う点は覚えておきましょう。
- 受ける前に、言語系と非言語系のどちらが不安かをメモする
- 本番と同じように、メモ用紙と筆記用具を用意して受ける
- 結果を見て、4ジャンルのうちいちばん伸びしろがある所を1つ選ぶ
- 次の開催までの間、その分野を問題集で練習する
- 次の開催で同じ分野の変化を見る

偏差値の数字をどう受け止める?
『数学が苦手なのに、偏差値が高く出た。これって信じていい?』という相談もあります。
偏差値は、その回の模擬テストを受けた人の中での位置です。問題の数が各ジャンル10問と多くはないので、1回の結果だけで得意不得意を決めつけないほうが安心です。
逆に、偏差値が低く出ても落ち込みすぎなくて大丈夫。何回か受けて、同じ分野でつまずいていないかを見るほうが、次の練習につながります。
全国一斉WEB模擬テストには、一般常識と時事問題のジャンルもあります。企業の選考のWebテストで出るかどうかは形式によって違うので、受ける形式が分かってから力の配分を決めてみてください。
MATCH plusを自己分析に使う
MATCH plusは、パーソナリティの傾向や強み・弱み、キャリアに対する意識タイプなどが分かる無料の診断です。点数を上げるものではないので、自分を説明する言葉を探す道具として使うのがおすすめです。
『自己分析って、何から手をつければいいの?』と悩みますよね。
MATCH plusでは、過去3回分の受検結果や、全国平均と比べた結果を表示できると案内されています。パソコン・スマートフォン・タブレットに対応していて、マイナビの公式アプリからも受けられます。
過去の結果と比べられるので、就活の始めと、ESを書き終えたころの2回受けてみるのもおすすめです。考え方が変わった所が見えると、面接で「就活を通して気づいたこと」を話す材料にもなります。
MATCH plusのもとになった診断
マイナビ2028の案内によると、MATCH plusは、1970年代後半からイギリスで研究開発され、1984年にイギリスで世界で初めて導入された診断テストをもとに、日本の学生向けに作られたものです。
ちなみに、玉手箱やGABを提供する日本エス・エイチ・エルの沿革には、2007年に株式会社毎日コミュニケーションズ(現 株式会社マイナビ)が同社の株式を取得したと書かれています。ただ、MATCH plusは企業の選考で受ける玉手箱やGABとは別の、学生向けの診断です。
結果をESと面接につなげる手順
診断の結果は、読むだけではもったいないんです。例えば、こんな流れで使ってみてください。
- 強みとして出た言葉を3つ書き出す
- それぞれの言葉が表れた場面を1つずつ思い出す
- 弱みとして出た言葉は、気をつけている行動とセットで書く
- 時間をおいてもう一度受け、前回と比べて変わった所を見る
- ESの自己PRと、性格検査の答え方に食い違いがないかを見直す

