当サイトの記事は編集部が適性検査の提供会社や就職情報サービスの公開情報を調べて独自に執筆しています。Webテストの形式・受検方法・企業の選考内容は年度や職種によって変わるため、最新の情報は受検案内と各社の公式サイトで確認してください。
通学の電車や授業の合間に、スマホでWebテストの練習ができたら便利ですよね。アプリを探してみたものの、どれを選べばいいのか、アプリだけで足りるのか迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、Webテスト対策のアプリは、語彙や計算の慣れなど「短く区切れる練習」に向いています。本番と同じ時間配分の練習は、パソコンと問題集で別に行うのがおすすめです。
この記事を読むと、アプリが向く練習と向かない練習の分け方と、選び方、すきま時間の使い方が分かります。
Webテスト対策にアプリは使える?
アプリは、すきま時間に練習量を増やす道具として使えます。ただし本番のWebテストはパソコンで受ける方式も多く、画面の見え方や時間の感覚が違います。アプリは問題集とパソコンでの練習を補うもの、と考えると失敗しにくくなります。
『アプリなら気軽に続けられそう』と思いますよね。それはアプリのいちばんの良さです。
1問ずつ短く解けて、記録も残る。机に向かう気力がない日でも、スマホなら手に取れるという方も多いはずです。
ただ、本番の受け方を知っておくと、アプリだけで済ませないほうがいい理由が見えてきます。例えばSPIのWEBテスティングは、自宅や学校などのパソコンで受ける方式で、スマートフォンからは受けられないと提供会社が案内しています。
一方で、SPIのテストセンターの性格検査や会場予約はスマートフォンでもできると案内されています。TAPのように、スマートフォンでのWeb受検に対応している検査もあります。
受け方によって練習の場所を変える
| 本番の受け方 | 本番で使う端末 | 練習の場所 |
|---|---|---|
| SPIのWEBテスティング | パソコン | 時間を測る練習はパソコンで |
| SPIのテストセンター(能力検査) | 会場のパソコン、またはオンライン会場の自分のパソコン | パソコンと紙のメモで |
| スマートフォン受検に対応した検査 | スマートフォンも可 | アプリでの練習も本番に近い |
自分が受ける形式と方式は、受検案内で確かめてみてください。受検環境の確かめ方はWebテストの受検環境で紹介しています。
アプリが向く練習・向かない練習
1問ずつ短く区切って繰り返せる練習はアプリ向き、まとまった時間を測って解く練習はパソコンと問題集向きです。練習の中身でアプリを使うかどうかを決めましょう。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
『アプリで毎日解いているのに、本番で時間が足りなかった』という声はよく聞きます。原因は、アプリでは身につきにくい練習があるからなんです。練習の中身ごとに表にしました。
| 練習の中身 | アプリ向きか | 理由 |
|---|---|---|
| 語彙・言葉の意味 | 向いている | 1問が短く、繰り返すほど覚えられる |
| 簡単な計算の慣れ | 向いている | 数をこなすほど速くなる |
| 公式や解き方の確認 | 向いている | 空いた時間に見返せる |
| 長文の読解 | やや不向き | 画面が小さく、全体を見渡しにくい |
| 図表を見て計算する問題 | やや不向き | 表と設問を同時に見にくい |
| 本番と同じ時間配分 | 向いていない | 本番の画面や時間の感覚と違う |
| 紙のメモを使う計算 | 向いていない | 片手でスマホを持つと書きにくい |

例えばこんな場面
通学の電車で10分あるなら、アプリで語彙の問題を解くのにぴったりです。
一方で、図表を読み取って計算する問題は、家でパソコンと紙を用意して解くほうが本番に近くなります。SPIをパソコンで受ける時は、手元で計算して画面で答えを選び、次の画面に進むと前の画面には戻れないと案内されています。
本番の練習画面も知っておく
