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受検案内に「英語」とあって、焦っている方も多いはずです。英語から離れて時間がたっていると、長文と聞くだけで手が止まりますよね。
結論から言うと、玉手箱の英語は、英文をすべて訳す力より「設問が本文の論理に合っているか」を判断する力が問われます。この記事では、その解き方の手順と、英語が苦手な人の準備の進め方が分かります。
玉手箱の英語とは?
玉手箱の英語は、200語から400語程度の文章を読み、続く設問が文章の論理と照らして正しいかどうかを判断する科目です。
『英語の長文って、TOEICみたいな問題?』と思う方もいますよね。
提供会社の日本エス・エイチ・エルは、玉手箱Ⅲの英語を次のように説明しています。
| 項目 | 公式ページの記載 |
|---|---|
| 科目名 | 英語 |
| 読む文章 | 200語から400語程度 |
| 求められること | 設問が文章の論理と照らし合わせて正しいかどうかを判断する |
| 時間 | 言語・計数・英語は各約10分 |
ここが大事なところです。英文の内容を日本語に訳せるかではなく、設問と本文の論理が合っているかを判断するんです。
ですから、難しい単語を全部知っている必要はありません。設問に関係する部分を探して、合う・合わないを決める練習が中心になります。
玉手箱全体の科目は、玉手箱のWebテストとは?科目の組み合わせと対策の順番で紹介しています。
英語があるか、どう見分ける?
玉手箱の測定項目には英語が含まれますが、どの科目を課すかは企業の設定しだいです。受検案内と受検画面の最初の説明で確かめましょう。
『英語が出るかどうか、受ける前に知りたい』という相談はとても多いです。
結論から言うと、英語の有無を事前に確実に知る方法は、受検案内に科目が書かれている場合に限られます。書かれていない時は、受検を始めた最初の画面で科目の説明を確かめることになります。
- 受検案内のメールに科目名や所要時間が書かれていないか読む
- 企業の採用ページの選考案内に、適性検査の説明がないか確かめる
- 選考体験記で、同じ年度・同じ職種の情報を探す
- 受検画面の最初の説明で、受ける科目を確かめる
選考体験記を読む時は、年度と職種、選考の段階をそろえるのがコツです。読み方は選考体験記でWebテストの形式を調べる方法|ワンキャリアの使い方で紹介しています。
英語を課さない設定の企業もあります。案内に英語の記載がなく、時間も限られている時は、計数と言語を先に固めて、英語は形式に一度触れておく程度でも構いません。
英語の有無で準備の配分を変える
英語が出るかどうかで、準備の時間の配分は変わりますよね。編集部が目安として組んだ配分の考え方です。
| 状況 | 英語にかける準備 | ほかの科目 |
|---|---|---|
| 案内に英語の記載がある | 判断の練習を毎日少しずつ入れる | 計数・言語と並行して進める |
| 案内に科目の記載がない | 形式に一度触れ、手順を覚えておく | 計数・言語を先に固める |
| 英語がないと分かっている | 練習しなくてよい | 計数・言語に集中する |
案内に記載がない時に英語をまったく見ないままだと、本番で出た時に手順が浮かばないことも。1回分だけでも、形式に触れておくと安心です。
英語の解き方の手順
玉手箱の英語は、設問を先に読み、本文から関係する部分を探して、判断の基準に沿って決めていきます。全文を訳そうとしないのがコツです。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
『最初から1文ずつ訳していたら、時間が足りなくなった』という声はよく聞きます。そこで、毎回同じ順番で解けるよう、手順を5つに分けました。
- 本文の最初の段落だけ読み、何の話かをつかむ
- 設問を読み、キーになる語(人・数・時・場所など)に印をつける
- 本文から、その語が出てくる部分を探して前後を読む
- 判断の基準に沿って、設問が本文の論理に合うかを決める
- 決めきれない時は、決めたルールで選んで次へ進む

判断の基準を先に決めておく
手順4で迷わないために、自分の判断の基準を決めておきましょう。編集部が練習用にまとめた目安です。
| 本文との関係 | 判断の考え方 |
|---|---|
| 本文の内容と同じことを言っている | 論理に合う |
| 本文の内容と食い違っている | 論理に合わない |
| 本文に材料がない、言い過ぎている | 本文だけでは判断できない、と考える |
| 言い換えで同じ意味を言っている | 論理に合う(言い換えに気づけるかがポイント) |
設問がどういう選択肢で答える形かは、受検画面の説明と例題で確かめてください。選択肢の形が分かれば、この表の考え方をそこに当てはめるだけです。
練習用の短い例で試す
編集部が作った練習用の例です。実際の出題を再現したものではありません。
本文: The library opens at nine on weekdays. On Saturdays, it opens at ten. It is closed on Sundays.
