当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。
問題集を何周もしているのに本番で点が伸びず、『何かコツがあるなら知りたい』と感じている方も多いはずです。
結論から言うと、Webテストのコツは「問題文を読む順番」「メモの取り方」「迷った時に次へ進む判断」の3つと、受検当日の段取りでかなり差がつきます。
この記事を読むと、形式に関係なく使える解き方のコツと、当日に点を落とさないための準備が分かります。
Webテストのコツは「解き方」と「段取り」の2つ
Webテストで点を落とす原因は、問題が解けないことだけではありません。読む順番やメモの取り方のムダ、当日の準備不足で時間を失うことも多いんです。解き方と段取りの両方を整えると、同じ実力でも取れる点が変わります。
『コツって、裏技みたいなもの?』と思いますよね。
実は、ここで紹介するのは裏技ではなく、時間を失わないための習慣です。SHLも自社の検査について、ちょっとした対策で得点が大幅に変わる問題形式ではないとしたうえで、問題形式や制限時間、解き方をよく理解し、練習した上で受検することが望ましいと説明しています。
点を落とす原因を3つに分けてみました。
| 点を落とす原因 | よくある場面 | 効くコツ |
|---|---|---|
| 読む時間のムダ | 長い本文を最初から全部読んでしまう | 設問を先に読み、探すものを決める |
| 計算や整理のムダ | メモがごちゃごちゃで書き直す | メモは式と数字だけ、決まった場所に書く |
| 迷う時間のムダ | 1問にこだわって後ろの問題が解けない | 迷った時に次へ進む基準を決めておく |
| 当日の準備不足 | 受検中に通知が鳴る、筆記用具がない | 前日と直前のチェックリストを使う |
コツが効くのは「形式に慣れた後」
ここで紹介するコツは、問題集で一通り形式に慣れた後に、いちばん力を発揮します。まだ問題の型を覚えていない段階なら、先に問題集を1冊進めてみてください。
『問題集はまだ半分くらい』という段階でも、読む順番やメモの取り方は今日から試せます。練習のたびに同じやり方で解いていると、問題集を終える頃には自然と手が動くようになっているはずです。
対策の順番は、Webテストの勉強法と対策の順番で紹介しています。
形式に関係なく効く解き方のコツ
どのWebテストでも使えるコツは、問題文を読む順番、メモの取り方、迷った時に次へ進む判断の3つです。練習の時から同じやり方で解くと、本番でも迷いにくくなります。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
『問題を読むだけで時間がなくなる』という声はとても多いです。どの形式でも使える解き方の手順をまとめました。
- 設問(何を聞かれているか)を先に読む
- 本文や図表から、設問に必要な所だけを探す
- 式や数字をメモ用紙の決まった場所に書く
- 答えを選び、選んだ番号を一度だけ確かめる
- 迷ったら、決めておいた基準で次へ進む

設問を先に読んで、探すものを決める
長文や図表の問題では、本文を最初から全部読むと時間が足りなくなりがちです。先に設問を読んで「何を探せばいいか」を決めてから本文を見ると、読む量を減らせます。
例えば、図表の問題で「ある年の売上の前年比」を聞かれていたら、その年と前の年の売上の行だけを見ればいいわけです。表全体を眺める必要はありません。
メモは「式と数字だけ」、置き場所を決める
パソコンで受けるWebテストでは、手元のメモ用紙で計算して、画面で答えを選びます。メモがごちゃごちゃだと、どこに何を書いたか分からなくなって書き直すことも。
メモ用紙を4つに折って1問ごとに1マスを使う、というように置き場所を決めておくと、見返す時に迷いません。文字で考えを書くより、式と数字だけを書くほうが速く進められます。
SPIのテストセンターのオンライン会場では、メモ用紙はA4の白紙で2枚まで、筆記用具はシャープペンシルか鉛筆でボールペンは使えないと案内されています。練習の時から、同じ大きさの紙で解く習慣をつけておくと安心です。
「戻れない」前提で、1回で決める
