AI監視型のWebテストとは?カメラで何を見られるのか

AI監視型のWebテストの仕組みと、カメラで見られることを紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。

案内に「AI監視型」と書かれていて、カメラで何を見られるのか落ち着かない方も多いはずです。普通に解いているだけで疑われないか、心配になりますよね。

結論から言うと、AI監視型のWebテストは、受検中の様子をAIがカメラ越しに見守り、替え玉やカンニングが疑われる動きを見つける仕組みです。何を見ているかは、提供会社が公式に説明している範囲で知っておけば十分です。

この記事を読むと、AI監視の仕組みと、受検中に避けたい動作、前の日にやっておく準備が分かります。

目次

AI監視型のWebテストとは?

先に結論

AI監視型は、自宅などのパソコンで受けながら、Webカメラの映像をもとにAIが受検の様子を確かめる受け方です。人の監督者がつく方式と違い、日時の予約がいらない方式もあります。

『Webテストにカメラ?それって誰かが見てるの?』と思いますよね。

実は、AI監視型では、人ではなくAIが受検中の様子を見守ります。代表的なものに、ヒューマネージのTG-WEB eyeと、日本エス・エイチ・エルのWebGAB Secureがあります。

テスト名(提供会社)公式に説明されている仕組み
TG-WEB eye(ヒューマネージ)AIが受験中の行動を監視。不審な行動を検知したら、結果とともに企業へ報告
WebGAB Secure(日本エス・エイチ・エル)顔認証・顔認識、リアルタイムの行動監視、不正を検知したらテストを自動停止
C-GAB plusのWeb会場(日本エス・エイチ・エル)厳密な本人認証のうえで、AIと人間の目による監視

TG-WEB eyeについて、ヒューマネージは「業界で初めて誕生したAIで監視するWebテスト」と説明しています。マークシート・WEB・テストセンター・オンライン監視型Web会場に続く「第5の受験方式」という位置づけです。

Webテストで AI監視が使われる理由

AI監視の目的は、替え玉受検やカンニングを防ぐことです。WebGAB Secureの説明では、替え玉受検、複数人での受検、生成AIなどを使ったカンニングが疑われる挙動を検知するとされています。

自宅で受けられる手軽さを残しながら、本人が一人で解いたことを確かめるための仕組みなんです。監視型全体の種類は監視型Webテストとは?自宅で受ける時の仕組みと準備・禁止事項で紹介しています。

人が監督する方式とどう違う?

同じ監視型でも、SPIのテストセンターのオンライン会場は、人の監督者が見守る方式です。提供会社は「録画・AIによる確認ではなく、人により監督を行う」と説明しています。

『AIと人、どちらのほうが厳しいの?』と気になるかもしれません。ただ、厳しさを比べるより、受け方の違いを知っておくほうが準備に役立ちます。

AI監視型(TG-WEB eyeの例)
  • 事前の予約がいらない
  • 受検期間内の好きな時間に受けられる
  • 不審な行動は結果とともに企業へ報告
人が監督する方式(SPIオンライン会場の例)
  • 会場と日時を予約する
  • 約15分の受付で本人確認や部屋の確認をする
  • 監督者が映像・画面・音声をその場で確認

自分の受けるテストがどちらの方式かは、案内のテスト名と、予約が必要かどうかで見分けられます。

カメラで何を見られるのか

公式に書かれているのは「顔」と「行動」

提供会社が公式に説明しているのは、顔による本人の確認と、受検中の行動の見守りです。それ以上の細かい中身は公開されていないので、受検前の同意画面で確かめましょう。

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

『画面を録画されてる?マイクもオン?』と気になる方は多いはずです。公式の説明で確かめられることと、確かめられないことを分けて表にしました。

気になること公式の説明で確かめられること自分で確かめたいこと
顔WebGAB Secureは顔認証・顔認識を行う受検前の画面で顔の撮影を求められるか
受検中の動きどちらもAIが受検中の行動を監視するどんな動作が注意事項に挙がっているか
不審な動きの扱いTG-WEB eyeは企業へ報告、WebGAB Secureは自動停止やレポート化同意画面に書かれた扱い
録画・マイク公式ページでは確かめられない同意画面やブラウザの許可の表示
予約TG-WEB eyeは事前の予約が不要案内メールの受検期間
AI監視型のWebテストで公式に説明されている、顔の確認・行動の監視・不審な動きの報告の流れを示した図解

報告されたら、すぐ不合格になる?