設問: The library is open every day of the week.
本文には「日曜日は閉まっている」とあるので、設問の「毎日開いている」は本文と食い違います。つまり、論理に合わない、と判断できます。
このように、設問の語(every day)から本文の関係する文(closed on Sundays)を探すのが手順3の動きです。
言い換えに気づくコツ
設問は、本文と同じ単語を使わずに言い換えてくることがあります。『本文に同じ単語がないから違う』と決めてしまうのは、よくあるつまずきです。
| 言い換えの形 | 気づき方 |
|---|---|
| 同じ意味の別の単語 | 意味が同じかを、文の流れで考える |
| 否定の形を変える | 「〜ではない」と「反対の意味の語」が同じことを言っていないか見る |
| 数や時を言い換える | 曜日・回数・順番を、本文の数字と照らす |
| 主語を入れ替える | 誰が何をしたかの関係が保たれているかを見る |
間違えた問題で言い換えに気づけなかったら、本文と設問のペアをメモしておきましょう。同じ形の言い換えに、次は気づけるようになります。
英語が苦手な人の準備
英語が苦手な人やブランクがある人は、単語を広く覚え直すより、短い英文で「設問に合うか」を判断する練習から始めるのがおすすめです。
『英文法もほとんど忘れているのに、間に合う?』と不安になりますよね。
ただ、玉手箱の英語は判断の科目です。英語の力を一から作り直すより、判断の練習に寄せた方が、限られた時間を活かせるんです。
| 段階 | やること | 次に進める状態 |
|---|---|---|
| 1. 短い英文で判断 | 数文の英文と1つの設問で、合う・合わないを決める | 関係する文を見つけられる |
| 2. 言い換えに慣れる | 同じ意味の別の言い方を、間違えた問題から拾う | 言い換えに気づける |
| 3. 長さを伸ばす | 200語から400語程度の文章で同じ判断をする | 長い文章でも関係する部分を探せる |
| 4. 時間を計る | 本番に近い時間で、初めての文章を解く | 最後の設問まで目を通せる |

例えばこんな場面
大学に入ってから英語の授業が少なく、英文を読むのは数年ぶりという場合を考えてみます。
この場合は、段階1を長めにとるのがおすすめです。数文の英文で「関係する文を探す、合うか決める」を何度もくり返すと、長い文章でも同じ動きができるようになります。
- 前回の言い換えメモを見直す
- 短い英文か長文を1つ選び、手順どおりに解く
- 答え合わせで、判断の基準のどれに当たるかを確かめる
- 気づけなかった言い換えと知らなかった単語をメモする
「この単語を知らなかったから間違えた」
「いや、単語は分かったけど、本文に材料がないのに合うと決めてしまった」
こんなふうに、間違えた理由を単語と判断に分けて考えると、次に何を練習すればいいかがはっきりしますよ。
英語の公式練習テストを使う
SHLグループは、英語の練習テストを公式サイトで公開しています。英語で書かれたページで、難易度は本番と同じとは限らないこと、結果を第三者と共有してはいけないことが書かれています。
英文に触れる練習として、SHLグループの公式練習テストを試してみるのも1つの方法です。
英語のWebテスト全体の準備は、英語のWebテスト|出る形式と英語が苦手な人の準備で紹介しています。
ひとりで準備するか、相談先を使うか
英語の練習はひとりでも進められます。ただ、『英語が出る企業かどうか自分では調べきれない』という時は、選考体験記や就活の相談先を使って、選考の進め方を確かめるのも1つの方法です。
Webテストドットコム
Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか
Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。
無料就活支援サービスの使い方を見るWebテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。
玉手箱の英語でよくある相談
英語の相談で多い「何を勉強するか」「時間」「GABやTG-WEBとの違い」の3つを選び、要約して答えています。
単語帳で単語を覚えれば対策になる?