例えば「粘り強い」と出たなら、こんなふうに自分に聞いてみるのも1つの方法です。
「粘り強かった場面って、いつだった?」
「ゼミの発表で、資料を何度も作り直した時かな」
本番の性格検査の考え方は、Webテストの性格検査とはで紹介しています。
マイナビの模試と、本番のWebテストの違い
マイナビの模試は、本番のSPIや玉手箱とは形式が違います。模試で見つけた苦手を、受ける形式の問題集で練習し直すと、本番とのずれが小さくなります。
『マイナビの模試はできたのに、本番の非言語が全然解けなかった』という悩みもあります。頑張った分、ショックですよね。
形式が違えば、問題の型も、1問にかけられる時間も変わります。マイナビの模試と本番の違いを、できることとできないことで分けておきましょう。
- 言語系と非言語系の問題に慣れる
- 全国順位や偏差値で、今の位置の目安を知る
- 苦手なジャンルの見当をつける
- 定期的に受けて変化を確かめる
- 企業の選考で受ける形式をそのまま練習する
- 本番の合否を予想する
- 志望企業がどの形式を使うかを知る
- テストセンターの会場の流れを体験する
本番の形式は、受検案内で確かめる
本番で受けるのがSPIなのか、玉手箱なのかは、受検案内の文面や最初の画面で確かめられます。形式が分かったら、その形式の問題集に切り替えるのがおすすめです。
例えば玉手箱なら、公式に説明されている科目は計数の四則逆算、言語の大意把握、英語などです。SPIとは問題の形が違うので、対策の中身も変わります。玉手箱の対策は玉手箱のWebテストとはで紹介しています。
株式会社マイナビの選考のWebテストは、また別
『マイナビの選考を受けたけど、そのWebテストもマイナビの模試と同じ?』という相談もあります。
就職サイトの練習用テストと、株式会社マイナビという会社の選考で受けるテストは別ものです。どの企業がどの形式を使うかは多くの場合公表されていないので、受検案内で確かめてみてください。
就職サイトの模試の点数がよかったことで安心し、受ける形式の練習をしないまま本番を迎えるケースです。模試は力試し、本番の準備は受ける形式の練習、と分けておきましょう。
ひとりで進めるか、相談先を使うか
就職サイトの道具は無料で使えるものが多く、ひとりでも十分に練習できます。一方で、ESや面接の準備と重なって、何を優先すればいいか迷う時期もありますよね。
選考の進め方を誰かと確かめたい時は、大学のキャリアセンターや就活エージェントを使うのも1つの方法です。相談先ごとにできることの違いは、新卒の就活エージェントでWebテスト対策はできる?で比べています。
Webテストドットコム
Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか
Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。
無料就活支援サービスの使い方を見るWebテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。
就職サイトと就活エージェントの使い分けは、就活サイト・就活エージェントの使い分けでも紹介しています。
マイナビのWebテストでよくある相談
マイナビのWebテストの相談は、本番との違い、時間切れ、結果の受け止め方に関するものが多いです。代表的なものに答えます。
就活生からよく寄せられる相談を、内容をまとめた形で紹介します。
マイナビのWEB模擬テストは、SPIとは違う?
『マイナビのWEB模擬テストって、SPIのこと?』という相談です。
マイナビの適性検査対策WEBテストは、マイナビが学生向けに用意している練習用のテストで、SPIそのものではありません。SPIはリクルートマネジメントソリューションズが提供している適性検査です。SPIの中身はSPIのWebテストとはで確かめてみてください。
見直し中に時間切れになってしまった
『全部選んでから見直していたら、途中で時間切れになった』という相談もあります。
模試なので、時間切れになっても大丈夫です。むしろ、時間の使い方を見直すいいきっかけになります。本番のSPIをパソコンで受ける時は、次の画面に進むと前の画面には戻れないので、1問ずつその場で答えを決める練習もしておきましょう。
問題集を何周もしたのに、模試の非言語が解けない
『SPIの問題集を3周したのに、マイナビの模試の非言語が全然解けない』という相談です。
まずは、同じやり方で何周もしていなかったかを振り返ってみてください。答えを覚えてしまうと、問題の形が少し変わっただけで解けなくなることがあります。解説を見ずに解き直し、なぜその式になるかを一言で言えるか確かめてみましょう。
締切の表示が、案内と違う気がする
『就職サイトの画面に出ているWebテストの締切と、企業のメールの締切が違う気がする』という相談もあります。
締切に迷った時は、企業から届いた受検案内の締切を優先して確かめ、分からなければ案内に書かれた問い合わせ先に聞いてみてください。早めに受けておけば、締切の食い違いで慌てることもありません。締切の考え方はWebテストの受検期限と締切で紹介しています。
よくある質問
マイナビのWebテストは無料ですか?
適性診断MATCH plusは無料で、適性検査対策WEBテストも会員登録で無料と案内されています。
マイナビの全国一斉WEB模擬テストは何問ですか?
言語系・非言語系・一般常識・時事問題の4ジャンルで、各10問、計40問と案内されています。年10回行われ、全国順位や偏差値が分かります。
マイナビの模試はSPIの対策になりますか?
言語系と非言語系の問題に慣れる練習にはなりますが、SPIそのものではありません。本番で受ける形式が分かったら、その形式の問題集で練習してみてください。
MATCH plusはスマートフォンで受けられますか?
パソコン・スマートフォン・タブレットに対応していて、マイナビの公式アプリからも受けられると案内されています。
マイナビの模試の偏差値が低いと、選考に落ちますか?
マイナビの模試は練習用で、企業の選考とは別ものです。偏差値は苦手な分野を見つける材料として使い、次の練習につなげてみてください。
まとめ
- マイナビで使えるのは、自己分析の適性診断MATCH plusと、練習の適性検査対策WEBテスト
- 実力アップ講座は1回10問の慣らし、全国一斉WEB模擬テストは年10回の確かめ
- 道具ごとに、本番形式の練習向きか、自己分析向きかを決めて使う
- 模試は本番の形式とは別なので、受ける形式の問題集で練習を足す
- 偏差値は1回で決めつけず、苦手な分野を見つける材料にする
まずは全国一斉WEB模擬テストか実力アップ講座を1回受けて、いちばん伸びしろがある分野を1つ決めてみましょう。





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