SPI3のWebテストとは?今のSPIとの関係と対策の注意点

SPI3のWebテストと今のSPIの関係、古い問題集を使う時の注意を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。

受検案内や問題集の表紙で「SPI3」という文字を見て、『SPIとは別のテストなの?』と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、SPI3のWebテストは今のSPIのことです。提供会社の企業向けページでは、今のSPIが「SPI3」という名前で紹介されています。

この記事を読むと、SPI3という名前が何を指すのかと、問題集を選ぶ時・使う時に気をつけたい点が分かります。

目次

SPI3とは?今のSPIとの関係

先に結論

SPI3は、リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査SPIの今の版の名前です。能力検査と性格検査で構成されていて、企業は採用の場面などで結果を使っています。

提供会社の就職準備応援サイトでは、SPIは時代の変化に合わせて「SPI、SPI2、SPI3」と進化してきたと説明されています。

つまり、SPIとSPI3は別々のテストではありません。就活生の間で「SPI」と呼ばれているものの今の名前が、SPI3なんです。

『じゃあ、案内に「SPI」とだけ書いてあっても同じもの?』と思いますよね。企業によって書き方が違うだけで、受ける中身は同じSPIだと考えてかまいません。

SPI3の中身は2つの検査

SPI3は「能力検査」と「性格検査」に分かれています。能力検査には、基礎能力検査(言語分野と非言語分野)のほか、英語能力検査と構造的把握力検査があります。

検査何を見るか受けるかどうか
言語分野言葉の意味や話の要旨を的確に捉えて理解する力基本的に受ける
非言語分野数的な処理と論理的思考力基本的に受ける
英語能力検査語彙・穴埋め・長文読解など英語力の基礎企業によって出題される
構造的把握力検査ものごとの共通性や関係性を構造的につかむ力企業によって出題される
性格検査日頃の行動や考え方基本的に受ける

SPI公式サイトでは、SPIが1974年に誕生したと紹介されています。2026年3月期の実績として、年間16,500社・276.6万人が受検したとも公表されています。

企業はSPI3で何を見ている?

提供会社のFAQでは、SPI3は採用の初期選考だけでなく、面接での人物理解や入社後の育成の参考資料にも使われていると説明されています。

合格の基準は企業によってさまざまで、一律に何点以上という基準はありません。SPIの全体像はSPIのWebテストとは?科目・受検方式・対策の進め方でくわしく紹介しています。

SPI3のWebテストで受ける検査と方式

方式によって、受ける検査が変わる

SPI3の受け方は、テストセンター・WEBテスティング・インハウスCBT・ペーパーテスティングの4つです。どの方式かで、出る検査や受ける場所が変わります。

『SPI3のWebテスト』と一口に言っても、実は受け方が1つではありません。ここを知らないまま問題集を選ぶと、出ない範囲に時間を使ってしまうことも。

方式受ける場所受けられる検査
テストセンター専用会場、またはオンライン会場(自宅など)性格・言語・非言語に加え、英語・構造的把握力にも対応
WEBテスティング自宅や学校などのパソコン性格・言語・非言語
インハウスCBT応募先企業のパソコン企業が選んだテスト
ペーパーテスティング企業が用意した会場(マークシート)企業が選んだテスト

就職準備応援サイトの説明では、英語と構造的把握力はテストセンターで受ける検査です。WEBテスティングで受けられるのは、性格検査と能力検査(言語・非言語)とされています。