英語の対策として、単語帳で単語を覚えるだけでも大丈夫か、という相談です。
単語を知っていると読むのは楽になります。
ただ、玉手箱の英語は設問が本文の論理に合うかを判断する科目なので、単語だけでは判断の練習になりません。単語は間違えた問題に出てきたものから覚え、判断の練習と並行するのがおすすめです。
時間が短すぎて、とても解き切れない
英語の時間が短すぎて、ひとつの文章にかけられる時間がほとんどない、という相談です。
『全部解き終わる人なんているの?』と思いますよね。
全文を訳していると、どうしても時間が足りなくなります。最初の段落と設問の関係する部分に絞って読むと、1つの文章にかける時間を減らせます。
また、1つの設問で迷ったら、決めたルールで選んで次へ進むことも大切です。迷い続けるより、ほかの設問に時間を回した方が、全体として取れる問題が増えることもあります。
練習の時から「迷ったら本文に材料がない方を選ぶ」など、自分のルールを1つ決めておくと、本番でも同じように動けますよ。
時間配分の考え方はWebテストで時間が足りない人の時間配分と解く順番のコツで紹介しています。
C-GABの英語は、玉手箱の英語と同じ?
今度C-GABを受けるが、英語が難しいらしい、玉手箱と同じ準備でいいか、という相談です。
提供会社の説明では、GABの英語(大意)はテストセンター方式のみで、50〜80語程度の英文を読み、設問に対する解答を英語で選ぶ形です。玉手箱の英語とは文章の長さも答え方も違うので、C-GABの準備はGABのWebテストとは?玉手箱との違いと対策で確かめてみてください。
よくある質問
玉手箱の英語はどんな問題ですか?
公式ページでは、200語から400語程度の文章を読み、続く設問が文章の論理と照らし合わせて正しいかどうかを判断する、と説明されています。
玉手箱に英語があるかどうか、事前に分かりますか?
受検案内に科目が書かれていれば分かります。書かれていない時は、選考体験記で同じ年度・職種の情報を探しつつ、受検画面の最初の説明で受ける科目を確かめてください。
英語が苦手でも玉手箱の英語は対策できますか?
できます。全文を訳す力より、設問に関係する部分を探して合うかを判断する力が問われるので、短い英文で判断の練習から始めると進めやすいです。
英語の勉強は単語から始めるべきですか?
単語を広く覚え直すより、判断の練習を先に始め、間違えた問題に出てきた単語を覚えていく方が、限られた時間を活かせます。
TG-WEBの英語とは形式が違いますか?
ヒューマネージの公式ページでは、TG-WEBの英語能力検査i9eは15分で、TOEICのReadingパートと同じ形式と説明されています。玉手箱の英語とは別の形式なので、受検案内のテスト名で確かめてから準備しましょう。
まとめ
- 玉手箱の英語は200語から400語程度の文章で、設問が論理に合うかを判断する
- 英語があるかは受検案内と受検画面の最初の説明で確かめる
- 設問を先に読み、関係する部分を探して判断の基準で決める
- 苦手な人は短い英文で判断する練習から始める
- C-GABの英語(大意)は形式が違うので別に確かめる
まずは数文の短い英文で、設問に合うかどうかを決める練習を1回やってみましょう。全部訳さなくても判断できる感覚がつかめます!





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