SPIをパソコンで受ける時は、次の画面に進むと前の画面には戻れません。また、問題ごとに制限時間があり、時間が来ると自動で次へ進みます。
『後で見直そう』と考えていると、見直す機会がないまま進んでしまうことも。1問ごとに、その場で答えを決める練習をしておきましょう。
迷った時に次へ進む基準を決めておく
1問にこだわりすぎると、後ろにある解ける問題まで手が回らなくなります。迷った時の基準は、練習の段階で決めておくのがコツです。
| 迷った時の状態 | 決めておく判断 |
|---|---|
| 解き方が浮かばない | 選択肢から明らかに違うものを外し、残りから選んで次へ |
| 計算が合わない | 一度だけ式を見直し、合わなければ近い選択肢を選んで次へ |
| 本文のどこに書いてあるか分からない | 設問の言葉を本文で一度だけ探し、なければ次へ |
誤った答えに減点があるかどうかは、形式によって違い、公表されていないこともあります。受検案内や最初の画面の説明に書かれていることがあるので、読んでおきましょう。
残り時間を見るタイミングを決める
受検中に残り時間を何度も見ると、そのたびに集中が切れてしまいます。かといって全く見ないと、気づいた時には時間が残っていないことも。
おすすめは、見るタイミングを先に決めておくことです。例えば「全体の時間の半分が過ぎた所で1回、残りが少なくなった所で1回」のように決めておくと、焦りすぎずにペースを確かめられます。
科目ごとの考え方のコツ
言語・計数・英語・性格検査では、時間を縮められる所が違います。科目ごとの考え方を知っておくと、練習の中身を合わせやすくなります。
『科目ごとに、何を意識すればいいの?』という方もいますよね。科目ごとの考え方を表にしました。
| 科目 | 時間を縮められる所 | 意識すること |
|---|---|---|
| 言語 | 本文を読む量 | 設問を先に見て、根拠の場所を探す |
| 計数・非言語 | 計算の手順 | 同じ型の解き方を体で覚える |
| 英語 | 読む量と単語で止まる時間 | 設問を先に見て、分からない単語で止まらない |
| 性格検査 | 1問ごとに迷う時間 | 普段の自分で、テンポよく答える |
計数は「型ごとの手順」を覚える
玉手箱の四則逆算は、四則演算を組み合わせた等式の中の分からない数を求める問題だと公式に説明されています。こうした問題は、型ごとに解き方の手順を覚えると速くなります。
例えば、編集部が作った練習用の例で見てみましょう。
| 練習用の例 | 解き方 |
|---|---|
| □に入る数は? □ × 4 + 6 = 30 | 30から6を引くと24、24を4で割ると6。答えは6 |
最後の操作から順にもどしていく、という手順を覚えておくと、似た形の問題で迷わなくなります。
慣れてきたら、式を書かずに頭の中で同じ手順をたどれるかも試してみてください。ただし、計算ミスが増えるようなら、無理せず式を書く形に戻して大丈夫です。計算を速くする練習は玉手箱の計数対策でも紹介しています。
言語は「根拠の場所」を探す
GABの論理は、400字から800字程度の主張のある文章を読み、選択肢が「文脈の論理から明らかに正しい」「明らかに間違っている」「本文だけでは論理的に導けない」のどれかを判断します。
ここで迷いやすいのは、自分の常識で考えてしまうことです。本文のどこに根拠があるかを探し、本文に書かれていなければ「導けない」を選ぶ、と決めておくと迷いが減ります。
英語は「分からない単語で止まらない」
玉手箱の英語は、200語から400語程度の文章を読み、設問が文章の論理と照らして正しいかどうかを判断する形式だと公式に説明されています。
英語が苦手な人ほど、知らない単語が出るたびに止まってしまいがちです。設問を先に読み、答えに関係する文だけを丁寧に読む、という順番にすると、知らない単語があっても前に進みやすくなります。英語の準備は英語のWebテストでも紹介しています。
性格検査は「迷いすぎない」
SPIの性格検査は約300問と問題数が多く、提供会社は自分を良く見せようとする回答を見つける仕組みがあると説明しています。
1問ずつ深く考えすぎると、時間も気力も消耗します。普段の自分に近いほうを、テンポよく選んでいくのがコツです。性格検査の考え方はWebテストの性格検査の答え方で紹介しています。