SPIでは、本番の受検が始まる前に説明画面と練習画面があり、言語と非言語の練習問題が1題ずつ出ると提供会社が説明しています。
本番の画面の雰囲気は、アプリでは再現しきれません。公式の例題で形式を一度見ておくと安心です。無料で練習できる方法はWebテストを無料で練習する方法で紹介しています。
アプリで練習する時のコツ
アプリは手軽な分、なんとなく解いて終わりになりがちです。次のコツを意識すると、練習が身につきやすくなります。
- 1回の練習は「語彙だけ」「割合だけ」のように分野を1つに絞る
- 間違えた問題は、その場で解説を読んでから次に進む
- 計算問題は、頭の中だけで解かずにメモに式を書く
- 正解した問題でも、迷ったものには印をつけておく
『たくさん解いたのに伸びない』と感じたら、解いた数より、間違えた問題を解き直した数を数えてみてください。伸びるのは、解き直した問題なんです。
Webテスト対策アプリを選ぶ時のチェック
アプリを選ぶ時は、評判より先に、自分が受ける形式に合っているかを確かめます。そのうえで、解説の分かりやすさや、個人情報の扱いを見ていきましょう。
『SPIも玉手箱も対策できるアプリがほしい』という気持ちはよく分かります。
ただ、形式ごとに問題の形は違います。いろいろな形式を少しずつ扱うアプリより、受ける形式に合った練習ができるかで選ぶのがおすすめです。
- 自分が受ける形式(SPI・玉手箱など)の練習ができるか
- 間違えた時に、解き方の解説が読めるか
- 間違えた問題だけを解き直せるか
- 提供会社の公式のアプリと誤解させる書き方をしていないか
- 登録する個人情報と、通知の設定に納得できるか
SPIの提供会社は、公式のSPI対策本はなく、書店の対策本は公認したものではないと説明しています。アプリも同じように考え、「公式」とうたっていても提供元を確かめてみてください。
アプリの記録で苦手を見つける
多くのアプリには、正解した問題や間違えた問題の記録が残る機能があります。この記録は、自分の苦手を見つける手がかりになります。
例えば、割合の問題ばかり間違えているなら、問題集の割合の単元に戻って、解き方から確かめ直してみてください。アプリで見つけて、問題集で直す、という往復がいちばん効率のいい使い方です。
就職サイトのアプリも選択肢になる
就職サイトの中には、アプリで使えるコンテンツを用意しているところもあります。
例えばマイナビの適性診断MATCH plusは、マイナビ公式アプリからも受検できると案内されています。ただ、これは自己分析のための診断で、能力検査の練習とは目的が違います。
Lognaviは、10分の適性検査の結果などをもとに、AIが相性のいい企業を表示する就活サービスで、アプリの利用は無料と案内されています。SPIの練習問題があるかどうかは公式ページでは確かめられなかったので、実際の画面で確かめてみてください。くわしくはLogNaviでWebテストの練習はできる?で紹介しています。
「登録すれば解答集を配る」とうたうアプリやアカウントを見かけることがあります。解答集を使うことや、問題・解答の共有は規約違反で、やってはいけないことです。練習は、自分で解いて身につける形で進めましょう。
すきま時間の使い方
アプリはすきま時間に毎日少しずつ、パソコンと問題集は週に数回まとまった時間で、と役割を分けると、両方の良さを生かせます。
『すきま時間って、結局どう使えばいいの?』という方も多いはずです。1週間の使い方の例を表にしました。
| 場面 | 使う道具 | やること |
|---|---|---|
| 通学中 | アプリ | 語彙や簡単な計算を解く |
| 授業の合間 | アプリ | 前の日に間違えた問題を見返す |
| 平日の夜 | 問題集 | 新しい単元を1つ解く |
| 週末 | パソコン | 時間を測って本番と同じ形で解く |

- 受ける形式を受検案内や選考体験記で確かめる
- その形式の問題集を1冊決める
- 問題集で間違えた分野を、アプリで繰り返し練習する
- 週末にパソコンで時間を測って解き、仕上がりを確かめる
問題集の選び方はWebテストの問題集の選び方で、勉強全体の進め方はWebテストの勉強法で紹介しています。
