選考体験記でWebテストの形式を調べる方法|ワンキャリアの使い方

選考体験記でWebテストの形式を調べる読み方と、受検案内で確かめる手順を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。

志望企業のWebテストがどの形式なのか知りたくて、選考体験記を読んでみた。でも、年度によって書いてあることがバラバラで、余計に迷ってしまった方も多いはずです。

結論から言うと、Webテストの選考体験記は「年度・職種・選考段階」の3つをそろえて読み、最後は自分に届いた受検案内で確かめるのがいちばん確実です。

この記事を読むと、体験記の読み方のコツと、書かれた形式を自分の案内で確かめる手順、ワンキャリアの使い方が分かります。

目次

選考体験記でWebテストの形式は分かる?

先に結論

選考体験記は、先輩がどの段階でどんな形式を受けたかを知る手がかりになります。ただし企業は形式を公表していないことが多く、年度や職種でも変わります。体験記は「準備の当たりをつけるもの」、受検案内は「答え合わせをするもの」と分けて使いましょう。

『体験記に玉手箱って書いてあったから、玉手箱だけやればいいよね』と思いますよね。

ただ、Webテストの形式は、企業が毎年同じものを使うとは限りません。同じ企業でも、職種や選考段階によって違う形式を使うこともあるんです。

選考体験記で分かること・分からないこと

体験記で分かることと、分からないことを表にしました。

項目体験記で分かるか補足
先輩が受けた形式の名前分かることが多い書き手の記憶で書かれている
選考のどの段階で受けたか分かることが多いESと同時か、面接の後かなど
受けた方式(自宅・会場)書かれていることがあるテストセンターか自宅受検か
今年も同じ形式か分からない年度で変わることがある
合格ライン分からない企業も提供会社も公表していない
自分の職種でも同じか分からない職種ごとに違うことがある

SPIの提供会社は、合格基準は企業によってさまざまで、一律に何点以上という基準はないと説明しています。体験記に「何割取れば通る」と書かれていても、それは書き手の感想として読むのが安全です。

ボーダーの考え方はWebテストのボーダーは何割?で紹介しています。

体験記を読む前に、形式の違いを知っておく

体験記には「SPI」「玉手箱」「TG-WEB」など、いろいろな形式の名前が出てきます。名前だけ知っていても、中身が分からないと準備につながりません。

例えば玉手箱Ⅲは、計数の四則逆算、言語の大意把握、英語などが、それぞれ約10分の短い時間で出る形式です。一方でSPIの能力検査は、言語分野と非言語分野が基本です。

形式ごとの違いはWebテストの種類一覧で先に見ておくと、体験記がぐっと読みやすくなりますよ。

体験記の「方式」の書き方にも注目する

体験記には「自宅で受けた」「会場で受けた」「カメラがついていた」など、受けた方式が書かれていることがあります。ここも準備に関わる大事な手がかりです。

例えばSPIには、テストセンター、WEBテスティング、インハウスCBT、ペーパーテスティングの4つの受け方があり、どれになるかは応募先企業によって違います。テストセンターでは検査中に計算機は使えないと案内されています。

同じSPIでも、方式が違えば当日の準備が変わるんです。方式ごとの電卓の扱いはWebテストで電卓は使える?で紹介しています。

体験記は「年度・職種・選考段階」をそろえて読む

3つの条件がそろった体験記を優先する

体験記を読む時は、自分と同じ年度に近いか、同じ職種か、同じ選考段階か、の3つを確かめます。条件が離れている体験記は、参考の度合いを下げて読みましょう。

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

『体験記を10件読んだら、玉手箱が5件、SPIが3件、TG-WEBが2件だった。どれを信じればいいの?』という悩みはとても多いです。

こんな時は、件数で多数決をするのではなく、自分の条件に近い体験記から順に重みをつけてみてください。

そろえる条件見るところ離れている時の読み方
年度何年卒の体験記か古いほど参考の度合いを下げる
職種総合職・技術職・IT職など職種が違えば別の形式の可能性を考える
選考段階インターン・本選考・何次選考かインターンと本選考は分けて読む
受けた方式自宅受検か会場受検か方式が違えば準備の中身も変わる
選考体験記を、年度・職種・選考段階・受けた方式の4つの条件で絞り込み、自分に近い体験記から重みをつけて読む流れの図解