TG-WEB eyeの説明では、不審な行動を検知した場合、その内容を受験結果とともに企業へ報告します。企業はその内容を確認してから合否を判断するとされています。

つまり、報告の中身をどう受け止めるかは企業が決めることです。普段どおりに解いている限り、必要以上に怖がらなくて大丈夫ですよ。

カメラの許可を求められない時は

『受けたWebテストでカメラの許可を聞かれなかった。これって知らないうちに監視されてる?』という声もあります。

AI監視型は、Webカメラの映像を使う仕組みです。カメラを使う時は、ブラウザがカメラの使用を許可するか聞いてくるのが普通です。

許可を求められず、案内にも監視の説明がなければ、監視のない方式で受けた可能性があります。気になる時は、受検案内を読み返してみてください。

受検中に避けたい動作

「見られて困る動き」ではなく「誤解されやすい動き」を避ける

AIは動きや映り方から不審な挙動を見つけます。悪気がなくても誤解されやすい動作を、先に知っておきましょう。

AIが具体的にどの動作を不審とみなすかは、公式には公開されていません。そこで、人の監督者がつくSPIのオンライン会場で禁止とされている動作を参考に、避けておきたい動きを表にしました。

避けたい動作誤解されやすい理由かわりにすること
画面の外を長く見るほかの物を見ているように映る視線を画面と手元のメモに置く
カメラの枠から外れる本人がいるか確かめられない受ける前にお手洗いを済ませる
問題を声に出して読む誰かと話しているように聞こえる黙って読む
部屋に家族が入る複数人で受けているように見える前もって時間を伝えておく
別のタブやアプリを開く調べ物をしているように見える受ける前にほかのアプリを閉じる
AI監視型のWebテストで誤解されやすい動作と、かわりにすることを並べた図解
よくある失敗

「メモ帳使用可」とあったので、手元の紙を斜め横に置いて書いていたら、視線が何度も画面の外に向いてしまうことがあります。メモ用紙は画面の手前、カメラに手元が映る位置に置いてみてください。

前の日にやっておく準備

AI監視型の準備は、カメラとブラウザ、部屋の3つです。WebGAB Secureは専用アプリのインストールが不要で、Google ChromeなどのブラウザとWebカメラ付きのパソコンで受けると説明されています。

前日のチェック
  • Webカメラ付きのパソコンで、カメラが映るか
  • 案内で指定されたブラウザで開けるか
  • 顔がはっきり映る明るさか
  • ほかのアプリやタブを閉じたか
  • 家族に受検の時間を伝えたか

例えばこんな場面

実家の自分の部屋で、夕方に受ける場合を考えてみます。家族が帰ってきてドアを開けたり、声をかけたりすると、カメラやマイクに映り込むことがあります。

前の日に、ひと声かけておくだけで心配はかなり減りますよ。

「明日の18時から1時間、部屋でテストを受けるから入らないでね」
「分かった。電話もリビングでするね」

部屋の照明も確かめておきたい所です。窓を背にして座ると顔が暗く映ることがあるので、顔の正面から光が当たる位置に机を置いてみてください。

パソコンや通信の確かめ方は、Webテストの受検環境|パソコン・スマホ・通信で確かめることで紹介しています。TG-WEBの科目はTG-WEBとは?i9・i9neoの違いと対策の進め方で確かめられます。

