Webテストで落ち続ける時の立て直し方|一人で抱えない就活の進め方

Webテストで落ち続ける時に、原因で分けて次の一手を決める立て直し方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。

またWebテストで落ちた、という連絡。何社も続くと『自分は就活に向いていないのかも』と、画面を見るのもつらくなりますよね。

結論から言うと、Webテストで落ち続ける時は、回数を数えるより原因で分けて、次の一手を変えるのが立て直しの近道です。ひとりで抱え込まず、相談先を使うのも立派な一手なんです。

この記事を読むと、落ち続ける原因の分け方と、対策・受ける企業・相談先のどれを変えればいいかが分かります。

目次

Webテストに落ち続けるのは、自分だけ?

先に結論

Webテストの合格基準は企業ごとに違い、公表されていません。何社か続けて落ちたとしても、それだけで「能力が足りない」とは言い切れないんです。

SPIの提供会社は、合格基準は企業によってさまざまで、一律に何点以上という基準はないと説明しています。テストセンターでは、本人が自分の結果を見ることもできません。

つまり、落ちた時に分かるのは「次に進めなかった」という事実だけです。理由が見えないまま続くと、不安が大きくなるのは自然なことですよね。

国も「結果は適性の一面」と示している

厚生労働省は企業に向けて、適性検査で分かるのは応募者の適性のある一面にすぎず、結果をうのみにしないよう求めています。

Webテストの結果だけで、あなたの全部が決まるわけではありません。ここを知っておくだけでも、少し肩の力が抜けるはずです。

落ち続ける時に起きていること

落ち続けている時は、同じ所でつまずいていることが多いです。よくある3つの形を表にしました。

落ち方の形よくある状況まず疑うこと
同じ形式で続けて落ちるSPIや玉手箱など、特定の形式の時だけ通らないその形式の練習量と時間配分
形式がバラバラで落ちるどの形式でも手ごたえがない受検前に形式を確かめているか
特定の業界・規模で落ちる人気の企業ばかり受けている受ける企業の幅

『全部に当てはまる気がする』という方もいますよね。その場合は、いちばん回数が多い形から順に見ていきましょう。

落ち込んだ日は、決めることを1つにする

不通過の連絡が来た日は、気持ちが沈んで何も手につかないこともあります。そんな日に、就活の計画を全部立て直そうとしなくて大丈夫です。

その日に決めるのは「受けた形式と手ごたえをメモする」の1つだけにしてみてください。立て直しの計画は、少し気持ちが落ち着いた翌日に考えれば十分です。

補足

不通過の連絡が続く時期は、誰にとってもつらいものです。眠れない、食欲がないなど体調に出ている時は、就活を少し休んで、大学の学生相談の窓口なども頼ってみてください。

回数ではなく原因で分けて、次の一手を決める

次の一手は3つから選ぶ

落ち続ける時の次の一手は、対策を変える、受ける企業の幅を変える、相談先を使う、の3つです。原因ごとにどれを選ぶかを判定表で決めておくと、迷わず動けます。

ここがこの記事でいちばん大事なところです。

『10社落ちたから、もっと頑張らないと』と回数で考えると、同じやり方を続けてしまいがちです。回数より、何が原因だったかで次の一手を選んでみてください。

原因と次の一手の判定表

これまで受けたWebテストを思い出して、当てはまる原因の行を見てみてください。複数当てはまる時は、上の行から手をつけるのがおすすめです。

原因の見当こんな時に当てはまる次の一手
形式を確かめずに受けた練習した問題と本番の形が違った対策を変える
時間が足りなかった後半を勘で選んだ問題が多い対策を変える
苦手な分野で止まった計算や長文など、同じ型で手が止まった対策を変える
受ける企業が偏っている同じ業界・同じ規模の企業ばかり受けている受ける企業の幅を変える
締切に追われて受けている練習の時間を取れないまま受け続けている受ける企業の幅を変える
原因の見当がつかない手ごたえはあったのに落ちる相談先を使う
気持ちが続かない案内メールを開くのもつらい相談先を使う
Webテストで落ち続ける時に、原因ごとに対策を変える・受ける企業の幅を変える・相談先を使うの3つから次の一手を選ぶ判定表の図解

