コンサル業界のWebテスト|選考の流れと準備の考え方

コンサル業界のWebテストについて、形式の確かめ方と準備の順番、ケース面接との配分を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。

コンサル業界を志望していて、『コンサルのWebテストって何が出るの?』と調べている方も多いはずです。ネットにはいろいろな情報があって、どれを信じればいいか迷いますよね。

結論から言うと、コンサル各社がどの形式のWebテストを使うかは、公表されていないことがほとんどです。年度・職種・選考の段階でも変わるので、受検案内で確かめる手順と、どの形式が来ても困らない準備の順番を持っておくのが近道です。

この記事を読むと、コンサルのWebテストの形式の確かめ方と、選考体験記の読み方、ケース面接まで見すえた準備の配分が分かります。

目次

コンサルのWebテストは、どの形式が出る?

先に結論

コンサル業界のWebテストの形式は、企業が公表していないことが多く、同じ企業でも年度・職種・選考の段階で変わることがあります。「この会社はこの形式」と決めつけず、自分に届いた受検案内で確かめましょう。

『先輩が受けた形式で対策すれば大丈夫でしょ』と思いますよね。ただ、先輩が受けた年と今年で、形式が同じとは限らないんです。

Webテストには、SPI、玉手箱、GAB、TG-WEBなど、提供会社ごとに違う形式があります。どれを使うかは企業が選んでいて、多くの場合、採用ページには書かれていません。

この記事で扱う企業と、くわしい記事

コンサル業界の中でも、企業ごとに記事を分けています。気になる企業がある方は、あわせて読んでみてください。

分け方主な企業
総合系・IT系アクセンチュア
総合系ベイカレント
会計系(BIG4)デロイト トーマツ、PwC、KPMG、EY
戦略系マッキンゼー、ベイン、ATカーニー
国内系アビーム、シグマクシス、リブコンサルティング
シンクタンク系NRI、日本総研

企業ごとの確かめ方は、アクセンチュアのWebテスト|新卒・第二新卒の選考で確かめること、ベイカレントのWebテスト|監視型の有無と準備の進め方、BIG4(デロイト・PwC・KPMG・EY)のWebテスト|各社の選考の調べ方で紹介しています。戦略系は戦略コンサル(マッキンゼー・ベイン・ATカーニー)のWebテスト、国内系は国内コンサル(アビーム・シグマクシス・リブコンサルティング)のWebテスト、シンクタンク系はシンクタンク系(NRI・日本総研)のWebテスト|選考の調べ方をどうぞ。

どの記事でも、企業の形式を言い切ることはしていません。確かめ方と準備の順番を、企業ごとの選考に合わせて紹介しています。

受検案内で、Webテストの形式を確かめる手順

確かめる場所は「メール・URL・最初の画面」の3つ

Webテストの形式は、受検案内のメールの文面、受検URL、受検画面の最初の説明の3か所で見当がつきます。案内が届いたら、練習を始める前にこの3つを見ておきましょう。

ここがこの記事でいちばん大事なところです。

コンサル志望の方は、受ける企業が多くなりがちですよね。1社ずつ形式を確かめておくと、練習の的外れを防げます。

形式を確かめる手順
  1. 受検案内のメールで、検査の名前や「テストセンター」「予約」の言葉を探す
  2. 受検URLのドメインをメモしておく
  3. 受検画面の最初の説明で、科目の名前と答え方を読む
  4. 科目の名前を、下の手がかり表と照らし合わせる
  5. 分からない時は、どの形式でも共通する準備から始める

科目の名前から分かる手がかり

提供会社は、公式ページで科目の名前を案内しています。最初の画面に出てくる名前と照らし合わせてみてください。

画面や案内に出てくる名前考えられる検査提供会社
テストセンターの予約、言語・非言語SPIリクルートマネジメントソリューションズ
計数(四則逆算)、言語(大意把握)、英語玉手箱Ⅲ日本エス・エイチ・エル
計数(図表理解)、言語(論理)GAB日本エス・エイチ・エル
C-GAB plus、Web会場テストセンター型のGAB日本エス・エイチ・エル
i9(判断推理力)、i9neo(基礎能力)TG-WEBヒューマネージ