SPI3の受検方式ごとに、受ける場所と受けられる検査の違いをまとめた図解

対象別のテストもある

SPI3には、大卒採用向け・中途採用向け・高卒採用向けのテストがあります。新卒の就活で受けるのは、多くの場合は大卒採用向けです。

ただ、どのテストを使うかは企業が決めることです。受検案内に書かれている内容を、まず確かめておきましょう。

パソコンで受ける時に知っておきたいこと

パソコンで受けるSPI3は、手元で計算して画面上で答えを選ぶ形式です。次の画面に進むと、前の画面には戻れません。

WEBテスティングやテストセンターの問題には、問題ごとの制限時間と全体の制限時間があります。問題ごとの時間が来ると、自動で次の問題に進む仕組みです。

紙の問題集だけで練習していると、ここで戸惑う方が多いんです。練習の時から、1問ずつ答えを決めて先へ進む解き方にしておきましょう。

電卓のルールも方式で違う

テストセンターでは、検査中に計算機は使えないと公式FAQに書かれています。WEBテスティングなど他の方式の電卓の扱いは公開情報では確かめられないので、受検案内と受検画面の説明で確認してください。

古い問題集を使う時に気をつけること

「名前」より「方式と範囲」を見る

問題集の表紙にSPI3と書いてあるかどうかより、自分が受ける方式と、その方式で出る検査に合っているかのほうが大事です。先輩から譲ってもらった問題集も、この視点で見直してみてください。

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

先輩から問題集を譲ってもらったり、古い版が手元にあったりする方も多いですよね。『これで足りるのかな』と不安になる気持ちは自然です。

まず知っておきたいのは、SPIの公式の対策本は無いということです。書店などで売られているSPI対策の本は、提供会社が公認したものではないと案内されています。

問題集を使う前のチェック表

古い問題集を使う時に確かめたい点を、表にしました。

確かめる点見るところ合っていない時
受ける方式に合っているか受検案内の方式名と、問題集の対象方式に合う章だけ使う
英語・構造的把握力の扱い受検予約の画面と問題集の章立て受けない検査の章は後回し
パソコン受検の説明があるか画面の進み方の説明本番前の練習画面で確かめる
電卓の扱い問題集の注意書きと受検案内受検案内の説明を優先する
書き込みの多さ前の持ち主の答えの書き込み答えを隠して解き直す
古いSPI問題集を使う前に、方式・範囲・パソコン受検・電卓・書き込みの5点を確かめるチェックの図解

「SPI2」と書かれた問題集は?

SPIは、SPI2を経て今のSPI3になったと提供会社は説明しています。古い版の問題集には、今の受け方の説明が載っていないこともあります。

例えば、テストセンターのオンライン会場は2022年10月11日の受検分から設けられたものです。それより前に作られた本には、当然ながら載っていません。

言語・非言語の練習そのものに使うのはかまいません。ただ、受け方や当日の流れは、受検案内と提供会社の公式ページで確かめるほうが確実です。

例えばこんな場面

先輩からテストセンター向けの問題集を譲ってもらったのに、届いた案内はWEBテスティングだった場合を考えてみます。

「英語の章もやらなきゃいけないのかな」
「WEBテスティングなら、まずは言語と非言語だけで大丈夫そう」

WEBテスティングで受けるのは性格検査と言語・非言語なので、英語や構造的把握力の章は後回しにしてかまいません。その分の時間を、苦手な分野の練習に回せます。

反対に、テストセンターの案内が来て予約画面に英語が出ていたら、英語の章も早めに開いておきましょう。英語能力検査はリスニングやスピーキングがなく、語彙や穴埋め、長文読解などが出ると説明されています。

対策本と得点の関係

提供会社は、対策本で勉強しても能力の得点には影響がないことを実験で確かめた、と説明しています。一方で、出題の形式を知っておくことと、パソコンでの受検に慣れておくことは大切だとしています。

『じゃあ、問題集はいらないの?』と思うかもしれません。問題集は「点を上げる魔法」ではなく、「形式を知って本番で戸惑わないための道具」と考えると、使い方がはっきりします。

問題集で練習する時に意識すること
  • 言語と非言語の出題の型をひととおり知る
  • 1問ずつ答えを決めて進み、前のページに戻らない
  • 手元のメモに計算を書き、答えだけを選ぶ練習をする
  • 苦手な型を1つ決めて、毎日少しずつ触れる