判定のコツは「受けた直後のメモ」

判定表を使うには、受けた時の様子を覚えておく必要があります。これから受ける分は、受検した直後にスマホのメモへ残しておきましょう。

例えば、こんなふうに書いておくと十分です。

「玉手箱の計数、後半は時間が足りなかった」
「性格検査は迷う質問が多くて、時間ぎりぎりだった」

社名・形式・手ごたえの3つがあれば、3社分そろった時点で共通点が見えてきます。落ちた理由の見当のつけ方は、Webテストで落ちる理由と次に通るための見直しポイントでもくわしく紹介しています。

一手目:対策のやり方を変える

同じ練習を増やすより、練習の「中身」を変える

落ち続ける時は、練習の量より中身がずれていることがよくあります。形式・時間・苦手な型の3点で、練習のやり方を見直してみてください。

『もっと問題集を解かないと』と、量で取り返そうとしていませんか。実は、練習の中身を変えるほうが早く手ごたえが出ることも多いんです。

受ける形式を先に確かめる

Webテストには、SPI、玉手箱、TG-WEBなど、提供会社ごとに違う形式があります。玉手箱Ⅲの計数は「四則逆算」、言語は「大意把握」と、科目の名前からして違うんです。

受検案内のメール、受検URL、受検画面の最初の説明を見て、形式を確かめてから練習を始めましょう。形式の見分け方はWebテストの種類一覧|SPI・玉手箱・TG-WEBなどの違いと見分け方で紹介しています。

時間を計って解く練習に切り替える

SPIのWEBテスティングやテストセンターには、問題ごとの制限時間と全体の制限時間があり、問題ごとの時間が来ると自動で次へ進むと提供会社が説明しています。

家でじっくり解けても、本番の時間の中で解けるとは限りません。練習の時から、1問ごとに「ここで次へ進む」という上限を決めて解いてみてください。

苦手な型だけを繰り返す

苦手な分野がある時は、問題集を最初からやり直すより、止まった型だけを拾って解き直すほうが近道です。解けなかった問題に印をつけ、翌日と3日後にもう一度解きます。

練習の中身を変える1週間の例
  1. これまでの受検メモから、形式と止まった型を書き出す
  2. 次に受ける企業の受検案内で、形式を確かめる
  3. その形式の問題を、時間を計って1セット解く
  4. 止まった型だけを、毎日少しずつ解き直す
  5. 週の終わりに、もう一度時間を計って解き比べる

練習の記録をつけて、変化を見える形にする

落ち続けていると、練習しても伸びている気がしないことがありますよね。そんな時は、練習の記録を簡単な表に残しておくと、小さな変化に気づけます。

記録する項目書き方の例見返す時のポイント
日付と形式玉手箱の計数、SPIの非言語など本番と同じ形式を練習できているか
解いた数と正解の数時間内に解けた数と、そのうち正解した数解けた数と正解の数のどちらが伸びたか
止まった型割合、長文、推論など同じ型で何回止まっているか
ひとこと「後半で焦った」「見直す時間があった」気持ちの面の変化

解けた数が増えたのに正解が増えないなら、急ぎすぎのサインかもしれません。逆に、正解は多いのに解けた数が少ないなら、時間配分を見直す番です。

『練習しても意味がないのでは』と感じた時ほど、この表を見返してみてください。1週間前の自分と比べると、意外と前に進んでいることも多いんですよ。

テストセンターの結果を送る時の注意

SPIのテストセンターでは、過去1年以内の結果を別の企業に送ることができます。ただし、送れるのは最新の結果だけで、前の結果を選ぶことはできません。

検査ごとに「送る」か「新しく受ける」かを選べるので、手ごたえがなかった検査は受け直すという選び方もあります。新しく受けたか送信したかは企業には通知されないと、提供会社が案内しています。仕組みはWebテストの結果は使い回しできる?テストセンター結果の送信の仕組みで紹介しています。

二手目:受ける企業の幅を変える

「どこを受けるか」も立て直しの一部

同じ業界・同じ規模の企業ばかり受けていると、似た選考が続きます。受ける企業の幅を少し広げるだけで、選考の形が変わることがあります。

『志望を変えたら負けな気がする』と思う方もいますよね。ただ、幅を広げることは、志望をあきらめることとは違います。

本命は残したまま、選考の形が違う企業を少し足す、という考え方なんです。

選考フローを見て、受け方を組み直す

企業によって、Webテストの位置は違います。ESのあとに受ける企業もあれば、面接の前後にテストセンターを受ける企業もあります。

Webテストを課さない選考を行う企業もあるので、採用ページの選考フローで確かめてみてください。探し方はWebテストがない企業はある?探し方と選考の特徴で紹介しています。