受検URLから分かることは、WebテストのURLで種類は分かる?受検リンクの見方と注意点で紹介しています。

受けた企業ごとに一覧を作っておく

コンサル業界は、インターンと本選考で何度も受検案内が届くことがあります。届いた案内は、1行ずつ一覧にしておくと便利です。

記録する項目書き方の例あとで役に立つ場面
企業名と選考の段階夏インターン、本選考など同じ企業を再び受ける時に見返す
案内に出た検査の名前計数・言語・英語、テストセンターなど次に受ける企業の準備の参考にする
受け方自宅、テストセンター、カメラ付きなど受検環境を早めに整える
受検期限日付と時刻締切の重なりを避ける
受けたあとの手ごたえ時間が足りた、後半が苦しかった練習の中身を見直す

テストセンターの結果を送る場合は、どの企業に送ったかもこの一覧に書いておきましょう。SPIのテストセンターでは、一度送信の手続きを終えると取り消しができないと案内されています。

『あとで思い出せばいいや』と思っていると、何社も受けるうちに混ざってしまうんです。受検した日のうちに1行だけ書く習慣にしてみてください。

補足

GABについて、日本エス・エイチ・エルは、問題形式・問題数・制限時間・必要な道具・解き方をよく理解し、練習したうえで受けることが望まれると説明しています。本題の前には、例題と練習問題が用意されているそうです。

選考体験記は「年度・職種・段階」をそろえて読む

体験記は形式の手がかり。答えではない

選考体験記は、過去の受検者が何を受けたかを知る手がかりになります。ただし、年度・職種・選考の段階が違うと、形式も違うことがあります。

『体験記に玉手箱と書いてあったから、玉手箱だけやればいい』と考えたくなりますよね。でも、その体験記がいつの、どの職種の、どの段階の話かで、意味が変わるんです。

そろえる3つの条件

体験記を読む時は、自分の状況と次の3つがそろっているかを確かめてみてください。

そろえる条件確かめることずれていた時の扱い
年度自分と同じ卒業年度か、近い年度か古い年度の情報は参考程度にする
職種コンサルタント職、エンジニア職などの区分が同じか職種が違えば形式も違うことがある
選考の段階インターン選考か本選考か、早期選考か段階が違えば受け方が違うことがある
コンサル業界の選考体験記を読む時に、年度・職種・選考の段階の3つが自分とそろっているかを確かめる表の図解

例えば、2年前のインターン選考の体験記と、今年の本選考の体験記では、別のものとして読むのが安全です。条件がそろった体験記が複数あって、同じ形式が書かれていれば、手がかりとしての確かさが増します。

体験記で見るといい所

体験記を読む時は、形式の名前だけでなく、受け方と時期にも目を向けてみてください。自宅で受けたのか、テストセンターだったのか、カメラ付きだったのかで、準備の中身が変わります。

ESの締切から受検期限までの日数が書かれていれば、それもメモしておきましょう。自分のスケジュールを組む時の目安になります。

体験記の探し方と読み方は、選考体験記でWebテストの形式を調べる方法|ワンキャリアの使い方で紹介しています。

よくある失敗

体験記の形式を信じて1つの形式だけを練習し、届いた受検案内を見たら別の形式だった、というケースです。体験記で当たりをつけても、案内が届いたら、そちらで確かめ直しましょう。

形式が分からない時の準備の順番

どの形式でも役に立つ準備から始める

形式が分からないうちは、計算の速さ、文章を読む速さ、時間を計って解く感覚、の3つを先に鍛えておくと、どの形式が来ても困りにくくなります。

案内が届くまで形式は分からないのに、締切はどんどん近づく。そんな状況、つらいですよね。

ここでは、「今どこまで分かっているか」と「受検までの日数」で、準備の順番を決める判定表を作りました。

分かっていること受検まで2週間以上受検まで1週間受検まで2〜3日
形式がまったく分からない計算と読解の基礎を固め、主な形式を1回ずつ解く計算の速さと時間配分を中心に練習する時間を計って解く感覚だけを取り戻す
体験記で当たりがついた当たりの形式を中心に、ほかの形式も1回ずつ当たりの形式を時間を計って解く当たりの形式の問題を1セット解く
受検案内で形式が分かったその形式の苦手な型を集中して練習するその形式を本番と同じ時間で解く画面の操作と時間の感覚を確かめる
受検までの日数と、形式がどこまで分かっているかの組み合わせで、コンサル業界のWebテストの準備の順番を決める判定表の図解