受検を始める時の手順

AI監視型は、受検期間内なら自分の好きな時間に始められる方式があります。その分、始める前の準備も自分で整える必要があります。

受検を始める手順
  1. 受検案内のテスト名と受検期間をもう一度確かめる
  2. 指定のブラウザでURLを開く
  3. 注意事項と同意画面を最後まで読む
  4. ブラウザにカメラの使用を聞かれたら許可する
  5. 顔が映っているかを確かめてから検査を始める

例えば締切の前日の夜に受ける場合、通信が混む時間や家族が帰ってくる時間と重ならないかも考えておきたいところです。余裕のある日を選んで、落ち着いて受けてみてください。

一人で準備を進めていて不安な時は、選考の進め方ごと相談できる先を持っておくのも1つの方法です。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

AI監視型でよくある相談

悩みは「疑われないか」と「やってしまった後」

AI監視型の相談で多いのは、普通に受けたのに疑われないか、という不安です。代表的な3つに答えます。

斜め横のメモを見ていたら、カンニングと思われる?

メモ帳使用可だったので斜め横に置いて書いていたが、カンニングと思われないか不安、という相談です。

報告された内容をどう判断するかは企業が決めます。メモを使ってよいと案内されていたなら、案内どおりに受けたことに変わりはありません。

次からは、メモ用紙を画面の手前に置き、視線の動きを小さくしてみてください。受検の前に、カメラに映る自分の姿を一度確かめておくと、どこまで手元が映るかが分かります。

受検中に家族の声が入ってしまった

AI形式の監視型で、親が近くで電話を始めて声が入ってしまった、という相談です。

気になる時は、事実だけを採用担当に伝える方法があります。「受検中に家族の声が入りましたが、会話はしていません」と短く伝えれば十分です。

生成AIで調べてしまい、罪悪感がある

AI監視型の受検中に生成AIで調べてしまい、罪悪感とバレることへの不安がある、という相談です。

WebGAB Secureは、生成AIなどを使ったカンニングが疑われる挙動を検知すると説明しています。やってしまったことは取り消せないので、正直に伝えるか辞退するかを自分で考えることになります。

これからの選考では、自分の力で受けることだけを考えましょう。不正がどう扱われるかはWebテストの替え玉・代行受検がだめな理由|正しい対策の進め方で紹介しています。

よくある質問

AI監視型のWebテストは録画されますか?

公式ページでは、録画の有無までは確かめられませんでした。受検前の同意画面や注意事項に書かれていることがあるので、始める前に最後まで読んでみてください。

AI監視型は予約が必要ですか?

TG-WEB eyeは事前の予約が不要と案内されています。ほかの方式は、受検案内に書かれた受検期間や予約の有無を確かめてください。

AI監視型は海外からも受けられますか?

TG-WEB eyeは、時差に関係なく海外からも受けられると案内されています。実際に受けられるかは、企業からの案内で確かめましょう。

AI監視型でもメモ用紙や筆記用具は使えますか?

方式や企業の設定で違います。受検案内や受検前の画面に、使ってよい物が書かれているので、その説明に従ってください。

Webテストで AI監視に引っかかったら不合格ですか?

TG-WEB eyeでは、不審な行動の内容が結果とともに企業へ報告され、企業が確認してから合否を判断すると説明されています。報告がそのまま不合格を意味するとは限りません。

まとめ

この記事の要点
  • AI監視型は、Webカメラの映像をもとにAIが受検中の様子を見守る受け方
  • 代表例はTG-WEB eyeとWebGAB Secureで、C-GAB plusのWeb会場はAIと人の両方で見守る
  • 公式に説明されているのは、顔の確認と行動の見守り、不審な動きの報告や停止
  • 視線・離席・独り言・家族の出入りなど、誤解されやすい動作を避ける
  • 前の日に、カメラ・ブラウザ・部屋を確かめておく

まずは受検案内を開いて、テスト名とカメラについての説明を確かめてみましょう。

Webテストドットコム

Webテストドットコム 編集部

SPI・玉手箱・TG-WEBなど就活で使われるWebテストの種類と仕組み、受検方式ごとの準備、時間内に解くための勉強法、選考の進め方までを、はじめてWebテストを受ける就活生の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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