締切が近い時のアプリの使い方
受検期限まで日数がない時は、アプリで新しい分野に手を広げるのは控えめにしておきましょう。
それよりも、問題集で間違えた型をアプリで繰り返す、という使い方に絞るほうが、短い時間でも点につながりやすくなります。短期間での進め方はWebテストを短期間で対策する方法で紹介しています。
一人で続けるのがつらい時は
アプリで練習を続けていても、選考の進め方そのものに迷うこともありますよね。
締切が重なって勉強の時間が取れない時や、何を優先すればいいか分からない時は、大学のキャリアセンターや就活支援サービスに相談するのも一つの方法です。
Webテストドットコム
Webテストや選考の進め方をひとりで抱えていませんか
Webテストの形式や結果は、企業ごと・年度ごとに違い、ひとりで調べるには限界があります。選考体験記で過去の形式を調べる方法や、新卒向けの就活支援サービスで相談できることをまとめました。
無料就活支援サービスの使い方を見るWebテストの形式・受検方法は企業や年度によって変わります。最新の情報は受検案内と提供会社の案内で確認してください。
Webテスト対策アプリのよくある相談
アプリについての相談では、アプリで対策できるか、無料アプリだけで足りるか、受検中のアプリのトラブルなどがよく見られます。
就活生からよく寄せられる相談を、内容をまとめた形で紹介します。
SPIや玉手箱をまとめて対策できるアプリはある?
メジャーなWebテストをまとめて対策できるアプリはないか、という相談です。
いろいろな形式を扱うアプリもありますが、まずは自分が受ける形式を確かめるのが先です。形式が決まったら、その形式の問題集を軸にして、アプリは語彙や計算の慣れに使うと効率よく進められます。
無料のアプリだけで、SPIを一から学べる?
SPIの勉強は無料のアプリだけで一から学べるのか、教科書を買ったほうがいいのか、という相談です。
アプリだけだと、解き方の解説が短かったり、時間を測る練習がしにくかったりします。一から学ぶなら、解説がしっかりした問題集を1冊用意し、アプリは復習に使うのがおすすめです。
受検中にパソコンで別のアプリが起動してしまった
Webテストの受検中に、パソコンで別のアプリが突然起動してしまった、という相談です。焦りますよね。
監視型のWebテストでは、ほかのアプリを起動していないかを確かめるものもあります。受検の前に、通知や自動で起動するアプリを止めておきましょう。
トラブルが起きた時は、受検画面の案内にある問い合わせ先に、起きたことをそのまま伝えてみてください。監視型の準備は監視型Webテストとは?で紹介しています。
よくある質問
Webテスト対策はアプリだけで足りますか?
アプリだけでは、本番と同じ時間配分の練習や、紙のメモを使う計算の練習がしにくいです。アプリはすきま時間の練習に使い、問題集とパソコンでの練習と組み合わせてみてください。
アプリで練習するのに向いている分野はどれですか?
語彙や言葉の意味、簡単な計算の慣れ、解き方の確認など、1問が短く繰り返しやすい練習が向いています。
SPIはスマートフォンで受けられますか?
SPIのWEBテスティングはスマートフォンからは受けられないと案内されています。テストセンターの性格検査や会場の予約はスマートフォンでもできます。
SPIの公式のアプリはありますか?
SPIの提供会社は、公式のSPI対策本はないと説明しています。アプリを使う時も、提供元を確かめてから使ってみてください。
アプリで練習する時間はどのくらいがいいですか?
決まった時間はありません。通学中の10分など、毎日続けられる長さにするのがおすすめです。時間を測る練習は、週末などにパソコンでまとめて行いましょう。
まとめ
- Webテスト対策のアプリは、語彙や計算の慣れなど短く区切れる練習に向いている
- 長文、図表、本番と同じ時間配分の練習は、パソコンと問題集で行う
- アプリは評判より、受ける形式に合っているかで選ぶ
- すきま時間はアプリ、週末はパソコンで時間を測る、と役割を分ける
- 解答集を配るアプリやアカウントには近づかない





コメント