広げ方やること気をつけること
業界を広げる志望業界と仕事が近い業界を1つ足す選考フローを採用ページで確かめる
企業の規模を広げる大手だけでなく、中堅・中小の企業も見る会社説明会で仕事の中身を聞く
選考時期を分ける締切が重ならないように受ける時期をずらす受検期限を一覧で管理する
応募の窓口を広げる就活サイト、大学の求人、就活エージェントを組み合わせる同じ企業に二重に応募しない

例えばこんな場面

メーカーの大手ばかり、同じ時期に10社近く応募している場合を考えてみます。締切が同じ週に重なり、Webテストを練習なしで続けて受けることになりがちです。

この場合は、応募を2つの時期に分け、間に練習の週を入れてみてください。さらに、同じ仕事ができる中堅の企業を2〜3社足しておくと、選考の形が違う企業にも出会えます。

別の例として、テストセンターの結果を何社にも送っている場合もあります。この時は、受ける企業を増やすより、まず手ごたえのなかった検査を受け直すかどうかを考えるのが先です。

締切を詰め込みすぎない

落ち続けると、『とにかく数を受けなきゃ』と応募を増やしたくなります。でも、締切が重なると練習の時間がなくなり、また準備不足のまま受けることになりがちです。

1週間に受けるWebテストの数を決めて、練習の時間を先に確保しておきましょう。

よくある失敗

落ち続けて焦った時に、受検の代行や解答の共有の誘いが目に入ることがあります。これは規約違反で、2022年11月には替え玉受験で代行者が逮捕され、依頼した学生も書類送検されました(北海道新聞 2022年11月25日)。やってはいけない理由はWebテストの替え玉・代行受検がだめな理由|正しい対策の進め方で紹介しています。

三手目:一人で抱えず、相談先を使う

相談は「何を聞くか」と「何を持っていくか」で変わる

相談先は、大学のキャリアセンター、就活エージェント、選考体験記のある就活サイトなどがあります。受検の記録を持っていくと、短い時間でも具体的な話ができます。

『こんなことで相談していいのかな』と迷う方も多いはずです。実は、落ち続けている時こそ、外の目で見てもらう価値があるんです。

自分では「Webテストが原因」と思っていても、話してみると受ける企業の選び方に原因がある、と気づくこともあります。

相談先ごとに、できることが違う

相談先によって、得意なことが違います。目的に合わせて選んでみてください。

相談先相談しやすいこと向いている場面
大学のキャリアセンター就活全体の進め方、ESの見方、学内の求人費用をかけずに、顔を合わせて相談したい
就活エージェント選考の進め方、自分に合う企業の探し方受ける企業の幅を一緒に考えたい
選考体験記のある就活サイト企業ごとの選考の流れ、過去の受検者の体験受ける企業の形式の手がかりを集めたい
友人や先輩受検の感想、気持ちの面の支えひとりで考えすぎて行き詰まった

例えば、20代の新卒・第二新卒・既卒向けの就業サポートを行うUZUZのように、選考の進め方を相談できる先もあります。体験記を調べたい時は、選考体験記の読み方を選考体験記でWebテストの形式を調べる方法|ワンキャリアの使い方で紹介しています。

相談に持っていくもの

相談の時間を有効に使うには、材料をそろえておくのがコツです。下のチェックリストを、相談の前日に見直してみてください。

相談に持っていくもの
  • 受けた企業名・形式・受検日・結果の一覧
  • 受検直後に書いた手ごたえのメモ
  • 提出したESの控え
  • これから受ける企業の受検案内と締切
  • 相談で聞きたいことを3つまで書いたメモ
就活エージェントや大学のキャリアセンターに相談する時に持っていく、受検の一覧・手ごたえのメモ・ESの控え・受検案内・聞きたいことのメモの図解