体験記を読む時の判定表

体験記1件ずつを、次の表で判定してみると見比べやすくなります。

条件がいくつそろったか読み方準備への使い方
年度・職種・段階の3つともそろういちばん頼りにするその形式の問題集から始める
2つそろう参考にする第2候補の形式として準備する
1つだけ雰囲気をつかむ程度準備の優先度は下げる
どれもそろわない読み流す準備には使わない

例えばこんな場面

総合職で受けたい企業の体験記を読んでいたら、技術職の先輩が「CABだった」と書いていたとします。

CABは、ITエンジニアやデジタル人材のポテンシャルを測る検査だと提供会社が説明しています。職種が違うので、総合職でも同じとは限りません。

「技術職ではCABだったけど、自分は総合職だから別かもしれない」
「総合職の体験記をもう少し探して、なければ案内を待とう」

こんなふうに、条件の違いに気づけると、準備の空振りが減りますよ。

インターンと本選考は分けて読む

インターンの選考と本選考では、Webテストの形式や方式が違うこともあります。体験記がどちらの話なのかは、最初に確かめておきましょう。

『インターンで受けたから、本選考の形式も分かった』と思いたくなりますよね。

ただ、インターンの選考は時期が早く、本選考とは別の形式や方式を使う企業もあります。インターンの体験記は「本選考でも同じ形式かもしれない」という候補の一つとして持っておくくらいがちょうどいいんです。

インターンのWebテストの特徴はインターンのWebテストで紹介しています。

体験記に書かれた形式を、受検案内で確かめる手順

最後に決めるのは自分に届いた案内

体験記で当たりをつけたら、受検案内が届いた時点で答え合わせをします。案内の文面、受検URL、受検画面の最初の説明の3か所を見ると、形式の手がかりが集まります。

『体験記で準備していたのに、届いた案内が違う形式だったらどうしよう』と不安になりますよね。

だからこそ、案内が届いたらすぐに確かめる手順を決めておくと安心です。

受検案内で形式を確かめる手順
  1. 案内メールの件名と本文に、検査名や提供会社の名前が書かれていないかを見る
  2. 受検期限と受検方式(自宅受検か会場受検か)を確かめる
  3. 受検URLのドメインを見て、手がかりになる文字がないかを見る
  4. ログイン後、受検を始める前の説明画面で科目と注意事項を読む
  5. 体験記で準備した形式と違えば、その形式の問題集に切り替える

受検URLから分かることと分からないことは、WebテストのURLの見方でくわしく紹介しています。

説明画面は飛ばさずに読む

SPIでは、本番の受検が始まる前に説明画面と練習画面があり、言語と非言語の練習問題が1題ずつ出ると、提供会社の学生向けサイトで説明されています。

また、SHLも、自社の適性検査にはすべて本題の前に例題が用意されていると説明しています。説明画面には形式の手がかりが詰まっているので、ここは焦らず読んでみてください。

受検案内の文面・受検URL・受検前の説明画面の3か所で、選考体験記で当たりをつけた形式を確かめる手順の図解

公式情報で中身を確かめられない名前が出てきたら

体験記には、提供会社の公式情報で中身を確かめられない検査名が出てくることもあります。

そんな時は、体験記の説明をうのみにせず、受検案内と受検画面の最初の説明で確かめてみてください。名前の呼び方が書き手によって違うだけ、ということもあります。

よくある失敗

体験記の「形式名」だけを見て、職種や年度を確かめずに準備を始めてしまうケースです。準備を始める前に、その体験記が自分の条件に近いかを一度だけ確かめておきましょう。

ワンキャリアの使い方

体験記・ES・クチコミ・適性検査の情報をまとめて見られる

ワンキャリアは、選考体験記やES、クチコミ、適性検査の情報がある就活サイトです。体験記で当たりをつける時の情報源の一つとして使えます。

選考体験記を探せるサイトの一つが、株式会社ワンキャリアが運営する就活サイト「ワンキャリア」です。

公式サイトでは、新卒入社までの最初のキャリア選択をサポートするサービスで、企業の採用活動に関する就活生の体験情報を集めていると説明されています。

メニューWebテスト準備での使い方
ES・体験談先輩がどの段階でどの形式を受けたかを調べる
クチコミ選考の流れや雰囲気をつかむ手がかりにする
就活記事形式ごとの特徴や選考の進め方を読む
適性検査適性検査や性格診断のコンテンツを見る

