Webテストの暗号問題とは?CABの出題と解き方の考え方

Webテストの暗号問題が出るCABの位置づけと、決まりを推理する解き方を紹介する記事のアイキャッチ

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Webテストの練習をしていて、暗号の問題でまったく手が出なかった。解説を読んでも、なぜその答えになるのか分からない、という方も多いはずです。

結論から言うと、Webテストの暗号問題は、変化の前と後を比べて、隠れている決まりを推理する問題です。この記事では、暗号問題が出るテストの位置づけと、決まりを見抜く解き方の手順が分かります。

目次

Webテストの暗号問題とは?

先に結論

暗号は、日本エス・エイチ・エルのCABという適性検査の科目の1つです。表に出ている変化から、背後に隠れている構造や関係を推理する力を見ます。

『暗号って、パズルみたいな問題?』と思いますよね。

提供会社の公式ページでは、CABの暗号は次のように説明されています。

項目公式ページの記載
検査名CAB(日本エス・エイチ・エル)
科目暗号
見ている力表面に現れている事象や現象から、背後に隠されている構造や関係を推理する能力
関わる適性複雑なシステム・デザインへの適性、プログラミングのミスを発見する(デバッグ)能力

ここが大事なところです。

暗号は、知識を問う問題ではありません。目に見える変化をもとに、その裏にある決まりを自分で見つける問題なんです。

公式ページでは、CABはITやプログラミングの知識を問わない形式だと説明されています。情報系の学部でなくても、解き方に慣れることで手が動くようになります。

暗号問題はどのテストで出る?

先に結論

暗号が科目として公式に書かれているのはCABです。GABに1科目を追加できるWebGAB PlusOneでも、CABの科目が選べると説明されています。

『玉手箱で暗号が出たって聞いたけど?』という声もよく聞きます。

提供会社の公式ページに書かれている科目を並べると、暗号がどこに含まれるかが分かります。

検査公式ページの知的能力の科目暗号
CAB(WebCAB・C-CAB)四則逆算・法則性・命令表・暗号含まれる
WebGAB PlusOne言語・計数に、任意の1科目(英語・CABの科目・WebRABの科目など)を追加追加された場合に出る
玉手箱Ⅲ言語・計数・英語含まれない
GAB言語・計数・英語含まれない

玉手箱Ⅲの公式の科目には、暗号は入っていません。『玉手箱で暗号が出た』という話は、別の検査や科目を追加した形だった可能性もあります。

どの科目が出るかは、受検画面の最初の説明で確かめるのが確実です。CABの科目全体は、CABのWebテストとは?IT職の選考で出る科目と対策で紹介しています。

CABのほかの科目とのつながり

CABには、暗号のほかに法則性と命令表という科目もあります。提供会社の比較コラムでは、こうした記号や図表を使った独自の問題でIT関連の適性を測ると説明されています。

科目公式の説明(要約)暗号との共通点
法則性流れを持った図形群の中に潜む法則性を見分ける変化から決まりを見つける
命令表与えられた指示・命令を記憶し、使いこなす決まりを順番どおりに当てる
暗号表に出ている事象から、隠れた構造や関係を推理する両方の動きを組み合わせる

暗号の練習は、法則性や命令表の練習にもつながります。逆に言えば、法則性や命令表に慣れておくと、暗号にも入りやすくなるんです。

IT職の選考で出会いやすい理由

公式ページでは、CABはITエンジニアやデジタル人材のポテンシャルを測る検査で、SE・プログラマー・カスタマーエンジニア・プロジェクトマネージャーの職務適性を予測すると説明されています。

ですから、IT企業やSE職、エンジニア職の選考を受ける方は、暗号を含むCABに出会うことがあります。形式の種類はWebテストの種類一覧|SPI・玉手箱・TG-WEBなどの違いと見分け方で確かめてみてください。

暗号の解き方の手順

先に結論

暗号は、変化の前と後を並べ、何が変わって何が変わっていないかを比べるところから始めます。1つの記号が何をするかを言葉にできれば、答えが絞れます。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

