SIer(IBM・SCSK・CTC・TISなど)のWebテスト|選考の調べ方

SIerのWebテストについて、併願する時の受ける順番とCABの準備を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。

SIerを志望していると、何社も併願するうちにWebテストの案内が次々と届きますよね。SCSKのWebテストは何が出るのか、IBMやCTCはどうなのか、1社ずつ調べるだけで疲れてしまう方も多いはずです。

結論から言うと、形式は企業が公表していないことが多く、1社ずつ届いた案内で確かめるしかありません。ただ、併願の順番と練習の使い回しを工夫すれば、準備の手間はぐっと減らせます。

この記事を読むと、SIerを何社も受ける時の受ける順番の決め方と、IT職でCABが出た時の準備が分かります。

目次

SIerのWebテストは、何が出る?

先に結論

SIerの多くは、使う適性検査の名前を公表していません。形式は、届いた受検案内とログイン後の最初の画面で、1社ずつ確かめましょう。

『SIerならCABが出るって聞いたけど、本当?』と気になりますよね。

IT職の選考でCABが使われることはありますが、どの企業がどの形式を使うかは、年度や職種、選考の段階で変わります。一覧表をうのみにせず、自分の案内で確かめるのがいちばん確実なんです。

この記事で扱う企業と、体験記を読む時に気をつけたいことをまとめました。

この記事で扱う企業よく検索される言い方体験記を読む時に気をつけたいこと
日本IBMIBMのWebテスト、日本IBMのWebテスト日本の新卒採用の情報かどうか
SCSKSCSKのWebテスト年度と職種が自分と同じか
CTCCTCのWebテスト年度と職種が自分と同じか
TISTISのWebテスト年度と職種が自分と同じか
大塚商会大塚商会のWebテスト職種によって選考が違わないか
日立ソリューションズ日立ソリューションズのWebテスト日立製作所など名前の似た企業と混ざっていないか
JSOLJSOLのWebテスト年度と職種が自分と同じか
日鉄ソリューションズ日鉄ソリューションズのWebテスト名前の似た企業と混ざっていないか

名前の似た企業が多いのも、SIerの体験記を読む時の落とし穴です。検索で出てきた情報が、本当に自分が受ける企業の話かを確かめてみてください。

確かめる場所はどの企業も同じ

企業がたくさんあっても、形式を確かめる場所は変わりません。案内メールの文面、受検リンクのURL、ログイン後の最初の画面の3か所です。

形式を確かめる手順
  1. 案内メールで、テスト名・所要時間・受け方・期限を探す
  2. 受検リンクのURLのドメイン部分をメモする
  3. ログイン後の説明画面で、テスト名と科目を読む
  4. 例題の形を見て、どの科目かを確かめる
  5. 分からない時は、案内の問い合わせ先に聞く

URLの見方は、WebテストのURLで種類は分かる?受検リンクの見方と注意点で紹介しています。

案内が英語で届いた時は

外資系の企業を受けると、案内メールが英語で届くこともあります。『問題も全部英語なの?』とドキッとしますよね。

ただ、案内の言語と問題の言語は同じとは限りません。英語の案内でも、拾う情報は日本語の時と同じです。

案内に出てくる語意味読み取ること
Deadline締切いつまでに終える必要があるか
Duration所要時間中断されない時間をどれだけ確保するか
Numerical / Verbal数の問題・言葉の問題どんな科目があるか
Webcamカメラ監視型で受ける可能性があるか

この表は、英語の案内を読む時の手がかりとして編集部が作ったものです。英語のテストへの備えは、英語のWebテスト|出る形式と英語が苦手な人の準備で紹介しています。

何社も併願する時は、受ける順番を決める

志望度の高い企業を最初にしない

SIerを何社も受けるなら、受ける順番を自分で決められる場面では、志望度が比べて低い企業から受けると、本命の前に形式に慣れておけます。期限が先に来るものは、その期限を優先しましょう。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

『案内が来た順に、とりあえず受けている』という方も多いですよね。でも、受検期限の範囲で受ける日を選べるなら、順番を工夫する余地があるんです。

編集部で、受ける順番を決める時の判定表を作りました。

状況受ける順番の考え方
本命と、志望度が比べて低い企業が同じ形式志望度が比べて低い企業を先に受け、形式に慣れておく
本命の期限がいちばん早い期限を優先し、例題で形式に慣れてから受ける
形式がまだ分からない企業がある形式が分かっている企業から受けて、練習を回す
締切が同じ週に重なった所要時間が短いものから片づける