受検当日の段取りチェック
受検中に通知が鳴る、筆記用具が見つからない、通信が切れる。こうした当日のつまずきは、準備でかなり防げます。前日と直前のチェックで段取りを整えましょう。
『問題の練習はしたけど、当日の準備は考えていなかった』という方も多いはずです。受け方ごとに、前日と直前のチェックをまとめました。
- 締切の日付と時刻を、もう一度案内で確かめる
- 受ける予定のパソコンで受検ページが開けるか試す
- 推奨環境(ブラウザの種類など)に合っているか確かめる
- 筆記用具とメモ用紙を机に用意する
- テストセンターなら、顔写真付きの本人確認書類と受検票を用意する
- スマートフォンの通知を切り、別の部屋に置く
- パソコンのほかのアプリやタブを閉じる
- 電源コードをつなぎ、通信が安定しているか確かめる
- 家族に受検中は部屋に入らないよう伝える
- お手洗いを済ませておく

受ける時間帯にも気をつける
検査によっては、受けられない時間帯があります。SHLの受検画面は毎週水曜日の朝6時から8時が定期メンテナンスで、受検者もアクセスできないと案内されています。
エン株式会社の3Eテストは、深夜3時から5時がシステムメンテナンスで、受検の終わりがこの時間帯に入ると受検が無効になると説明されています。締切の夜に遅い時間から始めるのは避けておきましょう。
テストセンターの当日は遅刻に注意
SPIのテストセンターは、遅刻すると受検できないと案内されています。服装は自由で、スーツである必要はありません。
リアル会場では、筆記用具とメモ用紙は会場が用意し、私物は使えません。会場の場所と移動の時間は、前日のうちに確かめておきましょう。
監視型の当日は「部屋」と「持ち物」をそろえる
SPIのテストセンターのオンライン会場では、検査が始まる前に約15分の受付があり、顔写真付きの本人確認書類(原本で有効期限内のもの)を確かめます。部屋に第三者がいないこと、四方が壁で仕切られていることなど、受検場所の条件も決まっています。
持ち込めるのは目薬とポケットティッシュだけで、帽子やイヤホン、腕時計は身につけられません。当日に慌てないよう、前日のうちに部屋を片づけておきましょう。監視型のくわしい準備は監視型Webテストの仕組みと準備で紹介しています。
受検環境の準備は早めに
自宅で受ける時は、パソコンと通信の環境がそのまま点数に関わります。SPIのWEBテスティングはスマートフォンでは受けられず、回線は5Mbps相当以上が推奨されています。
受検環境のくわしい確かめ方は、Webテストの受検環境で確かめることで紹介しています。

締切当日の夜に受け始めて、通信が切れたり画面が動かなくなったりしても、立て直す時間がないケースです。締切の前日までに受ける日時を決めておくと、もしもの時に問い合わせる余裕が残ります。
よくある相談
コツについての相談は、1問にかかる時間、論理の問題の考え方、受ける日のタイミング、電卓の扱いの4つが多いです。
就活生からよく寄せられる相談を、内容をまとめた形で紹介します。
漠然としているけど、何かコツを知りたい
『何でもいいからコツを教えてほしい』という相談もよく見かけます。何から手をつければいいか分からない時ほど、こう思いますよね。
まずは、この記事の「1問を解く手順」を、次の練習の1回分だけ意識して解いてみてください。全部を一度に変えようとせず、1つずつ試すと、自分に合うやり方が見つかりやすくなります。
推論の問題に時間がかかって、1問に何分もかかってしまう
『1問2分くらいで解かないといけないのに、5分はかかってしまう』という相談です。焦りますよね。
まずは、時間を気にせず解いて、正解できる型とできない型を分けてみてください。正解できる型は手順を短くする練習、できない型は解説を読んで手順を覚える練習、と分けると伸びやすくなります。
論理の正誤問題の解説を読んでも、屁理屈に感じる
GABの論理の問題で、解説を読んでも納得できないという相談もあります。
ここでのコツは、自分の知識や常識を持ち込まず、本文に書かれていることだけで判断することです。本文に書かれていないことは「導けない」と考える、というルールで解き直してみてください。
締切ぎりぎりに受けても大丈夫?