『解説を読めば分かるのに、自分では決まりが見つけられない』という悩みはとても多いです。そこで、毎回同じ順番で考えられるよう、手順を5つに分けました。

暗号を解く5つの手順
  1. 変化の前と後を並べて書く
  2. 変わった所と、変わっていない所に印をつける
  3. 1つの記号だけが働いている例を探し、その記号の決まりを言葉にする
  4. 分かった決まりを、ほかの例に当てはめて確かめる
  5. 決まりを順番どおりに当てて、問われている答えを出す
暗号の問題を、変化の前と後を並べ、変わった所に印をつけ、記号の決まりを言葉にして当てはめる手順の図解

実際の出題の見た目は、本番の例題の画面で確かめてください。ここでは、考え方を試すために編集部が作った練習用の例を使います。

練習用の例で手順を試す

次の2つは、編集部が作った練習用の例です。実際の出題を再現したものではありません。

練習用の例1

記号Pは文字の並びを逆にし、記号Qは先頭の文字を末尾に移すとします。「XYZ」にPをかけてからQをかけると、どうなるでしょう。

まずPで「XYZ」は「ZYX」になります。次にQで先頭の「Z」を末尾に移すと、答えは「YXZ」です。

練習用の例2

記号Pは文字の並びを逆にすると分かっています。「ABC」にPをかけてから記号Qをかけると「BAC」になりました。Qは何をする記号でしょう。

Pで「ABC」は「CBA」になります。Qで「CBA」が「BAC」になったので、先頭の「C」が末尾に移った、つまりQは「先頭を末尾に移す」記号だと推理できます。

よくある思い込みと直し方

暗号で間違える時は、決まりを早く決めすぎていることが多いです。よくある思い込みを表にしました。

よくある思い込み起きること直し方
最初の例だけで決まりを決める別の例で合わずに間違える2つ以上の例で確かめてから使う
変わった所だけを見る変わっていない所の決まりを見落とす変わらない所にも印をつける
記号を当てる順番を気にしない順番が違うと答えが変わる書かれた順に1つずつ当てる
頭の中だけで処理する途中の状態を取り違える途中の状態を紙に書く

例2のように、分かっている記号を先に当てて、残った変化から分からない記号の働きを考えるのがコツです。分かっている所から順に埋めていけば、複雑に見える問題もほどけていきますよ。

暗号を練習する進め方

先に結論

暗号の練習は、時間を気にせず決まりを言葉にする段階から始めます。決まりの見つけ方が身についてから、時間を計る練習に進むのがおすすめです。

『とにかく問題数をこなせばいいの?』と思いますよね。ただ、決まりの見つけ方があいまいなまま数を増やしても、伸びにくいことも。

段階を分けて進めてみてください。

段階やること次に進める状態
1. 書き出す変化の前と後を紙に書き、変わった所に印をつける変わった所をすぐに見つけられる
2. 言葉にする記号の決まりを一文で書いてから答える決まりを一文で言える
3. 当てはめる決まりをほかの例に当てて確かめる習慣をつける思い込みの決まりで間違えることが減る
4. 時間を計る本番に近い時間で、初めての問題を解く手が止まる時間が短くなる
暗号の練習を、書き出す・言葉にする・当てはめる・時間を計るの4段階で進める図解
間違えた時に確かめること
  • 変わっていない所を見落としていなかったか
  • 1つの記号だけが働いている例から考えたか
  • 決まりを、ほかの例にも当てはめて確かめたか
  • 記号を当てる順番を取り違えていなかったか

例えばこんな場面

文系からエンジニア職を目指していて、図形や記号の問題に初めて触れる場合を考えてみます。

この場合は、段階1と2に時間をかけるのがおすすめです。最初の数問は時間を気にせず、決まりを一文で書くところまでを1セットにしてみてください。

「この記号は、左右を入れ替えているのかな」
「でも別の例では上下も変わっている。もう一度比べてみよう」

こうした自分との会話をくり返すうちに、決まりを探す目が育っていきます。勉強の進め方全体は、Webテストの勉強法|対策の順番と1冊を仕上げる進め方で紹介しています。