体験談やESの件数などの数字は、時期によって変わるのでここでは紹介しません。最新の内容はワンキャリアの公式サイトで確かめてみてください。

ワンキャリアで体験記を読む流れ

ワンキャリアで体験記を読む流れ
  1. 志望企業の名前で検索して、企業のページを開く
  2. 体験談の中から、自分と同じ職種のものを選ぶ
  3. 卒業年度が近い順に読む
  4. Webテストを受けた段階と形式名をメモする
  5. メモした形式を、受検案内が届いたら答え合わせする

メモは「何年卒・職種・段階・形式」の4つだけで十分です。例えば「何年卒・総合職・一次・玉手箱」のように並べておくと、あとで見比べやすくなります。

メモの残し方の例

体験記を何件か読んだら、表にまとめておくと見比べやすくなります。例えばこんな形です。

体験記年度職種段階形式方式条件のそろい方
1件目自分と同じ同じ本選考の一次玉手箱自宅3つそろう
2件目2年前同じ本選考の一次SPI会場2つそろう
3件目自分と同じ違うインターン不明自宅1つだけ

この例なら、まず1件目の形式から準備を始め、2件目の形式は第2候補として形式だけ確かめておく、という順番になります。表にすると『どれを信じればいいか』で迷う時間がぐっと減りますよ。

クチコミは「流れ」と「時期」を読む

クチコミには、選考の雰囲気や、説明会から面接までの流れが書かれていることがあります。Webテストの準備に使うなら、「いつ案内が来たか」「締切まで何日あったか」に注目してみてください。

例えば「ES提出の翌日に案内が来て、締切まで数日だった」という書き込みが続いていれば、ESを出す前から問題集を進めておく必要がありそうだと分かります。

感想の部分は書き手によって受け止め方が違うので、事実の部分だけを拾うのがコツです。

体験記を読む時に気をつけたいこと

就活サイトには、Webテストの問題や解答を扱う記事が見つかることもあります。ただ、問題や解答を共有することは規約違反にあたり、やってはいけないことです。

東京大学は、本学を名乗る団体によるWEBテスト解答集の販売について、作成企業の著作権を侵害している疑いがあり、テストの公正性を損なうと注意を呼びかけています。体験記は「形式と選考の流れを知るため」に読むと決めておきましょう。

体験記を読んだ後の準備の順番

形式が絞れたら、問題集1冊に集中する

体験記で形式の候補が絞れたら、いちばん可能性の高い形式の問題集から1冊始めます。候補が2つ以上ある時は、言語と計数の基礎から固めると、どの形式にも生きてきます。

『体験記で調べたけど、結局候補が3つ残った』という方もいますよね。

そんな時は、候補ごとに準備を全部やろうとせず、優先順位をつけるのがおすすめです。

候補の残り方準備の進め方
1つに絞れたその形式の問題集を1冊仕上げる
2つ残った可能性の高い方から始め、もう一方は形式だけ確かめておく
3つ以上残った言語と計数の基礎を固め、案内が来たら切り替える
情報がほとんどないよく出会う形式(SPIか玉手箱)の基礎から始める

勉強の順番はWebテストの勉強法で紹介しています。

性格検査の書き込みも読んでおく

体験記では、能力検査の形式だけでなく「性格検査も同時にあった」「性格検査は別の日だった」といった書き込みが見つかることもあります。

性格検査は正解のある問題ではありませんが、問題数が多い形式もあります。例えばSPIの性格検査は約300問の質問だと提供会社が説明しています。

時間に追われないよう、受ける日の予定に余裕を持たせておくと安心です。答え方の考え方はWebテストの性格診断で紹介しています。

ひとりで調べるか、相談先を使うか

体験記を読み比べるのは、思ったより時間がかかります。ESや面接の準備と重なると、調べものだけで一日が終わってしまうことも。

一人で調べきれない時は、大学のキャリアセンターや就活支援サービスに選考の進め方を相談してみるのも一つの方法です。相談先の比べ方は新卒の就活エージェントの使い方で紹介しています。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