『期限日の前日に解いても大丈夫なのか、5日前くらいに受けたほうがいいのか』という相談です。
受けた日が評価にどう関わるかは企業によって違い、公表されていません。ただ、締切直前は不具合があった時に立て直せないので、余裕を持って受けておくほうが安心です。締切の考え方はWebテストの受検期限と締切で紹介しています。
スマートフォンの電卓を使ってもいい?
『電卓の代わりに携帯の電卓を使ってもいいのか』という相談もよく見かけます。
SPIのテストセンターでは、検査中に計算機は使えません。そのほかの形式や方式で電卓が使えるかは、受検案内と受検画面の説明で確かめてください。電卓の扱いはWebテストで電卓は使える?でまとめています。
コツを身につける練習の仕方
コツは知っているだけでは使えません。本番と同じパソコン、同じ時間、同じメモ用紙で練習して、体に覚えさせることで、本番でも自然に使えるようになります。
『コツは分かったけど、本番で使える気がしない』という方もいますよね。
練習の時から、本番と同じ条件で解くことがいちばんの近道です。時間配分の決め方は、Webテストで時間が足りない人の時間配分でくわしく紹介しています。
練習の記録を簡単な表にしておくと、コツが身についているかを確かめやすくなります。
| 日付 | 形式 | 解いた数 | 時間内に終わったか | 次に試すこと |
|---|---|---|---|---|
| ○月○日 | 計数 | 1回分 | 最後の数問が残った | 迷ったら次へ進む基準を守る |
| ○月○日 | 言語 | 1回分 | 時間内に終わった | 設問を先に読む順番を続ける |
- 当日の緊張がやわらぎやすい
- メモの置き場所や読む順番が自然に身につく
- 時間が足りない科目が早めに分かる
- 時間の感覚がつかめない
- 本番でメモの取り方に迷う
- 画面で解く形に慣れられない
コツの練習をひとりで続けるか、相談先も使いながら進めるかは人それぞれです。Webテストのほかにも選考の準備が重なって手が回らない時は、就活の相談先を頼るのも一つの方法です。
Webテストドットコム
Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか
Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。
無料就活支援サービスの使い方を見るWebテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。
よくある質問
Webテストで一番大事なコツは何ですか?
迷った時に次へ進む基準を決めておくことです。1問にこだわらず、解ける問題を取りこぼさないことが、点を落とさないことにつながります。
Webテストは見直しをしたほうがいいですか?
形式によって違います。SPIは次の画面に進むと前の画面に戻れないので、1問ごとにその場で答えを決める練習をしておくのがおすすめです。
メモ用紙は何枚くらい用意すればいいですか?
自宅で受ける時は、迷ったら多めに用意しておくと安心です。SPIのオンライン会場では、A4の白紙で2枚までと決まっているので、案内の決まりに合わせてください。
本番で頭が真っ白になった時はどうすればいいですか?
一度ゆっくり息を吐いてから、今の問題の設問だけを読み直してみてください。分からなければ決めておいた基準で次へ進み、解ける問題から取り戻していけば大丈夫です。
Webテストを受ける時間帯はいつがいいですか?
頭がすっきりしていて、家族の出入りや通知で中断されにくい時間帯がおすすめです。検査によってはメンテナンスで受けられない時間帯もあるので、案内で確かめておきましょう。
まとめ
- Webテストのコツは、解き方と当日の段取りの2つ
- 設問を先に読み、メモは式と数字だけ、迷ったら基準どおり次へ進む
- 科目ごとに、時間を縮められる所が違う
- 前日と直前のチェックで、当日のつまずきを防ぐ
- 本番と同じ条件で練習して、コツを体に覚えさせる





コメント