答え合わせのメモの書き方

答え合わせでは、正解かどうかだけでなく、記号の決まりを自分の言葉でメモしておきましょう。

「P=並びを逆にする」「Q=先頭を末尾へ」のように、記号ごとに一行で書くのがおすすめです。メモが増えるほど、よく出る決まりの形が見えてきますよ。

時間が足りない時の考え方

暗号は、決まりが見つかるまでに時間がかかることもあります。1問で長く止まると、ほかの問題に届かなくなることも。

練習の段階で、1問で止まる時間の上限を自分で決めておきましょう。時間配分の考え方はWebテストで時間が足りない人の時間配分と解く順番のコツで紹介しています。

ひとりで練習するか、相談先を使うか

暗号の練習はひとりでも進められます。ただ、IT業界の選考の進め方や、どの企業がどの形式なのかを調べきれない時は、相談先を使うのも1つの方法です。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

暗号問題でよくある相談

相談の選び方

暗号の相談で多い「全然分からない」「玉手箱との関係」「構造的な問題との違い」の3つを選び、要約して答えています。

CABの暗号が全然分からない

CABの暗号の問題が全然分からない、解き方を教えてほしい、という相談です。

『自分には向いていないのかも』と感じてしまいますよね。ただ、暗号は決まりの見つけ方を知っているかどうかで、手の動き方が大きく変わる問題です。

まずはこの記事の手順1と2、変化の前と後を書き出して印をつけるところから始めてみてください。1つの記号だけが働いている例を見つけられれば、糸口がつかめます。

玉手箱の暗号の問題とは?

玉手箱やWebCABの暗号の問題が分からない、という相談です。

先ほどの通り、玉手箱Ⅲの公式の科目には暗号は含まれていません。暗号が出たなら、CABか、GABに科目を追加したWebGAB PlusOneなど、別の形だったと考えられます。

案内でテスト名を確かめておくと、次に何を練習すればいいかがはっきりしますよ。

構造把握の問題と同じ?

暗号と構造把握の問題は同じものか、という相談です。

構造的把握力検査は、SPIで企業によって出題される検査で、ものごとの背後にある共通性や関係性を構造的に把握する力を見ると説明されています。提供会社も形式も違うので、CABの暗号とは別のものとして準備してみてください。

よくある質問

Webテストの暗号問題とは何ですか?

日本エス・エイチ・エルのCABの科目の1つで、表に出ている変化から、背後に隠れている構造や関係を推理する問題です。知識ではなく、決まりを見抜く力が問われます。

暗号問題はどのテストで出ますか?

公式ページで科目として書かれているのはCABです。GABに1科目を追加できるWebGAB PlusOneでも、CABの科目を選べると説明されています。玉手箱Ⅲの科目には含まれていません。

暗号問題のコツはありますか?

変化の前と後を並べ、変わった所に印をつけ、1つの記号だけが働いている例から決まりを言葉にすることです。分かった決まりは、ほかの例にも当てはめて確かめましょう。

文系でも暗号問題は解けるようになりますか?

なります。CABはITやプログラミングの知識を問わない形式と説明されています。決まりの見つけ方を身につけるところから、時間をかけて練習してみてください。

暗号問題で時間が足りない時はどうすればいいですか?

1問で止まる時間の上限を練習の時に決めておき、本番でも決めたとおりに見切ることです。決まりの見つけ方が身につくと、止まる時間そのものも短くなっていきます。

まとめ

この記事の要点
  • 暗号はCABの科目の1つで、変化から隠れた決まりを推理する問題
  • 公式の科目に暗号があるのはCABで、玉手箱Ⅲの科目には含まれない
  • 解き方は、前と後を並べ、変わった所に印をつけ、記号の決まりを言葉にする
  • 分かっている記号から当てはめ、残った変化で分からない記号を推理する
  • 練習は書き出す、言葉にする、当てはめる、時間を計るの順で

まずは練習用の例を紙に書き出して、記号の決まりを一文で言ってみましょう。それが暗号の練習の第一歩です!

Webテストドットコム

Webテストドットコム 編集部

SPI・玉手箱・TG-WEBなど就活で使われるWebテストの種類と仕組み、受検方式ごとの準備、時間内に解くための勉強法、選考の進め方までを、はじめてWebテストを受ける就活生の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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