聞きたいことは、「次の受検まで何を練習するか」「受ける企業をどう広げるか」のように、具体的に書いておくと答えをもらいやすくなります。

ひとりで調べるか、相談先を使うか

ひとりで調べて進めるのが合っている人もいれば、誰かと話しながらのほうが動ける人もいます。どちらが正しいということはありません。

迷う時は、まず1回だけ話してみる、くらいの気持ちで大丈夫です。就活エージェントの使い方は新卒の就活エージェントでWebテスト対策はできる?使い方と選び方で紹介しています。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

Webテストで落ち続ける時によくある相談

悩みは「どこで落ちているか分からない」に集まる

落ち続けている時の相談は、原因が分からない、解説を読んでも分からない、自分を責めてしまう、の3つに集まります。それぞれに答えます。

ほとんどの会社で、適性検査で落ちてしまう

就活をしていて、ほとんどの会社で適性検査の段階で落ちてしまう、という相談です。

まずは、受けた形式が何だったかを一覧にしてみてください。同じ形式で落ちているなら、その形式の練習を時間を計って行うのが先です。

テストセンターの結果を何社にも送っている場合は、送っている結果そのものを見直す選び方もあります。手ごたえがなかった検査は、次は新しく受けることを考えてみましょう。

解説を読んでも、言語の問題が分からない

玉手箱の言語の問題で、解説を読んでも答えの理由が分からない、という相談です。

玉手箱Ⅲの言語は「大意把握」で、1000文字程度の文章を読んで、筆者の訴えたい趣旨を判断する問題だと提供会社が説明しています。本文に書いてあることと、筆者が一番言いたいことは別の場合があるんです。

解説を読む時は、「本文のどの文が、この答えの根拠か」を指で押さえながら読み直してみてください。玉手箱の言語の対策は玉手箱の言語対策|大意把握の解き方と長文を速く読む練習で紹介しています。

自分の悪い所ばかり探してしまう

就活がうまくいくか心配で、自分の悪い所ばかり探してしまう、という相談です。

落ち続けると、『自分の何がダメなんだろう』と考え込んでしまいますよね。ただ、Webテストの結果は適性の一面にすぎず、企業ごとに見るものも違います。

悪い所を探すより、「次に変えられること」を1つだけ決めるほうが前に進めます。ひとりで考えるのがつらい時は、キャリアセンターや就活エージェントで話してみてください。

よくある質問

Webテストに落ち続けるのは、能力が低いからですか?

そうとは限りません。合格基準は企業ごとに違い、公表されていません。形式の取り違えや時間配分、受ける企業の偏りが原因のこともあります。

何社落ちたら、やり方を変えたほうがいいですか?

回数より原因で考えるのがおすすめです。同じ形式で続けて落ちている、時間が足りないなど、共通点が見えた時点でやり方を変えてみてください。

テストセンターの結果を送り続けても大丈夫ですか?

送れるのは過去1年以内の最新の結果だけです。手ごたえがなかった検査は、新しく受けて結果を作り直す選び方もあります。

相談先は、キャリアセンターと就活エージェントのどちらがいいですか?

どちらも正当な相談先です。費用をかけずに顔を合わせて相談したいならキャリアセンター、受ける企業の幅を一緒に考えたいなら就活エージェント、と目的で選んでみてください。

Webテストがない企業だけを受けるのはありですか?

選び方の1つとしてはありです。ただ、本命の企業にWebテストがある場合もあるので、本命を残したまま幅を広げる形をおすすめします。

まとめ

この記事の要点
  • Webテストの合格基準は企業ごとに違い、落ち続けても能力が足りないとは限らない
  • 落ちた回数ではなく、原因で分けて次の一手を決める
  • 次の一手は、対策を変える、受ける企業の幅を変える、相談先を使うの3つ
  • 練習は量より中身を変え、形式・時間・苦手な型を見直す
  • 相談する時は、受検の一覧と手ごたえのメモを持っていく

まずは、これまで受けた企業と形式を1枚に書き出してみましょう。それが立て直しの1歩目です!

Webテストの全体像は、Webテストとは?就活で受ける適性検査の種類と対策の全体像でまとめています。

Webテストドットコム

Webテストドットコム 編集部

SPI・玉手箱・TG-WEBなど就活で使われるWebテストの種類と仕組み、受検方式ごとの準備、時間内に解くための勉強法、選考の進め方までを、はじめてWebテストを受ける就活生の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次