就活サイトとの使い分け

選考体験記のサイトと、マイナビやリクナビのような就活サイトは、得意なことが少し違います。就活サイトは企業情報の検索や模擬テストに、体験記は形式と選考の流れを知ることに向いています。

目的別の使い分けは就活サイト・就活エージェントの使い分けで紹介しています。

選考体験記とWebテストのよくある相談

年度と段階をそろえれば、たいていの迷いは解ける

体験記まわりの相談では、インターンの結果の扱い、業界ごとの対策、年度で形式がバラバラな時の考え方がよく見られます。

就活生からよく寄せられる相談を、内容をまとめた形で紹介します。

インターンで受けた結果を本選考でも使う企業がある、と聞いた

夏のインターンで受けたWebテストの結果を、本選考でもそのまま使う企業があるらしい。そういう企業はどう調べればいいのか、という相談です。

体験記に「インターンの結果が使われた」と書かれていても、それは書き手の年度の話です。今年も同じかは、企業の案内で確かめてみてください。

なお、SPIのテストセンターでは、過去1年以内の受検結果を企業に送信できる仕組みがあります。送れるのは最新の結果だけで、新たに受けたか前回の結果を送ったかは企業に通知されないと案内されています。くわしくはWebテストの結果は使い回しできる?で紹介しています。

志望する業界のSPI対策を急ぎたい

志望している業界の選考でSPIがあると聞いて、何から対策すればいいか知りたい、という相談です。

まずは体験記で、同じ職種・同じ年度の先輩がどの段階で受けたかを確かめてみてください。そのうえで、SPIなら言語分野と非言語分野の基礎から始めるのがおすすめです。SPIの進め方はSPIのWebテストとは?で紹介しています。

体験記を見ると、年度ごとに形式が全く違う

受けたい出版社の体験記を見ると、年度ごとに玉手箱、SPI、TG-WEBとバラバラだった。どれを対策すればいいのか、という相談です。

こういう時は、形式が変わる企業だと受け止めて、言語と計数の基礎を先に固めてみてください。案内が届いた時点で、その形式の問題集に切り替えれば間に合わせやすくなります。

『全部の形式を完璧にしないと』と思う必要はありません。基礎があれば、形式が変わっても慣れるまでの時間が短くて済むんです。

よくある質問

Webテストの形式は選考体験記で分かりますか?

先輩が受けた形式の手がかりにはなります。ただ、年度や職種、選考段階で変わることがあるので、最後は自分に届いた受検案内と受検画面の説明で確かめてください。

体験記は何年分くらい読めばいいですか?

決まった年数はありません。自分の年度に近いものから読み、年度・職種・選考段階の3つがそろうものを優先するのがおすすめです。

ワンキャリアでは何が見られますか?

公式サイトのメニューには、ES・体験談、クチコミ、就活記事、適性検査があります。最新の内容は公式サイトで確かめてみてください。

体験記と受検案内で形式が違ったらどうすればいいですか?

受検案内を優先してください。案内に書かれた形式の問題集に切り替え、受検を始める前の説明画面で科目と注意事項を確かめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 選考体験記は、形式の当たりをつけるために使う
  • 年度・職種・選考段階の3つをそろえて読み、件数の多数決にしない
  • 受検案内の文面、受検URL、説明画面の3か所で答え合わせをする
  • ワンキャリアは体験記・ES・クチコミ・適性検査の情報を見られる就活サイト
  • 解答の共有や解答集は使わず、体験記は形式と流れを知るために読む

まずは志望企業1社分だけ、体験記を「年度・職種・段階・形式」の4つでメモしてみましょう!

Webテストドットコム

Webテストドットコム 編集部

SPI・玉手箱・TG-WEBなど就活で使われるWebテストの種類と仕組み、受検方式ごとの準備、時間内に解くための勉強法、選考の進め方までを、はじめてWebテストを受ける就活生の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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