計算と読解の基礎は、どの形式にも効く

SPIの非言語、玉手箱Ⅲの四則逆算、GABの図表理解は、どれも計算を正確に速く行う力が求められます。言語も、文章の要旨や筆者の考えを読み取る問題が多いです。

つまり、計算と読解の基礎は、形式が分からなくても先に進めておける準備なんです。勉強の順番はWebテストの勉強法|対策の順番と1冊を仕上げる進め方で紹介しています。

英語が出るかどうかも確かめる

コンサル志望の方からは、英語が出るのかという相談もよく聞きます。玉手箱Ⅲには英語の科目があり、SPIでも英語能力検査を出すかどうかは企業によって違うと、各提供会社が案内しています。

SPIのテストセンターでは、英語や構造的把握力の検査があるかどうかを、予約の画面で確かめられます。英語の準備は英語のWebテスト|出る形式と英語が苦手な人の準備で紹介しています。

コンサルの選考の流れと、ケース面接との準備の配分

Webテストは選考の入口。その先の準備も並行する

コンサル業界の選考では、ES・Webテストのあとに面接が続き、企業によってはケース面接やグループディスカッションが行われます。Webテストだけに時間を使いすぎないよう、配分を決めておきましょう。

『Webテストを通過しないと始まらないから、まずはそこに全力』と考える方も多いはずです。気持ちはよく分かります。

ただ、Webテストを通過したあとの面接は、準備に時間がかかります。直前に慌てないよう、早めに並行して進めておくのがおすすめです。

よく見かける選考の流れ

コンサル業界の選考の一般的な流れを表にしました。実際の流れは企業や年度で違うので、各社の新卒採用ページで確かめてください。

段階よく見かける内容準備で気をつけること
エントリー・ES志望動機、学生時代に力を入れたこと「なぜコンサルか」を自分の言葉で書く
Webテスト能力検査と性格検査受検案内で形式と期限を確かめる
面接個人面接、ケース面接を行う企業もある考えを順序立てて話す練習をする
グループでの選考グループディスカッションやジョブを行う企業もある人の意見を聞いてまとめる練習をする

時期ごとの準備の配分

ケース面接は、考え方の型に慣れるまで時間がかかると言われます。Webテストとケース面接の準備の配分を、時期ごとに変えてみてください。

準備の配分を決める時のチェック
  • 受検案内が届く前は、計算と読解の基礎に時間を多めに使う
  • 受検案内が届いたら、その形式の練習を中心にする
  • Webテストを受け終えたら、面接の準備に時間を移す
  • 毎週、ケース面接の練習を少しでも続ける
  • 締切が重なる週は、受ける企業の数を見直す

例えば、夏のインターン選考の時期にWebテストの練習ばかりしていると、面接の準備が追いつかないこともあります。週の中で「Webテストの日」と「面接練習の日」を分けておくと、両方を止めずに進められますよ。

1週間の配分の例

受検案内が届いてから受検するまでの1週間を例に、配分の形を表にしました。かける時間は人によって違うので、自分の授業やアルバイトに合わせて動かしてみてください。

曜日の例Webテスト面接の準備
月・水・金受ける形式の問題を時間を計って解く新聞記事を1本読み、要点を一言でまとめる
火・木間違えた型を解き直すケース面接の練習問題を1問考えてみる
週末受検する1週間の練習を振り返り、面接で話す材料を書き出す

ケース面接の練習では、例えばこんなふうに、考えた順番を声に出してみるのがおすすめです。

「まず、売上を客の数と1人あたりの金額に分けて考えます」
「次に、客の数が減っている理由を、店に来る人と来ない人に分けて考えます」

答えの正しさより、考えた順番を相手に伝わる形で話せるかが練習のポイントです。Webテストの計算や読解の練習も、こうした考え方の土台になります。

ひとりで調べるか、相談先を使うか

コンサル業界は、受ける企業が多く、選考の時期も早いことがあります。体験記を読み比べたり、選考の進め方を誰かに相談したりする時間をどう取るかも、準備の一部です。

ひとりで調べて進めるのが合っている人もいれば、相談しながらのほうが動ける人もいます。相談先の選び方は、新卒の就活エージェントでWebテスト対策はできる?使い方と選び方で紹介しています。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