志望度の低い企業の選考も、その企業にとっては大事な選考です。練習のつもりで手を抜くより、どこも本番として受けたほうが、結果的に自分の力にもなりますよ。

SIerを何社も併願する時に、期限と志望度と形式を見て、受ける順番を決める判定の流れの図解

形式が同じなら、練習は使い回せる

別の企業の選考でも、同じ提供会社の検査が使われていることがあります。ある企業で受けた形式の練習は、同じ形式を使う別の企業の選考でも活きるんです。

例えば、ある企業で玉手箱を受けて、計数の四則逆算で時間を使ったとします。次に別の企業で玉手箱の案内が来たら、四則逆算を中心に練習しておけばいいわけです。

「前の企業で四則逆算に時間を使ったから、今回はそこを先に練習しよう」
「言語は前回それほど止まらなかったから、例題で確かめるくらいでいいかな」

こんなふうに、前の受検の記録を見ながら練習の配分を決めると、何社も受ける時の負担が軽くなります。形式が違う企業の案内が来た時も、計算や読解の土台は共通して使えますよ。

受検の記録をつける

何社も受けると、どの企業で何を受けたかが分からなくなりがちです。受けたらすぐ、次の項目を書き残しておきましょう。

記録する項目書き方の例
企業名と選考の段階SIerのA社、本選考
最初の画面に出たテスト名画面に出た名前をそのまま
科目の組み合わせ計数・言語・性格など
止まった所四則逆算で時間を使った
次の練習四則逆算を時間を計って解く

例の企業名は、説明のために編集部が付けたものです。点数は自分では分からないことが多いので、止まった所を具体的に書くのがポイントです。

IT職でCABが出た時の準備

CABは図形と記号の3科目が中心

CABは、ITエンジニアやデジタル人材のポテンシャルを測る検査で、四則逆算・法則性・命令表・暗号・パーソナリティで構成されています。ITやプログラミングの知識は問わないと説明されています。

『CABって、プログラミングができないと解けないの?』と不安になりますよね。

実は、提供会社はITやプログラミングの知識を問わない形式だと説明しています。情報系の学部でなくても、形式に慣れれば手が動くようになるテストなんです。

公式の説明をもとに、CABの基本をまとめました。

項目公式ページの記載
提供会社日本エス・エイチ・エル
科目四則逆算・法則性・命令表・暗号・パーソナリティ(OPQ)
所要時間の合計72〜95分
実施形態紙、Web、テストセンター方式
商品名WebCAB(Web)、C-CAB(テストセンター)

締切までの日数で、練習の配分を変える

CABは科目が多く、所要時間も長めです。案内が届いてから締切までの日数によって、練習の配分を変えてみてください。

締切までの日数配分の考え方
2〜3日4科目の例題に1回ずつ触れ、止まりやすい科目を1つだけ練習する
1週間ほど四則逆算をさっと確かめ、法則性・命令表・暗号に時間を回す
2週間以上全科目を練習し、最後に本番の長さで通して解く

この表は、編集部が練習の順番の目安としてまとめたものです。どれだけ時間をかけるかは、人によって違って大丈夫です。

ほかの形式の練習が活きる所
  • 四則逆算(玉手箱と同じ形)
  • パーソナリティ(OPQ)の答え方
  • 1問にかけられる時間が短い問題への慣れ
CAB向けに別の練習がいる所
  • 法則性の図形の見方
  • 命令表の命令の当て方
  • 暗号の前後の比べ方

図形と記号の問題は「決まりを言葉にする」

法則性・命令表・暗号は、どれも見えている変化の裏にある決まりを見抜く問題です。解く時は、決まりを言葉にしながら進めると迷いにくくなります。

例えば、図形が並んでいる問題なら、こんなふうに考えてみてください。

「黒い丸が1つずつ増えているな」
「向きは毎回同じ方向に回っている」

要素を1つずつ言葉にすると、次に来る形が絞れます。科目ごとの解き方はCABのWebテストとは?IT職の選考で出る科目と対策で、暗号の考え方はWebテストの暗号問題とは?CABの出題と解き方の考え方で紹介しています。