問題集の選び方はWebテストの問題集の選び方|形式別に1冊目を決める基準で、分野ごとの練習方法はSPIの言語分野の対策|出る問題の型と語彙の増やし方とSPIの非言語分野の対策|苦手な人が先に固める単元で紹介しています。

一人で問題集を進めていて、方向が合っているか不安な時は、選考の進め方ごと誰かに相談するのも手です。大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、相談先はいくつかあります。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

SPI3のWebテストでよくある相談

悩みは「端末」と「練習の場」

SPI3のWebテストについての相談で多いのは、手持ちのパソコンやタブレットで受けられるか、本番前に練習できる場所はあるか、というものです。

SPI3のWebテストはMacでも受けられる?

自分のパソコンがMacで、SPI3のWebテストに対応しているか知りたい、という相談です。

提供会社のFAQでは、WEBテスティングの動作保証は日本語版のWindows 11と、日本語版のmacOS 10.13以降とされています。ブラウザはGoogle Chrome・Microsoft Edge・Safari 7.0以上です。

ただし、MacとMicrosoft Edgeの組み合わせは動作保証の対象外です。Macの方はSafariかGoogle Chromeで受けると考えておきましょう。

iPadで受験できますか?

SPI3のWebテストをiPadで受けられるか、という相談です。

WEBテスティングはスマートフォンからは受けられず、タブレットからの受検は推奨されていません。オンライン会場の能力検査も、タブレットとスマートフォンでは受けられないとされています。

家にパソコンがない時は、大学のパソコンが使えるかどうかをキャリアセンターなどで聞いてみてください。

友人のパソコンを借りる場合も、推奨環境に合っているかを前日までに確かめておくと安心です。

SPI3の模擬試験を受けられる所はある?

本番の前に、SPI3のWebテストの模擬試験を受けたい、という相談です。

リクナビの記事では、SPIには公式の模擬試験はないと説明されています。そのうえで、リクナビオリジナルの言語・非言語のWebテストが紹介されています。

また、本番の受検開始前には説明画面と練習画面があり、言語と非言語の練習問題が1題ずつ出ます。ここを飛ばさずに確かめるだけでも、画面の戸惑いはかなり減りますよ!

「早く本番を始めたいから、説明は読み飛ばそう」
「いや、ここが一番の練習の場だった」

本番の前に、こう思い直せるかどうかで、最初の数問の落ち着きが変わります。

よくある質問

SPIとSPI3は違うテストですか?

別のテストではありません。提供会社はSPIがSPI、SPI2、SPI3と進化してきたと説明していて、SPI3は今のSPIの名前です。

SPI3のWebテストでは英語も出ますか?

英語能力検査は企業によって出題されます。就職準備応援サイトの説明では英語はテストセンターで受ける検査で、WEBテスティングで受けるのは性格と言語・非言語です。

古い問題集でもSPI3の対策になりますか?

言語・非言語の練習には使えます。ただ、受け方や当日の流れは版によって載っていないことがあるので、受検案内と提供会社の公式ページで確かめてください。

SPI3のWebテストはどこで受けますか?

方式によって違います。WEBテスティングは自宅や学校などのパソコンで、テストセンターは専用会場かオンライン会場で受けます。インハウスCBTは応募先企業のパソコンで受けます。

SPI3の公式問題集はありますか?

ありません。書店などで売られている対策本は、提供会社が公認したものではないと案内されています。

まとめ

この記事の要点
  • SPI3は今のSPIの名前で、SPI、SPI2、SPI3と進化してきた
  • 能力検査(言語・非言語・英語・構造的把握力)と性格検査で構成される
  • 英語と構造的把握力はテストセンターで受ける検査で、企業によって出題される
  • 問題集は名前より、受ける方式と範囲に合っているかで見る
  • 受け方や当日の流れは、受検案内と公式ページで確かめる

まずは受検案内の方式名を確かめて、手元の問題集がその方式に合っているかを見てみましょう。

Webテストドットコム

Webテストドットコム 編集部

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