コンサルのWebテストでよくある相談

相談は「受け直し」「英語」「手ごたえ」に集まる

コンサル志望の方からの相談では、Webテストを受けられる回数、英語の有無、受けたあとの手ごたえについてのものが目立ちます。代表的な3つに答えます。

インターンのWebテストは同じ年度に1回だけ、と書かれていた

コンサル志望で、インターンの案内に「Webテストは同一年度内で1度のみ」という記載があった。どういう意味か、という相談です。

こうした記載がある場合は、案内に書かれた決まりがすべてです。インターンで受けた結果が、その年度の本選考でも使われる可能性があるので、インターンの受検から本番のつもりで準備しておきましょう。

決まりの細かい扱いは企業ごとに違うので、迷ったら案内の問い合わせ先に確かめてみてください。インターンのWebテストの考え方はインターンのWebテスト|本選考との違いと早めに対策する理由で紹介しています。

外資系ではないコンサルでも、言語に英語は出る?

外資系ではないコンサルティング会社のWebテストでも、英語が出るのか、という相談です。

英語が出るかどうかは、企業が選ぶ検査と科目の組み合わせで決まります。外資系かどうかで決まるわけではありません。

受検案内や受検画面に「英語」の科目があるか、テストセンターなら予約の画面で英語の検査があるかを確かめてみてください。

対策なしで玉手箱を受けて、手ごたえがなかった

玉手箱のWebテストを対策なしで受けて、まったく手ごたえがなかった。冬の選考に向けて何をすればいいか、という相談です。

玉手箱Ⅲは、言語・計数・英語が各約10分と短い時間で解く検査だと、日本エス・エイチ・エルが案内しています。1問にかけられる時間がとても短いので、時間を計って解く練習が欠かせません。

冬の選考までに時間があるなら、四則逆算の計算の速さと、大意把握の読み方から練習してみてください。くわしくは玉手箱のWebテストとは?科目の組み合わせと対策の順番で紹介しています。

よくある質問

コンサル業界のWebテストは、どの形式が多いですか?

各社が公表していないことが多く、年度・職種・選考の段階でも変わるため、一概には言えません。届いた受検案内のメール・URL・最初の画面で確かめてみてください。

コンサルのWebテストのボーダーは高いですか?

合格基準は企業ごとに違い、公表されていません。ボーダーを気にするより、受ける形式を時間を計って解けるようにしておくほうが確かです。

形式が分からないうちは、何から準備すればいいですか?

計算の速さ、文章を読む速さ、時間を計って解く感覚の3つから始めるのがおすすめです。どの形式が来ても役に立つ準備です。

Webテストとケース面接の準備は、どちらを先にやるべきですか?

Webテストの受検案内が届くまでは基礎を進めつつ、ケース面接の練習も少しずつ並行するのがおすすめです。Webテストを受け終えたら、面接の準備に時間を移しましょう。

体験記に書かれた形式は信じていいですか?

手がかりとしては役に立ちますが、年度・職種・選考の段階がそろっているかを確かめてください。案内が届いたら、案内で確かめ直すのが確実です。

まとめ

この記事の要点
  • コンサル各社のWebテストの形式は、公表されていないことが多い
  • 形式は、受検案内のメール・URL・最初の画面の3か所で確かめる
  • 選考体験記は、年度・職種・選考の段階をそろえて読む
  • 形式が分からない時は、計算・読解・時間の感覚の基礎から準備する
  • Webテストのあとのケース面接の準備も、早めに並行して進める

まずは、受ける予定のコンサル企業を書き出して、選考の時期と受検案内の届き方を一覧にしてみましょう。

Webテストの全体像は、Webテストとは?就活で受ける適性検査の種類と対策の全体像でまとめています。

Webテストドットコム

Webテストドットコム 編集部

SPI・玉手箱・TG-WEBなど就活で使われるWebテストの種類と仕組み、受検方式ごとの準備、時間内に解くための勉強法、選考の進め方までを、はじめてWebテストを受ける就活生の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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