命令表は、途中の状態をメモに書く

命令表は、与えられた命令を覚えて、順番どおりに当てていく問題です。頭の中だけで処理しようとすると、途中で取り違えが起きやすくなります。

練習用の例

編集部が作った練習用の例で、実際の出題ではありません。命令「入」は先頭と末尾の文字を入れ替える、命令「戻」は2文字目を先頭に移す、と決めます。

「ABCD」に「入」を当てると「DBCA」、続けて「戻」を当てると「BDCA」です。

この例でも、「入」のあとの「DBCA」をメモに書いてから「戻」を当てると、取り違えにくくなります。途中の状態を書くひと手間が、結果的に速さにつながるんです。

よくある失敗

CABの最初の科目で時間を使いすぎて、後半で集中が切れてしまうケースです。所要時間が長めのテストなので、練習の段階で通して解く回を1回は入れておきましょう。

選考体験記の読み方

年度・職種・段階、そして社名をそろえる

SIerの体験記は、年度・職種・選考段階に加えて、社名が本当に同じかも確かめてください。名前の似た企業の情報が混ざっていることがあります。

『体験記に書いてある形式と、届いた案内が違った』という声はよく聞きますよね。年度や職種が違えば、形式が変わるのは自然なことなんです。

体験記を読む時のチェック
  • 社名が自分の受ける企業と同じか
  • 何年卒の選考か書いてあるか
  • 自分と同じ職種・コースか
  • インターン選考か本選考か
  • テスト名を本人が画面で確かめて書いているか

社名をそろえて体験記を探す方法は、選考体験記でWebテストの形式を調べる方法|ワンキャリアの使い方で紹介しています。

体験記と案内が食い違った時は

体験記で調べた形式と、届いた案内のテスト名が違うこともありますよね。そんな時は、案内のほうを信じてください。

食い違い方考えられること次にすること
テスト名が違う年度や職種で形式が変わった案内のテスト名で練習し直す
受け方が違う自宅か会場かが変わった受け方に合わせて準備を整える
科目の数が違う企業が選ぶ組み合わせが違う最初の画面で科目を確かめる

体験記で練習してきたことも、むだにはなりません。計算や読解の土台は、どの形式にも活きるからです。

SIerの選考の流れと、形式が分からない時の準備

テストは選考の入り口

SIerでも、エントリーとESのあとにWebテスト、その後に面接という流れがよく見られます。流れは企業や年度で変わるので、各社の新卒採用ページで確かめてみてください。

一般的によく見られる流れと、Webテストとの関係を表にしました。

段階よくある中身Webテストとの関係
エントリーマイページ登録、ESESと同じ時期に案内が届くことがある
筆記Webテスト、テストセンター形式を確かめて受ける
面接個人面接などテストの準備は先に済ませておく
インターン職種ごとのプログラムなど本選考で再び受けることも

テストセンターで受ける時の決まりも知っておく

SIerの選考でも、テストセンターでの受検を求められることがあります。SPIのテストセンターには、受検者が知っておきたい決まりがいくつかあると提供会社は説明しています。

  • 予約の変更や取り消しは、受検当日の各回の開始1時間前まで
  • 遅刻すると受検できない
  • 欠席を2回すると、予約や前回の結果の送信ができなくなる
  • 受検料金はかからず、服装は自由

何社も受けていると、予約の日を取り違えることもありますよね。予約をしたら、その場でカレンダーに書いておきましょう。

形式が分からない時の準備の順番

案内が届く前でも、どの形式にも効く準備はできます。

形式が分からない時の準備
  1. 中学・高校レベルの計算と割合を思い出す
  2. 等式の中の□を求める四則逆算を練習する
  3. 文章を読んで、言いたいことを一言でまとめる
  4. SPI・玉手箱・CABの例題に1回ずつ触れる
  5. 形式が分かったら、その形式の苦手な科目に絞る
SIerの選考で形式が分からない時に、計算・四則逆算・読解・3形式の例題の順で準備し、形式が分かったら絞り込む流れの図解

ほかのIT企業の調べ方は、NTTデータのWebテスト|選考の流れと準備の進め方やオービック・シンプレクス・Sky・フューチャーのWebテストで紹介しています。

併願の管理を誰かと確かめたい時は

SIerを何社も受けると、期限と形式の管理だけでも大変ですよね。ひとりで手が回らない時は、就活の進め方を相談できる先を持っておくのも1つの方法です。

Webテストドットコム

Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか

Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。

無料就活支援サービスの使い方を見る

Webテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。

SIerのWebテストでよくある相談

取り上げる相談について

SIerを併願する人からよく聞く悩みを、編集部で要約しています。各社の決まりは違うので、最後は案内と採用ページで確かめてください。

前知識なしで、練習のつもりで受けてしまった

初めてのWebテストを、前知識なしで練習のつもりで受けてしまった、という相談です。

『もっと準備してから受ければよかった』と落ち込みますよね。ただ、受けてしまった結果は変えられないので、ここからは次に活かすことを考えましょう。

まずは、最初の画面に出たテスト名と、止まった科目を思い出して書き出してみてください。それが次の企業の選考に向けた、いちばんの手がかりになります。

受けたあとに書き出すこと
  • 最初の画面に出たテスト名
  • 科目の組み合わせと、受けた順番
  • 時間が足りなくなった科目
  • 解き方が分からなかった問題の形

書き出したら、止まった形の例題を1つずつ解き直してみてください。同じ形式の案内が次に来た時、同じ所で止まらなくなっていれば十分な前進です。

Webテストを受けたあとに、テスト名や止まった科目をノートに書き出している手元の写真

別の会社で、まったく同じような問題が出た

就活で受けた適性検査で、前に別の会社で受けたのとまったく同じような問題が出た、という相談です。

これは、別の会社でも同じ提供会社の検査を使っていることがあるからです。形式が同じなら、前に受けた時の練習がそのまま活きますよ。

ただ、問題を書き残したり、人と共有したりするのはやめておきましょう。SPIの提供会社も、テストセンターで問題を書き留めたり持ち出したりすることを不正行為として扱っています。

足切りのテストなら、何を勉強すればいい?

就職試験は足切りのためと言われるが、それなら何を勉強すればいいのか、という相談です。

結論から言うと、届いた形式の例題に触れ、止まる所を減らすのがいちばんの近道です。国も企業に対して、適性検査の結果をうのみにしないよう求めていて、テストだけで全てが決まるわけではありません。

形式が分からない段階なら、計算と読解の土台から始めてみてください。

よくある質問

SCSKのWebテストは何の形式ですか?

企業が公表していないことが多く、年度や職種で変わることもあります。受検案内のテスト名と、ログイン後の最初の画面で確かめてみてください。

SIerのWebテストはCABですか?

IT職の選考でCABが使われることはありますが、どの企業が使うかは年度や職種で変わります。案内に書かれたテスト名で確かめましょう。

日本IBMのWebテストは英語ですか?

案内の言語と問題の言語は、企業や形式によって違います。最初の説明画面で、問題の言語と科目を確かめてみてください。

文系でもSIerのWebテストは対策できますか?

できます。CABも含めて、ITやプログラミングの知識を問う形式ではありません。計算と読解の土台から固めていきましょう。

受けたWebテストの結果は、自分で見られますか?

形式によって違いますが、点数を自分で見られないものも多いです。例えばSPIのテストセンターは、受検結果を本人が見ることはできないと説明されています。

まとめ

この記事の要点
  • SIerの多くは、使う形式を公表していない
  • 形式は案内メール・URL・最初の画面の3か所で、1社ずつ確かめる
  • 何社も受ける時は、期限と志望度を見て受ける順番を決める
  • CABが来たら、図形と記号の3科目に時間を回す
  • 体験記は年度・職種・段階に加えて、社名が同じかも確かめる

まずは、いま届いている案内を並べて、期限と形式を一覧にしてみましょう。受ける順番が見えてきますよ!

Webテストドットコム

Webテストドットコム 編集部

SPI・玉手箱・TG-WEBなど就活で使われるWebテストの種類と仕組み、受検方式ごとの準備、時間内に解くための勉強法、選考の進め方までを、はじめてWebテストを受ける就活生の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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